2009年05月17日

陸奥圓明流外伝 修羅の刻 第1話 雲の如き男

陸奥圓明流外伝 修羅の刻-壱- [DVD]
陸奥圓明流外伝 修羅の刻-壱- [DVD]


陸奥圓明流外伝 修羅の刻全9巻セット通常版を含みます。

TV放送の時に1度くらい観たかな。柳生十兵衛の回か何か。


陸奥圓明流外伝 修羅の刻 -七-

まあこのアニメも原作も相当古いにしろ、マンガのストーリーにしたって当時にせよ安っぽいし古臭いよね。

時代物は横山光輝や白土三平の格が恐ろしく上なのは仕方ないにしても、それの後に書かれた物としちゃあんまりな出来だよね。
お子ちゃま向けとしてはまだしも、それにしちゃあ演出にせよ、やたら簡単にガンガンに人を殺してて命とか軽視しまくりだし、
先人達の作品の深みに比べては、あまりに恥ずかしい出来。

原作、真っ白マンガだし、動いてる感じもしないストップモーション連続絵だし。
アニメも元々線数が少ない絵なのに、さほども作画で動いてないし。

それとこのシリーズで鼻につくのは、
「拳法」と言ったり、「武芸」と言ったりしている事。

実際、「拳法」というのは割と最近の日本語で少なくとも戦後のものじゃない?
俺が思うに少林寺拳法以降のものじゃないかねえ。中国拳法という言い方も含め。


少林寺拳法

だって、中国語なら武術(ウーシュウ)だし、


近代中国における武術の発展

琉球の素手での戦い方は唐手とかティーが呼び方で、


【DVD】本部流唐手術

徒手での戦いは戦国時代は「組討」と言った筈だ。

そして「武芸」という言い方。

「武芸十八般」って言い方は江戸初期だのの頃、中国から伝わった言いかたで、武士が身につけておく嗜みスキルとはいえ、殺し合いの世の中じゃなくなってお役所仕事がメインの上辺だけの武士達がなまらないように発破をかけるためみたいな感じだし、実践としては既に形骸化した後に体系化された時代に言われた呼び方だろ。


武芸十八般

武士が殺しの術として実践を行っていたのは「芸」なんかではなく「武術」だった筈だ。


ハウツーシリーズ 古武術式 カラダにやさしい介護術

それが更には「武道」とか言い出して道=概念を説く形になった段で、
「体を鍛えるのではなく、心も磨く」とか定量化できないワケワカランこと言い出した段で、実践の術から更に遠のいて脳内での屁理屈が優先されるようになった証拠だ。

戦の無い世の中になっちまったらそういう感じにならざるを得ないってのはあるにせよ、所謂、精神論優先の傾向で殺人術から遠のいた形、要は能書き優先で形骸化した頃の呼び方な訳と思うわけですわ。

まあどうしたって「試合」はできても「死合」は無理だよね。

平和な時代になるにつれ、個々の技術も殺傷方法から、護身術、スポーツの側面が強くなっていく。

明治に嘉納治五郎の手により「柔術」は「柔道」になり、
それ同様に「剣術」が「剣道」になる。


嘉納治五郎師範に學ぶ

千葉周作が幕末に教えていたのは「剣術」だが、
それを教える場所は既に「道場」だったりする


千葉周作(1)

そして、余談だが、「忍術」が「忍法」といわれたのは山田風太郎の「甲賀忍法帖」や、白土三平の「忍者武芸帳 影丸伝」という昭和中期という相当最近なんだよね。


バジリスク〜甲賀忍法帖〜 DVD 第一巻(初回限定版)★特典付★


忍者武芸帳(6)

この新参者の「法」に「殺」めかたを入れた「殺法」は更に新しくて、
柴田錬三郎の眠狂四郎が使う「円月殺法」からじゃないかねえとか。


歌舞伎座テレビ時代劇 「眠狂四郎」DVD-BOX【円月殺法】[代引き手数料無料][送料無料][ポイント10倍]【0511todaymax10_p_up】

「たかがマンガ」にこういうツッコミかよとか思われるだろうが、

アリガチ且つ中途半端なラブコメ演出なんかよりは、本来の見せ場だの位は気を利かせて欲しいと思うわけですよ。

じゃないと骨子すらチャランポランだったら、内容は空っぽのスッカラカンじゃん。


全巻セット!ご購入は当店で!【漫画】修羅の刻 (1-15巻 最新巻 + 13裏 )

修羅の刻〈壱〉陸奥円明流外伝 (マガジン・ノベルス)
修羅の刻〈壱〉陸奥円明流外伝 (マガジン・ノベルス)

posted by wolf_howling at 05:03 | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック

最近の記事