2014年02月25日

「キック・アス」

キック・アス<スペシャル・プライス版> DVD / アーロン・ジョンソン, クロエ・グレース・モレッツ, クリストファー・ミンツ=プラッセ, ニコラス・ケイジ (出演); マシュー・ヴォーン (監督)
キック・アス<スペシャル・プライス版> DVD / アーロン・ジョンソン, クロエ・グレース・...

これは続編もできたけど、

キック・アス/ジャスティス・フォーエバー [DVD]

「キック・アス」の公開された2010年の同じ年に製作された似たような『 スーパー!』ってのもあった。

>映画『スーパー!』(2010年)
http://read.seesaa.net/article/358608860.html

スーパー! スペシャル・エディション [Blu-ray] / レイン・ウィルソン, エレン・ペイジ, リヴ・タイラー, ケヴィン・ベーコン (出演); ジェームズ・ガン (監督)

差は{スーパー!」は中年のヲタクオッサンが若い頃のヒーローへのあこがれを年食って武器だの大人買いしてやってみるって感じに対して、「キック・アス」はティーンネージャーをメインにしてて、双方リアルな残酷シーンと皮肉のオンパレードだけど、「キック・アス」はカタルシスがある分、スーパー!と評価が大きく分かれたんだろうと思う。
まー何よりアメコミのプロのマーク・ミラーが原作やってるところが大違いで、細かくアメコミネタをセリフに入れてくるのでオタクは当然喜ぶ。

キック・アス (ShoPro Books) [単行本(ソフトカバー)] / マーク・ミラー (著); ジョン・ロミータJr. (イラスト); 光岡三ツ子 (翻訳); 小学館集英社プロダクション (刊)

スパイダーマンのベン伯父さん曰くの名言。

スパイダーマン [Blu-ray] / トビー・マグワイア, ウィレム・デフォー, キルスティン・ダンスト, ジェームズ・フランコ (出演); サム・ライミ (監督)

"With Great Power comes Great Responsibility"
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」


に対して「キック・アス」は「じゃあ力を持たないものはどうするのか?」、力が無い事を言い訳にして何もしないで見ているだけか、スルーするしかないのか?ってテーマもあるのだろう。
そこがただの皮肉に終わらないで滑稽だけども勇気をふるう変わり者を描く形に繋がっているようではある。

まあマーク・ミラーのX-MENで、ビルの間をスイングして闊歩するクモ男や、地球を静止できるほどの力を持つ磁界王が実存する世界に住む一般市民の精神状態も普通じゃいられない的なセリフがあって、なるほどそれは解り易いと思った記憶がある。

シビル・ウォー (MARVEL) [単行本] / マーク・ミラー (著); スティーブ・マクニーブン (イラスト); 石川裕人, 御代しおり (翻訳); ヴィレッジブックス (刊)

でも、こっちもスーパーヒーローもののバイオレンスブラックコメディには変わりなくて、宣伝の時にはやたらとタレントだのに褒めさせてヒットガールのアクションとやらも素人の付け焼刃丸出しで実際はたいしたことはない。細かいカットつなぎでごまかしてるだけ。

ヒット・ガール [単行本(ソフトカバー)] / マーク・ミラー (著); ジョン・ロミータ・Jr. (イラスト); 光岡三ツ子 (翻訳); 小学館集英社プロダクション (刊)

まー、1989年のバットマン映画からアメコミのリバイバルは始まったわけだけど、

バットマン [DVD] / マイケル・キートン, ジャック・ニコルソン, キム・ベイシンガー, ジャック・パランス (出演); ティム・バートン (監督)

ポップカルチャーの扱いをうけるまではスーパーヒーロー達は子供の読み物扱いで、ぴちぴちタイツも嘲笑の的だった。

流石に20年が経過して一周してパロディってことなんだろう。

ちなみに海外にはRLSH(Real-life superhero)ってのがあって

>The Real Life Super Hero Project
http://www.reallifesuperheroes.com/

Phoenix Jonesってのは実在するガチでコスプレしてるクライムファイター。

>シアトルで実際に活動するリアルヒーロー「Phoenix Jones」
http://blog.livedoor.jp/otataho/archives/30016477.html

見回りをする形での防犯ボランティア集団はガーディアンエンジェルスみたいなのが昔からあるけど、
制服じゃなくてコスプレ状態なのが大きな差だな。
まあ逆恨みされないように正体隠したり、逆に目立つことでの声がけ防犯効果とかは実用的な機能としてあるかもね。

日本では会談でのベビーカー上げ下ろしを手伝う「ベビーカーおろすんじゃー」や

>ベビーカーおろすんじゃー
http://ameblo.jp/kp-4m343/entry-11633069211.html

愚痴や相談事をきく話し相手になるクレイヴァルスって御当地ヒーローがいるそうだ。

>五反田駅前で子供と対話するクレイヴァルス
http://shinagawa.keizai.biz/photoflash/2045/

別に個々人ができる良い事はクライムファイターとかばかりじゃなくていいわけで。

ともあれ、アメコミというよりもバンドデシネっぽい3DCG映像のカットと、ニコラス・ケイジのイカレポンチ親父の演技は良いと思った。

キック・アス2 [単行本(ソフトカバー)] / マーク・ミラー (著); ジョン・ロミータ・Jr. (イラスト); 光岡三ツ子 (翻訳); 小学館集英社プロダクション (刊)
キック・アス2 [単行本(ソフトカバー)] / マーク・ミラー (著); ジョン・ロミータ・J...

posted by wolf_howling at 03:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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