2019年08月13日

「キタキツネ物語」(1978年)

キタキツネ物語 [DVD]
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動物大作映画とはされてる。当時の製作費5億はおいといても、撮影に4年かけている点は文句なしに大作。

>「キタキツネ物語」35周年リニューアル版、公開へ
https://eiga.com/news/20130805/10/

>本作は1978年、日本初の“動物大作映画”として公開され、観客動員230万人を記録した。翌79年にフジテレビで放映され、視聴率44.7%を記録した話題作。


ただまあリニュ版だと個々の狐に声優をつけちゃったようなので、印象は相当に変わると思う。

ドキュメンタリー撮影パートはそれなりに多いものの、それを元に物語をつけて上手く編集して感動的な作品にしてある。

幼少期に観ると俺みたいに心に刻まれるが、俺が覚えていたラストと違うので放送されたのはノーカット版じゃなかったのかも?

加えて流石にいい歳なので少々意地悪い視点から見てみる。

ヘリで空撮してるシーンも罠の鶏を上から写してるのとか、海岸の砂地場面とか幾つかあるなとか。

あと現代だと環境テロリストだのが五月蠅そうなシーンをあえて探してみる。

恐怖の環境テロリスト (新潮新書)
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狐を柴犬が追跡したり、巣穴の前で争ってるシーンとかあるんだけど、飼い犬の首輪してるし、コレって撮影の為にけしかけたりとかしてる可能性ないか?
何よりエキノコックスが怖すぎる!

増補版 エキノコックス―その正体と対策 (北大選書 14)
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鶏を襲うシーンの撮影もドキュメンタリーでは決してないよねえ。
鶏を襲ってる狐の毛並みが全然違うので別の個体だって判るし。

トラバサミのシーンもぬいぐるみでのダミーシーンはあるけど何かをブラさげて血のりをつけてるのをカメラで追い回してるカットでは、毛並みが綺麗なのと、もこもこに太ってるのがいるので、これは人に慣れてる個体を2種類使用して撮影しているのでは?とか。

右耳が切れてる個体は狐に特殊メイクを施したのではなくて実際のものっぽい。血はどうなのかは何ともだけど。

スノーモービルに乗ったハンターに追い回されるシーンは多分に慣れてる個体と実際には遊んでいるシーンだと思う。
その少し前の猟犬としてるものとのシーンも。

雪の崖を滑り降りるシーンは流石に落として撮影という訳にはいかないだろうから、たまたま撮影されたのを組み合わせたのだろう。
だって、その個体の右耳は切れてなかったので設定上のフレップではない。

俺は難癖つけたいんじゃないんだけど、子供ながらにテレビで観ながら、腑に落ちなかった所をそれなりに確認してみただけだ。

ただ、そういうのをスルーして良い程に、狐は可愛らしいし、美しい映像が満載だ。

夕日を前にジャンプするシーンや、タンポポが咲く草原の子ぎつねなど本当に素晴らしい。

個人的にはカラスを海岸で狩る姿は凄い。カラスって不味いと聞くのだが、自然界じゃ毒でもないのなら好き嫌いとか言ってられないよなあ。

だから、物語を捨ててあえてナレーション無しでBGV的に鑑賞する方法もあるかもしれない。

でも、親離れの時に争う鳴き声とかは収録されている本物の素晴らしさが光るし、

何より楽曲も良いんだよなあ。

タケカワユキヒデやゴダイゴの作品だからねえ。

テーマソングの「赤い狩人」も凄く良い。

僕のソングブック カヴァーズ part17 & キタキツネ物語 -Summer 2017- - タケカワユキヒデ
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posted by wolf_howling at 03:41 | Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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