
失踪日記
吾妻ひでおの名前って俺がネットで見たのって、けいおんとスタッフとファンdisツイートで炎上した時だから、それですら結構に昔だなW
中の人の5人の内、3名は既婚者になった位にはW

けいおん!/ K-ON: SEASON 1
>人気漫画家『けいおん!』を批判「空虚だ。不気味。気持ち悪い」2009年10月18日
https://rocketnews24.com/2009/10/18/%E4%BA%BA%E6%B0%97%E6%BC%AB%E7%94%BB%E5%AE%B6%E3%80%8E%E3%81%91%E3%81%84%E3%81%8A%E3%82%93%EF%BC%81%E3%80%8F%E3%82%92%E6%89%B9%E5%88%A4%E3%80%8C%E7%A9%BA%E8%99%9A%E3%81%A0%E3%80%82%E4%B8%8D%E6%B0%97/
ニュース見出しには煽りの為か人気漫画家とあるが、その頃のネットの反応も「誰?」って感じだったし。
現実逃避とかトンチキな批評してたけど、おまいうだろWWW
大昔の「ニューウェーブ」とやらには、日常系ってのが理解できなかっただけ。
だからリアル失踪してたんだろと(苦笑)
これ、2005年の本か。
当時、何でこれの存在知ったんだっけかな?
ネットではなかったと思う。TV BROSのレビュー紹介記事か何かだったかなー?
数ページが丸々引用で掲載されてたと思う。
ネットなら、その画像状態で拡散してそうなもんだし。
マンガ家って仕事の現実を伝える意味でそういう価値はあるとは思う。
あと読んでみて思ったのは「マンガ」ってのはこうだったなーって。
巻末対談で、とりみきが指摘してるけど、4段割りでコマの中に全身像を背景と共に描く事で、情報の密度が高い。
冒険ダン吉はマンガというより絵物語だけど島田啓三のマンガを見ると、コマの中に全身像を背景と共に描くって確かにされてたし。
![冒険ダン吉 (少年倶楽部文庫) (文庫版) 全4巻 完結セット [コミックセット]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51rRrFr0NPL._SL160_.jpg)
冒険ダン吉 (少年倶楽部文庫) (文庫版) 全4巻 完結セット [コミックセット]
のらくろの頃は既に3段だった記憶。

のらくろ漫画全集 (1967年)
サザエさんとかも最近、意識して読んでるんだけど、コマの中に全身を収めて、ポーズで情景や感情を伝える工夫がされてる。

サザエさん 全45巻 完結コミックセット (朝日文庫)
遡れば北斎漫画や鳥獣戯画まで行きそうだけど。
![北斎漫画[肉筆未刊行版]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61M12JeqwiL._SL160_.jpg)
北斎漫画[肉筆未刊行版]

調べる学習百科 鳥獣戯画を読みとく
手塚のロストワールドで映画演出をコマ割りに活かす技法が入った時はマンガの進化だと思われたかもしれないけど、

ロストワールド メトロポリス (手塚治虫文庫全集)
今の顔やバストアップだけが続くマンガが溢れてる状態ってマンガとしては凄く退化してるねと。

ヒップホップ応援団 1 (少年マガジンコミックス)
長谷川町子が「掲載される誌面にもよるが、如何に広い世代に解って貰うかがマンガでは重要」って話を対談か何かでしてた記憶があるのだが、今の雑誌に書かれているものは描いてる側が自分で満足してるだけで
受け手側が解らないと「今日の客はダメだ」とかぬかすお笑いみたいな状態じゃね?って位に退化してると思う。
長谷川町子は風刺画などの1コマを究極とし、4コマ以上に引き延ばす方は楽としていたけど、
ダラダラ引き延ばすだけの薄まった連載マンガで、大コマだらけのを見てると、TL上で1コマイラスト眺めてクスッと隙間時間に笑う方が楽だから、そりゃあ雑誌も単行本も売れねえだろうなあと。
無理やりの搾りかす出されても旨いって思う訳ねえし。
吾妻ひでおのホームレス体験と、ガスの配管工時代とは、そういう環境に置かれたらそうなるのなとは思いながら読んだが、
手塚ですら「遅虫」と言って殴った壁村耐三に暴力ふるわれ恫喝されながらチャンピオンで連載してた時期の話は「だろうね」としか。
マンガ作品を振り返ってみるに吾妻ひでおってSFだのの何かしらのパロディ元ありきでしか描けてないなって気づいた。
とりみきや、ゆうきまさみもパロディ描いてた頃の方が俺は好きで、そういうタイプの方が活きる人も居ると思う。アニメで言えば押井とか庵野とか。
オタクはオタクだけにウケるものは作れるけど、尖るほど先細りだし。
その辺が「シン・ゴジラ」が「君の名は」に勝てない理由。

シン・ゴジラ Blu-ray2枚組

「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション
シン・ゴジラもTV放送されれば観はするけど、どうせつまんねえと思うんだよなー。
移動可能な巨大生物が線路の上しか走れねえもので倒せるわけねえだろ。作戦考える奴、無能というよりバカだろ?とか話聞いてるだけでも思うし。
まあ誰がどう金使おうと勝手だから経済回してください。
俺は不味いものを金払って食うのは絶対に嫌だけど。
で、この巻のラストは筆者がアル中治療していた時の体験を描いてる訳だけど、
また今度って言いながら出てないのかな?と思ったら、8年越しで出てたのな。
>『失踪日記2 アル中病棟』を語る
http://matogrosso.jp/aruchu/aruchu-01.html

失踪日記2 アル中病棟
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