2014年12月12日

艦これから学んでない「TRPG ONLINE」「小説家になろう」リプレイ投稿規約 (その1)

艦隊これくしょん ―艦これ― 艦これRPG 着任ノ書 (ゲーム関係単行本)
艦隊これくしょん ―艦これ― 艦これRPG 着任ノ書 (ゲーム関係単行本)

告示はとっくにされてるものでNEWSでも何でもないんだけど

>「TRPG ONLINE」「小説家になろう」リプレイ投稿規約
http://syosetu.com/site/replay/

下記ツイートに反応頂いてたのでエントリとして起こしてみる。




>「艦これコミック大賞」が休止、3月から募集も第1回締切時点で12作品。
http://www.narinari.com/Nd/20140626576.html

艦これは2014年09月で

http://www.gpara.com/infos/view/15922
登録者数は220万人規模。MAU(1ヵ月に1回以上プレイしているアクティブユーザー)が40〜50%(100万人規模)で、DAU(1日あたりのアクティブユーザー数)はその半数にあたる50万人規模


というヒットゲームなのに何故2か月で3作品、投稿者2名しか集められなかったのか。

>【艦これ】艦これコミック大賞、閑古鳥が鳴く【悲報】
http://kanmusu.blomaga.jp/articles/25726.html

出版社のデジタル嫌いは30年以上の歴史のもの、ネットリテラシの無さも現状維持で衰退ってなのは周知の事実だが、問題個所はここ。

>「コミックウォーカー 艦これコミック大賞」投稿規約
http://www.commucom.jp/creator/cw/guide/terms

第3条 (知的財産権)
メンバーが本サービスに送信した一切のコンテンツ及び情報(以下「コンテンツ等」といいます。)の著作権その他一切の知的財産権は、メンバーに帰属するものとします。

但し、メンバーは、当社に対して、コンテンツ等を日本の国内外において無償で非独占的に利用する権利(複製権、上演権・演奏権、上映権、公衆送信権(放送権・有線放送権・自動公衆送信権、送信可能化権、公の伝達権を含む。)、口述権、展示権、頒布権、譲渡権、貸与権、翻訳権、翻案権、二次的著作物の利用に関する原著作権者の権利を含みますが、これらに限られません。また、当社が第三者に対してする再許諾を含みます。)を許諾したものとします。

メンバーは当社及び当社が指定する第三者に対して著作者人格権を一切行使しないものとします。



コレなんだよ。

角川歴彦は「編集著作権、隣接権的なものを与えるべき」って出版社、編集者側の権限強化を4年以上前から言ってる。




編集者がただの原稿回収業の上に、むしろ作家にダメージを与えて創作を邪魔してる側が多数ってのは俺個人の体験から、有名な裁判沙汰まで枚挙に暇がないだろ。
「耐えよペン」も角川の話だよな(苦笑

>うかつ賢二「耐えよペン」に見る酷い編集者の実態
http://d.hatena.ne.jp/soorce/20080716

兄弟骨肉のお家騒動とか巻き込まれる作家もたまったもんじゃねえよな。

更には
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/07/news012_2.html

>著作権法に「3次利用権」として「閲覧権」という新たな権利を設定するよう提案する。ネット上でコンテンツをダウンロードしたりストリーミングで閲覧する行為についての権利を設定しよう――という考え方だ。

「2次利用よりももっと軽い権利で、コンテンツを自由に楽しんでもらいながら、安価な閲覧料を徴収



とかネット権だのわけわからん事までぬかしてた。
じゃあ角川関連全て会員制サイトにして艦これもニコ動も「全員課金」でやってみそ!
絶対に完全失速するから!


そして上記の記事では

>コミケができたとき、出版社は『海賊版の巣窟』ととらえたが、角川は新しい作家を生む場ととらえてクリエイターたちに声をかけていった。


だの言ってるが、これは事情が違う。
現 KADOKAWA代表取締役専務=ニュータイプ編集長 井上伸一郎の話では
「他社は既にマンガが書ける作家さんを抱えていたが始めたばかりのうちにはいなかった。だから最初のうちはアニメーターに声をかけてマンガを描いてもらっていた」との事で、作家を集めざるを得ない止むに止まれぬ事情が角川にはあっただけで、2次創作に好意的だったからではない。学会で本人が話してた。

ファイブスター物語 リブート コミック 1-7巻セット (%コミックス)
ファイブスター物語 リブート コミック 1-7巻セット (%コミックス)

二次創作と作家の著作権軽視の証拠が規約に書いてあるこのダブスタである。

「富士見書房公式 TRPG ONLINE」「小説家になろう」リプレイ投稿規約
https://ssl.fujimi-trpg-online.jp/freepage/197

▼TRPGリプレイ作品の書籍化等について
投稿されたリプレイ作品を書籍化(紙・電子問わず)等する際には、
別途、各著作権者ならびに株式会社KADOKAWA(富士見書房BC)の許諾を得ることが必要です。


何で投稿受け付けただけでお前らに権利が発生してんだよ!

逆を言えば、間違ってこんなサイトに投稿でもしてしまって、その後、個人誌を作ろうと思った、もしくは他の出版社から書籍化のチャンスが!って時に、何故か角川が許さない!とか言い出す危険性があるサイトなんですねえ。こんなで誰が使うかと。

10年前にLivedoor、gooブログ、6年前にmixiが著作人格権不行使条項で炎上したのも相当昔の話だが、あの時点でここの運営してるブログはアウト、ここはセーフって線引きがユーザーにあって民族大移動だのしてたのに。

下記は当時のもので規約を修正したところや、サービス自体が消滅してるのもあるが歴史の証拠まで、

>LivedoorBlog以外にも権利侵害規定!ブログ著作権規約を全チェック
http://www.kotono8.com/2004/11/14copyright.html

>主要ブログサービスの著作権規定、格付け一覧
http://informatics.cocolog-nifty.com/news/2008/03/post_edf5.html

まあ規約に書いてないサービスは「運営側は自由にあらゆることを行うことができる」って記述は明らかにウソで、何も書いてないなら現行法に準拠して著作権は作成時に自動的にに生まれて作者に帰属、著作人格権もそのままってのが普通の法解釈だろ。

さて、てな感じで10年以上、UGCの著作人格権についてはユーザー=制作者サイドはこれだけ神経質にやってきたのに、流石出版社リテラシ!いまだにかと!

・・・長くなったのでエントリ分けます。

>艦これから学んでない「TRPG ONLINE」「小説家になろう」リプレイ投稿規約 (その2)
http://read.seesaa.net/article/410502489.html

60分でわかる! 図説 著作権 (ディスカヴァー携書)
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posted by wolf_howling at 04:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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