
ゴルゴ13 (98) (SPコミックス)
『シベリアの汽笛』
バブル崩壊直後の91年作品だが、

1989年12月29日、日経平均3万8915円: 元野村投信のファンドマネージャーが明かすバブル崩壊の真実
今現在にまでシベリア開発と日本の話は北方領土問題抜きには無理過ぎだよなー。

北方領土問題―4でも0でも、2でもなく (中公新書)
にしてもシベリアにヤクザが乗り込んだところで、ロシアン・マフィアが黙ってないだろうに。
連中は潜水艦で麻薬運んでる位の規模だからな。

ロシアン・マフィア―旧ソ連を乗っ取った略奪者たち
ペレストロイカ以前のソ連時代の情報規制を引きずってるせいで、本来、ゴルゴで描かれるべき国家の暗黒面がすっぽり抜け落ちてるのが間抜け。

ペレストロイカ
要はゴルゴ相手に拝金批判だのにしても、くだらない団塊世代の老害共の精神論でしかない。
その当て馬にソ連を選んだだけのスカスカな作品。
『ジョーカーを砕く』
ラミーキューブ!俺にとっては懐かしいな!

Rummikub(ラミィキューブ)
第91巻「ドイツはひとつ」でTRPGがネタとして扱われてるし、当時のライターにボドゲやSLGが好きだった作家がいたのでは?
だって100面ダイスとか当時はマニアしか知らないだろうと。

GAMESCIENCE 100面ダイス D100 ZOCCHIHEDRON サイコロ (黒 (BLACK))
作中でラミーキューブ大会に出ている桑原正人という人は実在人物で、第1回と第5回大会で優勝している。
>世界有数の頭脳ゲーム「ラミィキューブ」の 世界大会出場を賭けた日本選手権大会決勝が5月27日に開催! 〜第8回ワールドラミィキューブチャンピオンシップ(イタリア・シシリー)出場者決定!〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000005225.html
>・日本選手権大会決勝への見学参加問い合わせ:
日本ラミィキューブ協会 桑原 正人
https://www.facebook.com/rummikub.jt.wrc8
1988年のモノポリー世界選手権で百田郁夫が優勝したことにも触れてるし、バブル当時もボドゲブームはあったんだけどボドゲが好きなスタッフが居た形跡は強いと思う。

モノポリー クラシック C1009 正規品
でも、ボドゲを無理に絡ませてるせいで作品の出来としては「ダメ」だな。
密輸って言っても、あまりに扱いにくい武器だし。
あんな小さいもので用事が済むのなら、それぞれを小包なり封筒なりに入れて送って済む話だろ。馬鹿すぎる。
それに国連事務総長のハビエル・ペレス=デ=クエヤルとブトロス・ブトロス=ガーリとを絡ませてるのも強引すぎ。
盛るためにバラバラのものをとりあえず繋げてみた的な出来の悪さまで出ちゃってる。
『ワイズガイへの道』
マイヤー・ランスキーの取り上げ方にしても、ゴルゴのライターの中には反ユ的な作家がいるのかな?

ランスキー: アメリカが最も恐れた男 (字幕版)
ゴルゴ世界観での各国の描かれ方って、大体は
日本は腰抜けのくせに強欲で金関連の問題だらけ。
アメリカはゴルゴを主に雇う立場の薄汚い強権クライアント。
イギリスは諜報や陰謀まみれのクズ。
おフランスはプライドばかり。
やられ役がソ連とイスラエル。
みたいな描写だよなー。
殺し屋=テロリストを主人公にしてるマンガなだけに、出てくる人物の殆どが人間の屑だからなー。
だからこそパロディやネタとしても、ずっと弄られ続けてるんだろうけど。

ゴルゴ13(98) (コミックス単行本)