2012年01月14日

鉄腕アトム 1巻 アトム大使

鉄腕アトム(1) (手塚治虫文庫全集 BT 1) [文庫] / 手塚 治虫 (著); 講談社 (刊)

そういえばアトムの初回のアトム大使って読んでないなと思って読んでみた。

小説 アトム大使 (角川つばさ文庫) [単行本] / 大塚 英志 (著); 西島 大介 (イラスト); 手塚 治虫 (原著); 角川書店(角川グループパブリッシング) (刊)

結果はマンガの研究的な価値はあるけど、現代の娯楽としては時間の無駄。

昔の子供向けのマンガで、表現も当時のものなのは仕方ないけど、
発想は当時としてはかっとんでいるだろうけど、
ストーリーが連載もののせいでやはり全体的な構成としては楽しめない刹那的な娯楽手法だ。
(現代のジャンプもいまだにコレだが)
ゴミにされた犠牲者は小さくなっただけという描写だったからラストで救われると思いきや、流石、手塚。そのまま放置で話は終わってしまう。
悪役の天馬博士はまだしも、お茶の水博士も、タマオの両親も居なくなったままで終了。子供の読み物だがメデタシでも何でもない。

コレクターズフィギュアワールド 鉄腕アトム A−09 天馬博士

お茶の水博士 ヘッドカバー WHC353 / ホクシン交易

まあ憲兵や差別での粛清を含む内容なので、敗戦後の日本の漫画という感じも強く受けた。

手塚が「新宝島」でストーリーマンガを打ち出したので、それらが主流になり、

手塚治虫の『新宝島』

アンパンマンの作者やなせたかしは漫画家として干されて食えなくなったと言っていた。

アンパンマン大図鑑―公式キャラクター2000 [大型本] / やなせ たかし, トムスエンタテインメント, キョクイチ= (著); 水島 定昭 (監修); フレーベル館 (刊)

絶望の隣は希望です! [単行本] / やなせ たかし (著); 小学館 (刊)

(その代わり、アニメの美術スタッフとして、やなせは手塚に使ってもらう形で凌いでいた時期がある)

虫プロ・アニメラマDVD 千夜一夜物語/クレオパトラ/哀しみのベラドンナ / 青島幸男, 芥川比呂志, 中山千夏, ハナ肇, 長山藍子 (出演); 手塚治虫, 山本暎一 (監督)

所謂「滑稽な絵」としての漫画でないものの初期事例ではあるが、
子供向け作品といえど現代の子供は楽しめないし、古典を読んで「ふーん」みたいな感覚に似てる。

で、やたらとアトムが首を外す演出が作中に多いのだが、この辺を鳥山明はDr.スランプで即巻アラレにやらせてたんだなとかも思ったが

Dr.スランプ 完全版 1 (ジャンプ・コミックス) [コミック] / 鳥山 明 (著); 集英社 (刊)

作品のテイストとして、こういうのをガキの頃から読んでると、大友克洋や浦沢直樹みたいな絵が描けて演出はできるけど、トータル的なストーリーテリング能力が欠如した作家ができあがるんだろうなとつくづく思った。
思いつきで風呂敷広げても回収できないとことかソックリだ。

メトロポリス [DVD] / 井元由香, 小林桂, 岡田浩暉 (出演); 手塚治虫 (原著)

PLUTO (1) (ビッグコミックス) [コミック] / 浦沢 直樹 (著); 手塚 治虫 (原著); 長崎 尚志 (プロデュース); 小学館 (刊)


そういえば『手塚治虫Oマガジン』の浦沢直樹選集のラストは「アトムの最後」なのだが
http://www.comicpark.net/tezuka/list/selection.htm#urasawa

アレこそ「全く救いの無い話」と「人の心に残る話」というのを勘違いしてる連中にありがちな駄作だなと思った。
広告宣伝で有名になった奴が何しようが「つまらないものはつまらない」。
著名人とやらの排泄物だろうが「クソは所詮クソ」だ。
そういう汚物ですら、ありがたがる奴ら、人それを狂信者と言う。

鉄腕アトム別巻(1) (手塚治虫漫画全集 (251)) [コミック] / 手塚 治虫 (著); 講談社 (刊)

posted by wolf_howling at 20:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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