そろそろ公開して良くなったので、告知しておきます。『トーグ』の再翻訳と出版が決りました。翻訳も終わって、調整に入ったところです。 #torg #trpg
— 山北篤 (@Gheser) 2014, 6月 23
4月の時点でとっくに新版翻訳決定だから下記の「前の」って言い方だったんだな。言葉の端々からリーディングしてリーク情報を憶測しやすくて情報集めるこっちとしてはいいけど、ビジネスパートナーとして守秘義務とか決して任せられないタイプだね。口が軽すぎ。
そういえば、前の日本版トーグが終わってしまったのは、1人の日本人ファンのえげつない暴走のせいだ、という噂があった。
が、実際には本国の版権元が倒産して、版権所有者がはっきりしなくなったせいです。
— 細江ひろみ (@VHosoe) 2014, 4月 5
なお、くだんの暴走については、当時FEARの面々があちこちの組織に説明しまくり、頭下げまくり、米本社に資料送りまくりで、クリアした上での、このオチだった。
— 細江ひろみ (@VHosoe) 2014, 4月 5
>wikipedia トーグ 日本語版の発売停止について
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B0#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E8.AA.9E.E7.89.88.E3.81.AE.E7.99.BA.E5.A3.B2.E5.81.9C.E6.AD.A2.E3.81.AB.E3.81.A4.E3.81.84.E3.81.A6
ん?
>版権元が倒産
2003年に再生新設された形で解りにくいとはいえWest End Gamesが破産状態に陥ったのが1998年。
シリーズ最初の英語版が出たのが1990/06

Torg Rpg
邦訳「トーグ基本ルール」出版したのが1993/01

トーグ基本ルール
で、問題の表記が仕込まれたTokyo Citybookも1993/01の発行

Tokyo Citybook
1993から1998まで5年間も説明や説得やってたっての?
ちなみにこれまで邦訳版で最終だった出版物のトーグ・ソースブックオーロシュ発売日が1995/12

オーロシュ―トーグ・ソースブック
こっち側はアメリカ版で問題記述が入ってた書籍が出てからほぼ3年経過しても出版活動ができて証拠であるわけだし、WEG破産まで2年以上は余裕がある。
時系列から見るにつまるところ誰かしらの説得に5年かけたとも思えず、
しかもクリアってのは一体誰の何の判断をもってなの?版元潰れてるのなら何をクリアしたと???
発言自体が矛盾してるね。
>当時FEARの面々があちこちの組織に説明しまくり、頭下げまくり
はクリアの為、じゃなくて自分達がまきこまれて攻撃される前の事前防御だったんじゃね?
出版終了についての関係も時系列から見れば逆に何の説明にもなってないし。
だって倒産期間までずっと何年も1冊について交渉してる必要もないし、それ以前に他のソースブックのSpace GodsやTharkoldを出すなり、キャンペ−ンシナリオ集側は「力の遺品」だけじゃなくてHigh Lord of EarthやThe Gaunt Man Returns、最終回にあたるWar's Endとか、翻訳を続けても良かったわけで。(まー幕引きに相応しくない出来ってのはレビューで叩かれまくってる内容から簡単に推測できるが・・・)
>Kansas Jim's review of War's End(英文だけど大いにネタバレ)
http://www.sdc.org/~ksjim/wars-end.html
翻訳するものは他にもあったし、例のがアメリカで出版されてからも他の日本語版ソースブックは出てるわけだし。
トーグの翻訳ですが、旧ワールドブックだけではオーロシュで恐怖感が出ないといった問題があるので、各ソースブックからも一部引用して、ちゃんと各レルムの世界法則なども取り入れ、ホラーや武道、ヒーローのパワー等がプレイできるようにしてあります。 #torg #trpg
— 山北篤 (@Gheser) 2014, 6月 23
復活翻訳方針にしてもソースブックは個人的には読み物としてもまあ面白いんだけど、
「プレーヤーからすれば基本ルールのアーキタイプや追加スキルを補充してるものに過ぎない」んじゃねえの?
それこそFEARなりWoCがやってるビジネス原理と同じで複雑にして先細りとなる為に新作を増やす作業。
ところがさー、昨日のにもいろいろ書いたけど
>昨日のTORGに続きパラノイアも日本語版出版だそうだけど
http://read.seesaa.net/article/400231247.html
CD&Dが歴史的なものになりえるヒットをしたのは世界初のTRPGで大きなイノベーションであったのは圧倒的だったのはもちろんだが、
出来は様々で名作から駄作以下の害悪レベルなのもあったにせよシナリオモジュールが大量に供給されてたことが重要だと思うんだよね。
だって日本のTORGの過去の展開方法はミスタラで言ったらGAZばっかりが増やされてる感じでしょ。

