2013年11月01日

石ノ森章太郎 マンガ日本経済入門 part2



part1が商社マンで、

マンガ 日本経済入門 (Part1) [コミック] / 石ノ森 章太郎, 石森プロ (著); 日本経済新聞社 (刊)

本作は銀行がメイン。

半沢直樹もこれも所詮、フィクションではあるが、銀行ってのが預金者ホッタラカシの薄汚い金貸しって事だけはいつの時代も変わらないって解る。

オレたち花のバブル組 (文春文庫) [文庫] / 池井戸 潤 (著); 文藝春秋 (刊)

リアルは現在進行形でこうだからな。

>みずほ銀、負の遺産が旧第一勧銀の“ごみ捨て場”企業破綻で露呈〜不良債権の受け皿
http://biz-journal.jp/2013/11/post_3239.html

>三菱UFJ銀マルチ勧誘・巨額損失事件、被害女性が告訴へ〜銀行側は謝罪するも責任認めず
http://biz-journal.jp/2013/09/post_2876.html

>ゆうちょ銀行、ブラックな実態〜多発する個人口座消失&顧客情報紛失事故、社員の横領…
http://biz-journal.jp/2013/09/post_2876.html

この本が書かれた80年代ですら、ホールセールバンキングからリテールバンキングへって言われてるが、
結局、大口の企業の側しか金貸しはみてねえし、個人はノンバンク系に丸投げした結果が暴力伝でも構わす融資。

個人じゃ預金者相手に保険売るにしろ、クソ忙しい昼日中に電話かけてきやがって、昼間に銀行に出てこいってぬかしやがる。ホント。銀行員てのは自分の事しか考えられない、相手のことを考える能力が皆無な連中だって自分で言って回ってるレベルのバカばっかり。
電話を散々鳴らしてきたのは、みずほ銀行、三井住友銀行。
みずほ銀行は流石に今回の件で「電話してる貴女が悪い訳じゃないが、形成層の対応があんなだから、お宅とはもう関わりたくない」って言ってやった。

三菱UFJなんて俺が1000万円下ろしたら、カウンター越しにペラペラの紙袋に入れて渡しやがった。
しかも、紙袋がチャチなせいですぐに1000万円の重さに耐えられないで敗れた。
手数料値上げだの、自分の事しか考えない寄生虫銀行どもは預金全部引き上げて潰して、金利なり何なりメリットがある銀行だけが生き残ればいい。

マンガのレビューに戻ると、懐かしくも笑えるのが音声入力の話が出てくるのだが、IBMのViaVoiceは上手くいかなくてNuanceに売る羽目になったろ(苦笑

ドラゴンスピーチ11J 通常版 ヘッドセットマイク付 / ジャストシステム

そしてIBMがソフトウェアに著作権をアメリカ政府ぐるみで主張して、互換機作ってた日本メーカーに圧力をかけるって話だが、でも、結局この後にエンタープライズ系はメインフレームやワークステーションからPCに推移したせいで、IBMは1992年に50億ドルも赤字を出して、クラッカー屋から転身したルイス・ガースナーが現れるまでは死にかけになるまで衰退した。

>倒れ行く巨象を変貌させたガースナーのIBM改革のやり方
http://diamond.jp/articles/-/32436

巨象も踊る [単行本] / ルイス・V・ガースナー (著); 山岡 洋一, 高遠 裕子 (翻訳); 日本経済新聞社 (刊)

一方で、ソフトウェアの著作権と薄汚い独占手法で巨万の資産を手にしたのは言うまでもなくビル・ゲイツだ。この後の時代のことが全く読めてなくて笑える。

そしてゲイツの帝国もリーナスやGoogleが無料でOSをばらまき、Appleも追随してOSなんかで儲ける事はもう無理って時代に、クソOSのWindows8なんかを出して、XPの期限でアップデート料金を強要しようとするビジネスなんてのはこの先すぐに崩壊するだろう。

まあAppleのジョブズはゲイツよりも酷い独裁者でハードもソフトもコンテンツも独占して強要しようっていうクズだからAppleの寿命もMac同様に先は長くない。

スティーブ・ジョブズvsビル・ゲイツ (PHPビジネス新書) [新書] / 竹内 一正 (著); PHP研究所 (刊)

フィクションを作る際にはイマジネーション能力やクリエイティビティが大切なはずなのに。本作は全くそういう点が感じられず、ラストはトンデモ理論経済学という酷いザマだ。

俺、マンガ日本経済入門のアニメ版も見直してみたい気分が少し前はあったが、このバカげた内容を思い出した。放送当時の学生時代ですら、アメリカの南米の不良債権を日本が引き受けて丸く収まるとか、ポチ外交がすぎるキチガイ沙汰だと、あまりの頭の悪さにあきれ返ってた。

案の定、作中同様、リアル側でも風見鶏と言われた売国奴、中曽根康弘のせいで日本は失速。

この漫画では日米自動車貿易摩擦も扱ってるが、現実側では、その後のゼネラルモーターズやクライスラーの倒産ていうザマが全てを物語っている。

日米自動車摩擦の国際政治経済学―貿易政策アイディアと経済のグローバル化 [単行本] / 小尾 美千代 (著); 国際書院 (刊)

レーガノミックスと、レーガンの戦争好きと無能さを継承したブッシュ親子のせいでアメリカは双子の赤字でズタズタになり純債務国にまで転落。今ではアメリカ人たち自身ですらも「レーガンは無能な大統領だった」って客観的に批判されている。

アメリカ農政の大失策―ニューディールからレーガノミクスまで [単行本] / ジェームス ボヴァ...

一方、マンガでも指摘されているが「金余り」の用途を「不動産神話」に依存し、テクノロジー側を重視しなかった日本でも銀行が破たんする事態にこの後陥る。

というか、マンガはフィクションにしろ、権力を振りかざしていた一方で、実質無能だった大企業、政治家、役人が食い物にした国家が崩壊失速する将来を考察から指摘、批判することもできただろうに。

だからこそ、こういう愚かしさだけが結果論的に証明される本に「入門」というタイトルは全く相応しくない。日経がする予測は絶対に当たらないから逆張りをすれば必ず勝てる。
日経関連のメディアに取り上げられることはデスノート状態。

デスノート / DEATH NOTE コンプリート DVD-BOX (1-37話, 840分) アニメ [DVD] [Import]

絶版してくれてくだらないコンテンツが流通しなくなってくれてることだけは、アナログにも価値がある証明だな。
まあデジタルでも同じことで、膨大な情報の中に埋もれて、無いも同然になるのだが。

兎に角、経済学者だの名乗ってる「占い師」どもは無視するに限る。
天気予報と同じで雨が降っても良いように傘を随時持ち歩き、自分で判断をし、他人は信用せず責任転嫁もしないことだ。

過去のデータ見たところで、異常気象の予測方法や、自民党がアメリカ追随で持ち込んだ原発がまき散らす放射線の対策手法は出て来ねえ。

太陽活動と景気(日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫 ブルー し 9-1) [単行本(ソフトカバー)] / 嶋中 雄二 (著); 日本経済新聞出版社 (刊)
太陽活動と景気(日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫 ブルー し 9-1) [単行本(ソフトカバー)] / 嶋中 雄二 (著); 日本経済新聞出版社 (刊)

posted by wolf_howling at 23:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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