2016年03月04日

「アルゴノーツ 伝説の冒険者たち<完全版>」Jason and the Argonauts(2000年アメリカ) ヘラクレスの筋肉で解決するギリシャ神話

アルゴノーツ [DVD]
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「オデッセイ」が流行ってるから観た訳じゃなく偶然。
(そも「オデッセイ」とか邦画名称つける奴、原題ばかりかどっちの意味も理解してねえバカなんじゃねえの?)

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)
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有名なギリシャ神話の一つなのでどうアレンジしてるのかだけ見たくて観てみた。

これテレビ特番ドラマなんだろな。前後編てだけじゃなくて、途中にあからさまにCM差し込むための不自然なぶった切れカットが入ってたりするし。

んで神々の特撮描写が幻想的にしようとしてるんだろうけど演出技法が古臭くて逆に陳腐にみえちゃう。
ポセイドンなんて円谷特撮かよ!ってチャチさ(苦笑)
これ特撮側はジム・ヘンソンズ・クリーチャー・ショップが担当かよ。なんとなくなるほどだな。

でも、こまごまとしてる安っぽい心象技法の地味な演出側の方がタイミング含めて妙に光るので(水面に鳩の羽が浮いてて「あー、死んじゃったのか」と思わせて、本体は無事に飛んでくるとか)派手な特撮ものに向いてない映像屋なんだろうなあと。でも監督のニック・ウィリングってファンタジー系ばっかやってる模様。

アリス【完全版】 [DVD]
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ネバーランド【完全版】 [DVD]
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神々といえばギリシャ神話で一番やらかしてる奴は地獄の王ハデスでも、戦神アレスでもなく、主神であるゼウスってのは周知の事柄だが、ゼウスが悪役っぽい描かれ方をされてて、
これまた嫉妬パワーで多くの美女たちを散々な酷い目にあわせてきたせいで神話側だと割と憎まれ役をかってるようなヘラが良い女神様として描かれてる映像作品は珍しいなと思った。

前半はジェイソン(マスク被った殺人モンスターじゃなくて、主人公イアソンの事ね)があまり活躍しなくて微妙なんだけど、

恐怖 !! リアル ジェイソン マスク!! + 模造 ナイフ + 血糊 + クリーナー キューブ + 遮光撥水バッグ 計 5点セット 13日の金曜日 ハロウィン 仮装 パーティー コスプレ 仮面 イベント
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後半は作戦だけじゃく実際に活躍してるのでまあまあな感じにはややとりもどしてる。

火を噴く牡牛が青銅製のロボだったり、スパルトイの描写もCG使える今だからこそ触手がアーマーまとった感じのデザインだったりといいかんじ。
スパルトイは明らかにレイハリーハウゼンの「アルゴ探検隊の大冒険」へのオマージュだなとも。

アルゴ探検隊の大冒険 [DVD]
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とはいえ、アルゴノーツの乗組員って人間や半神レベルにせよ原作側がスーパーギリシャ神話大戦かよってレベルの超メンバーでのパーティー編成なので誰に見せ場をつくるかとか、そもどのメンバーをピックアップして映像に出すのかとかってレベルなので、やっぱ主人公は前半空気にならざるをえない。

>wikipedia アルゴナウタイ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%BF%E3%82%A4

なにしろヘラクレスレベルが単なる一乗組員だからねえ。

ヘラクレス [DVD]
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流石に相当にヘラクレス見せ場をもらってたけど。
特にヘラクレスだから可能!って意味での「筋肉で解決するシリーズ」は後半の見せ場だけど、その作戦やアイディアが割といい。
俺も映像観ながら「ヘラクレスいるんだからこうすればいいのに」ってずっと思ってた事はやっぱり1つはやってたし。

まーその分がっかりもしたのが、北風神ボレアースの子供である有翼人兄弟カライスとゼテスが出てなくて(当然、原作側では飛行ユニット)、ハーピーとの戦闘がなんだか意味不明な戦い方。
ハーピーにCGまでわざわざ使うんならもうちょっと何とかならなかったのかなーって。

