2016年03月02日

「ツマヌダ格闘街」 藤子不二雄パロディキャラ格闘大戦 

ツマヌダ格闘街(1) (ヤングキングコミックス)
ツマヌダ格闘街(1) (ヤングキングコミックス)

ebookjapanの少年画報社48時間限定無料キャンペーンで電子化されてる全巻読んだ

この作品は雑誌のアワーズに載ってた時期はそれなりに眺めてて知ってた。

格闘技は好きだし、作者がZOIDSのキャラデザイナーで、Pixivとかでもかなり高品質な藤子Fパロディやってるのも知ってる。

ZOIDS ゾイド 01 [DVD]
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でもねー、なんかいま一つこの作品は面白いと思わないのよ。
単行本状態で読むと凄く煩わしいから解るけど、前回のクライマックスをそのまま次回の頭で焼きなおすって、なんぼ月刊だからって流石にイラネエだろと。ドラゴンボールZ冒頭かっての。

ドラゴンボール全話(153話)収録 + ドラゴンボールZ(10話)収録「DVD BOX」「輸入版」
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それとやたらと街の説明、ランキングの説明繰り返しが多すぎる。
正直、ネタが無くてページ数稼いでるとしか思えません。

格闘の内容にしてもタックルは切ればいいじゃねえかよとか総合格闘技目線だと思っちゃうし、

ボクシングのパンチの動きを武器術の動きに応用はできませんって、女の忍者が短刀でやるみたいに逆手にもってナイフをパンチ殴る要領で切り付けるのは軍用のナイフファイティング技術として普通にあるんですけど。

ナイフ・ファイティング
ナイフ・ファイティング

塚原卜伝と宮本武蔵の話だけど、うんちく語るなら時代から言えば武蔵の方が1584年が生年と推測されていて、卜伝が1571年没の昔の人だから青年期の武蔵には時系列として卜伝が会ってる事はありえないから完全創作である!って有名な話を先ずは挙げとくべきじゃね?

塚原卜伝 DVD-BOX
塚原卜伝 DVD-BOX

豚肉にはビタミンBが、牛肉にはトリプトファンがーってドラエさん言ってるけど、
牛肉の赤身(80g) にトリプトファン約208mg、ビタミンB6(ピリドキシン)は約0.43mg
豚肉の脂身なし(80g) にトリプトファン約200mg、ビタミンB6は約0.38mg
ということで豚肉にも当然、トリプトファンは含有されており、ビタミンBはむしろ牛肉の方が多い。
つーか、カツオ(80g) トリプトファン約246mg、ビタミンB6約0.61mg
マグロの赤身(80g)トリプトファン約256mg、ビタミンB6約0.51mg
で、同じ量ならこういう魚食う方がいいぞ。

細かいのでは「粗忽者」ってのは「うっかり者」の事で多分にあのコマで意味的に相応しい言葉は「武骨者」。

「あごを引く」ってのはあごを下げて下側を向く事じゃ無くて、「首を後頭部側に引いて頭自体を平行に後ろにずらす事」。

ボクシングの「ボディーブローは地獄の苦しみ」に対して、頭にもらってのダウンは「天国に昇るような気持ち」って形じゃないと対語にならないじゃん???

とかとか。

それとメールヘッダだのでの特定は上手い事偽装してると警察クラスですら役立たずで、バカな犯人が物理的な証拠をわざわざ時分で残さなければ例の事件とかも実質はお手上げ。
そもSMTPってのはバケツリレーな原理知らないでこういうこと書かない方が良い。聞きかじった用語で説得力増そうとしてるのかもしれないけど、逆に何も知らない事の方が伝わる。
クラックの中でもメール偽装なんてのは楽な方で偽メールに騙された挙句、自殺した議員もいたろと。

あと相手の悪口で自分は強くならないって所は下らないのでとばしたが、相手の神経を逆撫でたりで冷静さを失わせられれば「相手を弱くすること」はできる。麻雀での口三味線とかはそういう技巧。

と、これ掲載とかせめて単行本収録前に校正入れさせてもらえればなあと思わざるを得ない。つーか相変わらず何処も出版社っていうインク乗せた紙のブローカーでしかねえ野郎共は編集作業してねえなと(苦笑)

てな感じで、なんか書籍で拾った偏った付け焼刃の豆知識にストーリーや設定側の内容が踊らされちゃってる感が強すぎるからそんなに面白く感じないのかなあと。
格闘技に詳しくないなんて決して言わないし、逆に相当にネタ仕入れるための努力もしてるのも伝わりはするんだけど、その努力がマンガの面白さに一体どれだけ反映してるかっていうと正直微妙。
推してる武術の選定も説得力を失わせてる主因だなあと。
何で現実では他流試合やったら中国拳法はボコボコにされてんの?と(苦笑)
板垣恵介はムエタイや柔術を噛ませ犬扱いしてるのはリアル側で本当に強いからマンガ的な演出としてはインチキ呼ばわりされてる中国拳法や合気道、プロレスの方が強いってやったほうが盛り上がるからって明言してるわけで。