The Grand Duchy of Karameikos (Dungeons and Dragons Special Module)
自称ゲームクリエイターどもはそうは感じないのかもしれないが、
ゲームを遊ぶためにわざわざシナリオを起こす作業をして、更にマスタリングをしたいという人間は割と限られてる、ってのが事実だよ。
ゲームを趣味にしている、もしくは仕事にしているって連中のシナリオのレベルですらも製品やリプレイで「あのザマ」とわかるわけだが、そんなレベルのものですらこれから始める人に「さあ作って」ってのは「敷居が高すぎる」と思うんだよね。
PCにOS入れてあるだけで「プログラム書いて」って言ってるのと同じな事に気付くべき。
顧客を増やしたいなら、その中に更にソフトウェアとサービスを入れないと普通は使えないよ。
だから「プレイ動画」やリプレイって伝わりやすいコンテンツから興味喚起されてるってアタリマエの現象や結果に気づけと。
まーそういう所に日本だとグレーゾーンで同人シナリオだのが昔はビジネスとして入り込んでたりもあり、自称プロがそこから出てきたりもしたんだろうけど、ネットがある現状だとどこまで何を公開していいのかって事についてもはっきりしておいた方がいいと思う。
ボランティアサポート的なファンジンにまで噛みついて衰退したのがTSRで、新和の鈴木土下座衛門事件だし。

ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版スターター・セット

BASTARD!! 暗黒の破壊神 1 邪神の章1 (集英社文庫 は 41-1)
ともあれ良く考えると邦訳基本ルールと問題書籍の英語側の出版年が1993年の1月って事は問題個所がその時点で発覚してればその段で基本ルール自体も回収扱いだった可能性もある。
なにせLand of NinjaのケースではHJはRPGマガジンでやってたリプレイ連載「飛鳥風雲録」まで何のアナウンスもなしに打ち切りって緊急対応してた。
実際に圧力を受けた企業と、出版した後にヤバイ!って気づいた連中の差だったのかも知れないけどね?
何より、今回、わざわざこのツイートを拾ったのは
>くだんの暴走については
ってあるから、【TORG発禁事件】の
http://www16.atwiki.jp/takugedic/pages/47.html#TORGjiken
>執筆者として参加していた日本の西尾弦一が、同書を個人で輸入販売したことから混乱が生じ
>『Tokyo Citybook』が日本人の著者を招いたにも関わらずこの問題に大きく抵触したのは、TORG原書版の熱狂的な支持者として邦訳版を非難したことで知られている執筆者の西尾弦一が、確信犯として邦訳の妨げとなる記述を入れたからとされている。
って「1人の日本人ファンのえげつない暴走」については逆に存在を認めたことにならねえか?
>くだんの暴走については、当時FEARの面々があちこちの組織に説明しまくり、頭下げまくり、米本社に資料送りまくり
ってあって「あちこちの組織」って書き方が「企業」ではないのでWEGや新紀元社っぽくない。
「組織」って言い方がまた色々と情報を提供してくれてるんだよなあ。

行動分析学入門
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