2016年05月30日

藤子・F・不二雄大全集「パジャママン+きゃぷてんボン+とんでこい ようちえんバス」

パジャママン+きゃぷてんボン+とんでこい ようちえんバス (藤子・F・不二雄大全集)
パジャママン+きゃぷてんボン+とんでこい ようちえんバス (藤子・F・不二雄大全集)

ピンポンパンで阿久悠が作詞して酒井ゆきえが歌っていた「パジャママンのうた」というのがあって、同時期に連載されていた作品。

パーマン同様の子供を主人公にしたスーパーマンものなのだが、ミツオが小学生なのに対して、こちらはもっと小さい未就学児が変身しているように思える。(1話だけ遅刻したら先生に立たされるという描写があって、それだけは小学生以上であろう背景が伺えるが、スーパーパワーで巨大ゆきだるまを作ったり、公園に宝を埋めて宝さがしみたいな遊び方はもっと幼い印象を受ける。)

S.H.フィギュアーツ パーマン1号
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掲載誌もテレビマガジンを除けば、たのしい幼稚園、おともだち、ディズニーランドと講談社の幼児向け雑誌だった。自分は複数誌面のバージョンを読んだ記憶があるのだが、逆にやや対象年齢が高いテレマガ版を知らなかったので、変身できるアイテムだのの入手背景は知らなかった。
力の強化や防弾防刃などの効果があるパジャマを着ること等、アイテムの装備で超能力を得るのだが、遙か昔に高度な科学力を持つ宇宙人がロケットで不時着し、救難艇で彼らは脱出してしまったが、感情や人格に近い処理能力を持つ「ロケット」自身が主人公達をヒーローとし、マスコットのコアラぬいぐるみはロケットに改造されて自意識があるロボットだったとか全く知らなかったが、読んでいた子供からすると逆に全くそういう理由を知らずとも違和感や問題はなかったW
ロケットの存在すら知らなかったが、コアラのぬいぐるみが話して直立歩行してても「そういうもの(設定)なんだな」って思っていたのだと思う。
逆に近年は人間同様に直立歩行する動物が居る世界観ってアンパンマンとか、しまじろう位?

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劇場版しまじろうのわお!しまじろうと おおきなき [DVD]
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パジャママンも「マンガは悪書」って世相に反対するためか、凧の数を数えてみようだの無理やりに近い学習要素モドキを枠に書いたりとか、妙な苦心惨憺してんなあって時代を感じながら思った。

泥棒や人さらいがやたら出てくるのだが、確かに当時は有名人の子供を攫って身代金を要求する事件や、攫った子供を殺害する痛ましい事件も多く、しらない大人がおかしをあげるだの言ってもついて行ってはダメだという躾を再三掲載する世相だったようにも思う。
児童虐待なども酷い昨今、子供に通報したり酷い親元から逃げ出すという対処方法を教えるマンガがあっても良いようにも読みながら思えてきた。

テレマガ最終回にあたる回でロケットが掘り出されそうになるものの・・・というオチの付け方は、流石、藤子Fという感じだった。幼稚園に通ってる子供だと、ちと解釈するのは難しそうだけど。


「きゃぷてんボン」は小学生が父親の発明品でヒーローとして活躍する作品。これ、読んだことないのに何でタイトル知ってるのかな?と思ったが、掲載誌が「てれびくん」で、多分、小学館の学習雑誌のてれびくん広告を見てタイトルだけ覚えてたのかなあと。

飛行する際は自分が小さくなり、ハチドリ型小型ロボットのハミングバードに乗って移動するという設定にアントマンを想起した。

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子供ながらしっかりものの主人公に対して父親は発明の才能を除けば無邪気な子供同然に幼稚な大人という設定は藤子F作品の「パパは天さい!」を思いだした。

>藤子・F・不二雄大全集「モッコロくん」「4じげんぼうPポコ」「パパは天さい!」ほか
http://read.seesaa.net/article/434762921.html

モッコロくん 4じげんぼうPポコ パパは天さい!ほか (藤子・F・不二雄大全集)
モッコロくん 4じげんぼうPポコ パパは天さい!ほか (藤子・F・不二雄大全集)

過去の自分のレビュー読み直すにモッコロくんで思いだしたが、掲載時期は違うもののこれだけ元ネタっぽいものが何度も使われるとか、実は藤子Fはアントマン好きだったんじゃないの?まあもう聴いての確認のしようもないんだけど。
確かにアントマンはスーパーマンみたいな完璧ヒーローと違うのが魅力だよな。

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でも、きゃぷてんボンはたった5話で打ち切り。確かになんか子供寄りなのか、ハードにやりたいのかどっちつかずな作品印象だし、ドラえもんの2回目のアニメ化以前の藤子Fは結構、迷走してるのが判る。

「とんでこい ようちえんバス」は原作者が別にいる絵本タッチの作品で幼稚園に入る前の子供を主人公=対象にした作品。
幼稚園に通う兄を羨ましがっていた妹だが、空飛ぶバスに乗って虹の橋を渡り、雲の上の幼稚園で遊ぶ。
帰宅後にいつでも呼べばバスが来てくれるからもう寂しくないというメルヘン作品。

猫バスとかも想起したりしたんだけど、あっちはチェシャ猫の方だろうから考え過ぎかね?

トトロ ころがしオルゴール ネコバス
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UDF アリス・イン・ワンダーランド チェシャ猫 ノンスケール PVC製塗装済み完成品
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幼児期や子供の頃の記憶が色々蘇りもしたが、藤子Fや出版社が逆に子供を意識して弄りすぎた結果の作品がこれらだったという感じもした。

ママとあそぼう! ピンポンパン DVD-BOX
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posted by wolf_howling at 01:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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