2017年02月27日

2017年02月26日の遠吼え


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2017年02月26日

2017年02月25日の遠吼え


























































































































































































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2017年02月25日

2017年02月24日の遠吼え






























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2017年02月24日

「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」クラーク・アシュトン・スミス

アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 (創元推理文庫)
アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 (創元推理文庫)

H・P・ラヴクラフトやロバート・E・ハワードの友人で共にウィアード・テイルズ御三家とも呼ばれるクラーク・アシュトン・スミスの作品集。彼はクトゥルフ神話で魔神ツァトグアや、魔道士エイボンを世に送り出した。

読んでみての1ページ目から最後までの感想は、翻訳の文体がダメ。に尽きる。
言葉というのは人に伝えるためのコミュニケーションツールの筈だが、
この作者は自分の為に文章を書いてるとしか思えない。
だから売れなくて早々に絶版になるんだろ。

冒頭から珍奇な造語を多用した、くどくどしいばかりで読みづらいだけの文章の作品から始まるのだがが、徐々にそういう感じでもなくなってくるので、俺が不快な文章に慣れてるわけでなく、明らかに翻訳者が最初だけ意気込んで余計な事してたのが伺える。
創元推理社や早川書房って「俺たちは角川とは違う!」みたいな妙な固執があるんじゃねえの?
ラノベを毛嫌いしても売れなければこの本みたいに絶版になるだけで、ひいては出版社自体がなくなっちまうぞ?

だいたい、編集ってのがしてないなと思ったのが、この作品の並べ方も読後感とか盛り上がりとかの構成を考えてるとは思えないごちゃまぜ間しかない。

http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488541040

アヴェロワーニュ年代記
「アヴェロワーニュ」
「怪物像をつくる者」
「アゼダラクの聖性」
「イルゥルニュ城の巨像」
「アヴェロワーニュの媾曳」
「アヴェロワーニュの獣」
「マンドラゴラ」
「ウェヌスの発掘」
「サテュロス」
「シレールの魔女」
「物語の結末」
「蟾蜍のおばさん」

「アヴェロワーニュ年代記」ってサブタイついてて、あとがき読んだら、翻訳した奴が並べた順番で、作中の編年体での時系列順なのか、と。
でもタイムトラベルしてる作品とか、年代不明の作品があるなら、そのみょうちきりんで無意味な拘りも一貫性なくて意味なんか全くねえけどな、と。

ナルニア国物語とかは一連の物語だから、作者が書いた順なんかでなく時系列で並べた方がいいと思う。
たとえ一番古い話がツカミとしては大して面白くなかったとしても解りやすさ側を無視したせいでつまらなくなってる。だからハリポみたいに続かないで映画シリーズも頓挫してる程度の魅力なんだよと。

「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り (岩波少年文庫)
「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り (岩波少年文庫)

短編なら猶更。
「サテュロス」の後に「物語の結末」が並んでいた点だけは偶然に等しいとはいえ「お!」って思った。
世界観てのはそういうもんだろう。
というかエンタメなら「物語の結末」をラストに持ってくるべきだと思う。
内容が途中からテメー何が言いたいんだよ!ってブレブレになる「はてしない物語」を描いたミヒャエル・エンデなら激怒しそうなオチが多いわけだけど、

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)
はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

狼男も吸血鬼もラミアもむしろウェルカム!なクラーク・アシュトン・スミス的にはむしろ納得のオチの数々だし。

「蟾蜍のおばさん」は時系列が解らないから最後にするってのも小説の構成としてはありえない判断だと思う。
むしろ、これがクラーク・アシュトン・スミス作品って軽いツカミとしてはむしろ向いていて、これがクライマックス!・・・って作品ではないんだから、逆にどちらかといえば冒頭に持ってくるべきだろう。

一応、あとがき解説にはC・A・スミスの黒い革表紙の手帳「黒の書」に書かれていた草稿についての概要解説があり、それだけは役にたった。

此方の方の纏められた11作品
http://www.h6.dion.ne.jp/~al_azif/averoigne/averoigne_01.htm

アヴェロワーニュ(Averoigne)
アヴェロワーニュの獣(The Beast of Averoigne)
アヴロワーニュの逢引(アヴェロワーニュの媾曳、A Rendezvous in Averoigne)
イルーニュの巨人(イルールニュの巨像、イルゥルニュ城の巨像、The Colossus of Ylourgne)
ヴィーナスの解放(ウェヌスの発掘、The Disinterment of Venus)
怪物像をつくる者(The Maker of Gargoyles)
シレールの女魔法使い(シレールの魔女、The Enchantress of Sylaire)
聖人アゼダラク(アゼダラクの聖性、The Holiness of Azedarac)
ヒキガエルおばさん(蟾蜍のおばさん、Mother of Toads)
マンドラゴラ(The Mandrakes)
物語の結末(The End of the Story)
森の神サテュロス(サテュロス、The Satyr)


以外に草稿としては
「黒の書」には

「サドクアの神託」(ツァトグア)
「アゼダラクの破滅」(「アゼダラクの聖性」の後日談)
「アヴェロワーニュの魔女」

「黒の書」以外の草稿で他に

「サバトの女王」
「アヴェロワーニュの狼男」

があるそうだが、
これらの概要を気楽に読んでるのが一番この本で有用だった。

研究者がドキュメントつくるのと、作家がエンタメ作品書いてるのは意味が違うし、少なくとも小説スタイル側は向いてねえんじゃねえの?

そして「1書を編むには満たない」とか本のボリュームなんてのはカフカの「変身」でも事足りるんだからあまりに下手な言い訳だし、

変身 ─まんがで読破─
変身 ─まんがで読破─

完訳版を目指すならそれらの草稿も訳して入れておくべき!

つまるところ、年代記といいながら、解らないものがあったり、漏れがあって全集状態でもないのならコンセプトからして問題があるって企画中に普通の論理思考能力があれば作家も編集者もプロなら気づくだろう。

何より編集が仕事してねえなーと思うのが、あとがきタイトルの

「時の彼方の神話から泡沫のロマンスへ」って奴。

小学生の作文添削でも「の」が多すぎです。長いなら読点入れろって赤入れられるレベル。

井辻朱美の翻訳よりはマシだろうと思ってこっち読んで大失敗。不完全版なら猶更。

井辻朱美の文体はエターナルチャンピオンシリーズでこりごりしたので「イルーニュの巨人」をあえて避けたのだが・・・

メルニボネの皇子
メルニボネの皇子

井辻朱美なんて、再販すればアリオッホとかありえなさすぎだろう!。
マイケル・ムアコックや早川書房もコイツが翻訳さえしてなければ、ファンタジーブームの時に日本でももっと売れてたろうにと。
「マイクル ムアコック」とかも検索性を損なう表記とか自称作家の自己満足に過ぎねえだろ。
発音に近づけるなら「マイコー」だろうし。
翻訳作家なんて他人の褌で相撲取ってるんだから、妙にクリエイター気取りで自己主張しようとすんなよ。
洋画で棒読みタレント起用してる下手な吹き替えと同じ位にネガティブな結果にしかならない。

早川や創元の起用基準ってなんなんだろうね?売れなそうな文章書く事?

といはいえ、井辻朱美の「イルーニュの巨人」側も眺めるしかないか。ヤレヤレだぜ。

イルーニュの巨人 (創元推理文庫)
イルーニュの巨人 (創元推理文庫)

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