2018年06月15日

ゲゲゲの家計簿(上)(下)

ゲゲゲの家計簿 上 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
ゲゲゲの家計簿 上 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

単行本だけど薄いの2冊なので纏めてレビュー。

俺は水木しげるの米寿記念で生い立ちや戦争と仕事の大変さを作品と共に纏めた「屁のような人生」を既に読んでいたし、

普及版 屁のような人生 水木しげる生誕八十八年記念出版
普及版 屁のような人生 水木しげる生誕八十八年記念出版

下巻は「ゲゲゲの女房」を観ていた方々には割とご存知な経緯の内容。

ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX3(完)
ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX3(完)

奥様、武良布枝さんとの対談とかもあって、質流れはなかったって水木しげるが書いてたのはフィクションとか奥様から指摘が入っていたりもする。

ただ、厚ぼったい本や、ドラマを通して観るよりはこの2冊から入ると逆にスムーズかもしれない。

紙芝居の墓場鬼太郎や、

墓場鬼太郎 (1) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-7))
墓場鬼太郎 (1) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-7))

貸本マンガのロケットマンや、兎月書房とのゴタゴタ。

ロケットマン―限定版BOX
ロケットマン―限定版BOX

ねずみ男のモデルが梅田栄太郎で、眼鏡をかけて出っ歯の水木マンガでおなじみのキャラは桜井昌一って事とかは有名(?)だけど、
水木しげるの兄の長女啓子に寝る前に語っていた「河童のカー坊」という即興話が「河童の三平」の元になっているとか、
兄の長男が赤ん坊時代に行動を観察して、そのベビィのユーモラスさがゲゲゲの方の鬼太郎のモデルになっているとか、
細かい紹介も丁寧だ。

河童の三平(上) (水木しげる漫画大全集)
河童の三平(上) (水木しげる漫画大全集)

悪魔くんは言うまでもなくゲーテのファウストに加えてセリグマンの「魔法」がヒントだが、

魔法―その歴史と正体
魔法―その歴史と正体

H書房、S元社作品を元にしていた事もこの本では吐露してあって、「地獄の足音」で妖怪ヨーグルト(W)を呼ぶコマも紹介されている。

水木しげる 魍魎 貸本・短編名作選 地獄・地底の足音 (ホーム社漫画文庫) (HMB M 6-5)
水木しげる 魍魎 貸本・短編名作選 地獄・地底の足音 (ホーム社漫画文庫) (HMB M 6-5)

水木しげるの人生に興味のある方がざっくり知るにも向いているし、
俺みたいなオタクとしても、いろいろと深堀りできて面白かった。

ゲゲゲの家計簿 下 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
ゲゲゲの家計簿 下 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

下巻のp116に

「オリンピックなんて、建設業界と旅館に儲けていただくために、全国民が働いているようなもんだな。」

とある。

前の東京オリンピックから全く学習する能力がなかった連中に費用を払わせたら良いのではなかろうか?

カランコロン漂泊記/ゲゲゲの家計簿 他 (水木しげる漫画大全集)
カランコロン漂泊記/ゲゲゲの家計簿 他 (水木しげる漫画大全集)

posted by wolf_howling at 21:56 | Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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