[まとめ買い] グラップラー刃牙 (1-25)
[まとめ買い] グラップラー刃牙 (1-25)

読んでて思ったんだけど、リアルとフィクションの匙加減のせいかな?
バキは今やギャグマンガだから(W)誰も真面目な話として格闘技術については考えないし。
ホーリーランドみたいに実際の格闘技+ストリートファイト経験者が描いてるマンガの持つリアリティからはかなり遠い。

[まとめ買い] ホーリーランド
[まとめ買い] ホーリーランド

これはリアリティを補強しようといろんなものかき集めるも、そのパッチワークに逆に雑味を感じてしまうというか。
逆にザ・モモタロウ位の少年マンガ的な方の演出に突きぬける方が面白かったし売れるとおもうんだけどなあ。

ザ・モモタロウ 全5巻完結(文庫版)(ホーム社漫画文庫) [マーケットプレイス コミックセット]
ザ・モモタロウ 全5巻完結(文庫版)(ホーム社漫画文庫) [マーケットプレイス コミックセット]

まー載せてるのがアワーズで少年マンガって訳にもいかないのも解るんだけど、はじめの一歩と北斗の拳のバトルの楽しみ方は別物でしょうと。

はじめの一歩(113) (講談社コミックス)
はじめの一歩(113) (講談社コミックス)

北斗の拳 1巻
北斗の拳 1巻

後半はバトルギミックじゃなくてネタ切れでインチキ気功に加えて更なるオカルトまで出ちゃったエアマスターの深道ランキングと、

エアマスターVol.1 [DVD]
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史上最強の弟子ケンイチ的な武術技巧ハウツー的マンガを合わせた感じのマンガの筈なのに、

史上最強の弟子ケンイチ コンプリート DVD-BOX1 (1-26話, 613分) ケンイチ 松江名俊 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]
史上最強の弟子ケンイチ コンプリート DVD-BOX1 (1-26話, 613分) ケンイチ 松江名俊 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]

やっぱそれぞれとも比較しちゃうとバトルの熱さも薄い感じがしちゃうのは強さのインフレ表現が「まるでマンガかよ」的につきぬけるのか、説得力で勝負したいのかが、後者であろう割には肝心な強弱表現でデタラメとうけとれる演出が多すぎるからトータルでちぐはぐさの違和感が勝ってしまっているのだろう。(特にドラエの異常な強さとかがどうしても御都合主義すぎる)
その中途半端な感じのせいかキャラへもなんかあんまり思い入れがしにくい。

まーキャラと言えば藤子不二雄パロディキャラ格闘大戦でもあるのがこのマンガの最大の魅力だけどW。

でもねー、原型キャラがあって、パーマンはマスクマン、ハットリ君は忍者って解り易い軽めネタとかから、

パーマン 1 (藤子・F・不二雄大全集)
パーマン 1 (藤子・F・不二雄大全集)

忍者ハットリ君+忍者怪獣ジッポウ VOL.3<完> [DVD]
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相手スタンスに入れ代わる思考で先を読むのが「みきおとミキオ」とか、

みきおとミキオ (小学館コロコロ文庫 (ふ1-91))
みきおとミキオ (小学館コロコロ文庫 (ふ1-91))

このマスクって「ブラック商会変奇郎」だろとか、読んでる側も藤子FもAもに渡って幅広くマイナー作品含めて読んでねえと元ネタわかんねえだろW

ブラック商会 変奇郎(1) (藤子不二雄(A)デジタルセレクション)
ブラック商会 変奇郎(1) (藤子不二雄(A)デジタルセレクション)

でも世代なんだろうなあ。キテレツの扱いがああいう感じなのは。
世代によっちゃドラえもんグループに対するボス敵クラスとして出てきてもおかしくなくね?

キテレツ大百科 ビッグアクションフィギュア コロ助
キテレツ大百科 ビッグアクションフィギュア コロ助

とはいえ扱いは酷いがジャングル黒べえのパロディキャラとかまで出してくれてるのはそれなりに買える。
だったら中途半端にせず赤べえ、パオパオのセコンドをちゃんと出してほしかった!

