2018年12月04日

コミックでおぼえる囲碁 | 小林 千寿, 松田 一輝

コミックでおぼえる囲碁
コミックでおぼえる囲碁

ところで俺はヒカ碁が大嫌いである。
嫌い過ぎて読まなかったので如何終わったかなんて興味なかった位だ。

ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

アレを読んだ時に「これ、マンガじゃねえわ」と思ったくらいに。

連載当時のWJはONE PIECEは既に97年に始まっていたものの、

ONE PIECE 90 (ジャンプコミックス)
ONE PIECE 90 (ジャンプコミックス)

シャーマンキング、HUNTER×HUNTERなどの「スタンドパクリマンガ」が並んでて、

SHAMAN KING THE SUPER STAR(1)限定版 (プレミアムKC)
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HUNTER×HUNTER 36 (ジャンプコミックス)
HUNTER×HUNTER 36 (ジャンプコミックス)

パクられ元のJOJO自身が黄金の風編で実質WJベースでの連載の一旦打ち切り。

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Vol.1 (1~4話/初回仕様版) [Blu-ray]
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NARUTOの連載はまだ年末近くになるまで始まっていなかった99年。

NARUTO―ナルト― カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
NARUTO―ナルト― カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

97年に発行部数を公称から印刷証明付部数にしたことでマガジンに発行部数を抜かれて2位になる事で界王拳がバレた状態の後に、実売部数を如何伸ばすかで様々な手がとられたタイミングの中の作品群がそれらだ。


マシリトは
>ストーリー作りに時間をかけても、意味なんかないよ。大事なのはキャラクターだね。

って人なんだが、

http://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/4

グッズを売ったり含めてそういう手がとられたのがジャンプの手口だと思う。

その特徴が良く出ているのがヒカ碁だ。

俺がヒカ碁がマンガじゃないと言ったのは、

1「碁というものをマンガとして読者に説明できていない」
2「バトルの経緯がなくて結果だけを伝える描写」
3「結果、キャラのイラストとパラメータ表現でしかない」


という酷さが嫌いな理由だ。

例えば、天気記号を連日見せているだけではマンガにはならない。
それは事象を伝えているだけだから物語にはならない。

野球のニュースと称して昨日どちらが勝ったか、順位はどう、って2画面だけを毎日見て悲喜こもごもの人が居れば、
それで喜んでるのは「特定チームを応援しているファン」であって「野球の経緯がどうか」という野球が好きな人ではないだそう。
個人の記録も、試合経過の中でのファインプレーも惜しいプレーも珍プレーも何も気にしないのだから。

珍プレー好プレー [Blu-ray]
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ヒカ碁ってのは正にそんなのが冒頭に延々と続くだけで「読む意味ねー」って俺は思った。

「ナラテイブ」がない。

加えて、囲碁で勝負していることを描いているマンガの筈なのに、囲碁の説明がホントに少ししかない。

コロコロコミックのマンガは子供に伝える事ができる視点が存在するというだけで結構に難易度が高いという話が少し前に出たが

>漫画批評において『コロコロの漫画レベル』などとコロコロを“蔑称”として使う事に異論を唱える人々「子供向けに漫画を描くのは本当に難しい」
https://togetter.com/li/1294565

アンパンマンは幼稚な内容なのではなく幼児に解るように描かれているエンタメなのだ。

映画 それいけ!アンパンマン ばいきんまんVSバイキンマン!?
映画 それいけ!アンパンマン ばいきんまんVSバイキンマン!?

その点、幼児から、小学生の各学年に基準を合わせた内容と表現や台詞使いをチューニングできていた藤子・F・不二雄は正に超人だ。
(この点では手塚や石ノ森より遥かに高いレベルのカスタマイズがなされている。)

藤子・F・不二雄―こどもの夢をえがき続けた「ドラえもん」の作者 (小学館版学習まんが人物館)
藤子・F・不二雄―こどもの夢をえがき続けた「ドラえもん」の作者 (小学館版学習まんが人物館)

囲碁用語も色々あるが、それらが何を意味するのかについて、普通は素人から入る主人公が知らない事を先輩が説明してみたいなくだりがあるんだけど、ヒカ碁はそういうのをホッタラカシで進める。囲碁ビギナーは置いてきぼりだ。

妹がヒカ碁を好きで読んでたけど、彼女は全く囲碁が打てない。
というか、何でそれなのに読んでるの?って俺は理解不能なんだけど、結局はキャラを見てただけなんだろうなと。
マンガとしては読めないもん。

ということでやっとレビューだが、この「コミックでおぼえる囲碁」も97年作品なのに古臭い絵といいベストな出来とは言えないけど、こういうのを読ませてから、ちゃんとした対局を見せるって手順がマンガには必要だと思う。ナラテイブへ誘導するなら猶更。

ところで、当時としても古臭い絵を描いてる漫画家は誰かと思って調べたけど、松田一輝ってドッ硬連の人かW

ドッ硬連(1)
ドッ硬連(1)

posted by wolf_howling at 07:02 | Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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