それと眠らない龍の倒し方がドラゴン相手にソード&サンダルの人間なんて当然なすすべない状態だから「力押しでなく知恵で」って感じにしたかったのは解るんだけど、だとしたらこいつは洞窟から登場させておくべきだったろうに。折角CGつかってもこういう構図や演出側で納得行かないと違う意味で違和感が消えないんだよね。勿体ない。
やっぱCGの使い方が下手。

ラストシーン近くで船を燃やすんだけど、これ本物をちゃんと燃やしてて「へー、金もかけてるし、おかげだか帆が燃えた後にマストが焼け落ちて良い絵がとれてる」って思いながら観た。
きっと地味な映像ドラマ撮った方がこの監督は良い映像創ると思う。っていうか、そういうのの助監督とかに向いてる。

実際、原作みたいに50人以上は流石にいないけど乗組員として起用してる役者の数は漕ぎ手の分はいるので結構な人数。なんだけど、どのキャラにどの見せ場ってのは派手さはないけど上手く機能してたと思う。

以下、役割がある乗船メンバー

・主人公の船長王子。
・幼馴染アーチャー。ダブルヒロインの地味な方枠。
・船の設計者にして船大工アルゴス自身も乗船。
・古株の戦士。
・兵に追われており船員になることで逃げようとした泥棒。
・アクロバットが得意な怖いもの知らず。
・コミカルな石工の兄弟。弟側がちょっと足りないので兄がツッコミ役。(これ呼び合ってた名前とかから聴くに、カストルとポルックスだったりするのかな?そうすると双子座の二人でゼウスの子なんだけどW)
・海図作者の息子で千里眼の持ち主。
・ジェイソンの異父弟=王位継承ライバル。
・楽師オルフェウス(死を恐れるどころか「私は死が何かを既に知っている」って台詞が良い)
・ヘラクレス。この大冒険ですら彼の12の試練のたった1つ。

と、モブ船員除いてのこれだけでも12人だからねえ。
でもそれなりにキーパーソン的な見せ場はそれぞれが持ってた。3時間ものとはいえ敵の王族や神々、各上陸する島でのトラブルとかネタが盛りだくさんにしろ結構、脚本頑張ってる。

それと魔女メディアの扱いをこれはどうするのかもやっぱり気になった。原作が扱いあんまりだからね。

メディア演じてる女優さん、占いとか魔術使ってるシーンでは神秘的な無表情のままでやってたのは良い雰囲気だしてたんだけど、黄金の羊毛皮を手に入れたシーンで顔くちゃくちゃにするレベルで破顔の笑みをこぼしてたんで逆に「これ、こっちがこの人の素だろ」って思ったW
この女優ジョリーン・ブラロックってスタートレックエンタープライズのバルカン人トゥポルやってた人か!
やっぱトゥポルも後半から感情出すようになったし、この人は周囲は無表情のお人形みたいな感じを期待するんだろうけど、この人自身は逆に感受性高い人なんじゃないかな?

ブロマイド写真★海外ドラマENT『スタートレック エンタープライズ』トゥポル-オレンジの服/トゥポル(ジョリーン・ブラログ)
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あと「スターシップトゥルーパーズ3」にヒロイン役で出てる。

スターシップ・トゥルーパーズ3 [Blu-ray]
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あーそういえばデニス・ホッパーが悪役の王様で出てます。

スーパーマリオ 魔界帝国の女神 [DVD]
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ナターシャ・ヘンストリッジってスピーシーズのエイリアンやってる女優がアマゾネスの女王役で出演してたりとか。

スピーシーズ 種の起源 [Blu-ray]
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場面転換といい、次々と起こる事件といい、やっぱ壮大な海洋冒険ものはいいねえ。
ワンピースなんて全然海洋冒険してねえからな(苦笑)

ONE PIECE 81 (ジャンプコミックス)
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全く期待してなかった分、特に後半は面白かった。

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posted by wolf_howling at 01:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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