ジャングル黒べえ DVD-BOX(初回生産限定)
ジャングル黒べえ DVD-BOX(初回生産限定)

でもウメ星デンカは出してくれるとは思ってたけど。

ウメ星デンカ DVD-BOX(初回生産限定)
ウメ星デンカ DVD-BOX(初回生産限定)

バウバウ大臣まで出るとは恐れ入った!W
(Wikipediaでモチーフ解説してる奴はバウワウはまだしもミュウミュウの説明がつかねえだろうに無知がと。
でも俺はIP晒してまで修正はしたくないので誰かやってW)

バウバウ大臣 (中公コミックス 藤子不二雄ランド)
バウバウ大臣 (中公コミックス 藤子不二雄ランド)

こうなったら4じげんぼうピーポコやモッコロくんとか、

モッコロくん 4じげんぼうPポコ パパは天さい!ほか (藤子・F・不二雄大全集)
モッコロくん 4じげんぼうPポコ パパは天さい!ほか (藤子・F・不二雄大全集)

「ヒョンヒョロ」ウサギとかウルトラスーパーデラックスマン出してWWW

SF・異色短編 4 (藤子・F・不二雄大全集)
SF・異色短編 4 (藤子・F・不二雄大全集)

藤子不二雄異色短編集〈3〉ウルトラスーパーデラックスマン (ゴールデン・コミックス)
藤子不二雄異色短編集〈3〉ウルトラスーパーデラックスマン (ゴールデン・コミックス)

って言うより「ガチャ子」は?WWW

藤子・F・不二雄大全集第2期(全33巻セット)
藤子・F・不二雄大全集第2期(全33巻セット)

しかし、これだけの数のキャラがいるのに、どーせ勝つんだろ負けるんだろがこれほどバレバレな格闘マンガを読んだことがない。意外性のドラマが全く無い。
13巻の最大の見せ場は絵やお話は流石に仕込んであった期間も長くて読みこませる力は確かにあったと思う。

ツマヌダ格闘街 13 (ヤングキングコミックス)
ツマヌダ格闘街 13 (ヤングキングコミックス)

でも、違う意味で先が読めちゃう…多分そうだろ、やっぱりねの連続。読んでる側からすると、あたかも全ての攻撃の流れが見切れてるような状態。でもまー、システマのバーストブリージングの後は対象的に息吹つかうだろうなあとかまで読んじまう俺が俺なのか???
「いったいどうなっちゃうのー?!」って引き込みに欠けてるんだよなー。
なんつーか作者も作品も素直、実直すぎる。

ルパン三世がコンピューターに行動の先を読まれなかった理由を聞かれた際に「ただの気まぐれさ」って言ったのは、きいてみればコロンブスの卵で拍子抜けだが、そういう「え?」「そうきたか!」って要素が欲しい!

ルパン三世 : 1 (アクションコミックス)
ルパン三世 : 1 (アクションコミックス)

んー、後は男キャラ側の魅力がなんか怪物くん以外は伝わらないから、いっそのことトーナメントで戦う方を女体化させておく、もしくはエアマスターや一騎当千みたいに男女問わないバトルにしとけばもっとお金にできたんじゃねえのかと。

一騎当千 Animation Art Works I
一騎当千 Animation Art Works I

鳥山明がドクタースランプは則巻センベエが主役として持ち込んだら、マシリトが「アラレちゃんの方を主役にしよう」といって、以降の成功がある。
Pixivからトレス絵描きを拾ってくる程度の画報社にはそういう編集者はいないか?(苦笑)

Dr.スランプ (第1巻) (ジャンプ・コミックス)
Dr.スランプ (第1巻) (ジャンプ・コミックス)

だけどこのマンガは「のび太をアドバイスで助けるドラえもん」コンセプトを「骨子としている」事から既に勝負あったなのかもなあ。色々ともったいないよなー。

普通の女子高生からいきなり格闘家って結び付けの飛躍はやや上がるが「のび子」にしとけば良かっただけだわこれ。
そもそもこれだけ女の子描くのが好きな作者が何で男側キャラに固執したのかが解らない。

ただそうしちまうと百合でもなければラブコメにならんか。ってラブコメもやりたかったんだろ作者。
なのにラブコメ展開が16巻になってからやっとで、しかも月刊連載ペースってどんだけだよW

ツマヌダ格闘街 (16) (ヤングキングコミックス)
ツマヌダ格闘街 (16) (ヤングキングコミックス)

ロシアでごたごたするネタをバッサリ切ったのは正解。これは流石に編集者が機能した?
見開きも多いのは解るけど3段の大きめコマ割りで話進めてれば、それは展開もおせえよな。
誌面ってスペースと枚数が限られてる中で大きい絵で迫力優先すれば話の展開はのろくなるし、話の要素をそれで進めようとすると説明台詞や解説ばかりになる。・・・あー、そういうことだ(察し)。

[まとめ買い] ツマヌダ格闘街
[まとめ買い] ツマヌダ格闘街

posted by wolf_howling at 04:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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