2019年09月20日

「それからどうなるの?」講談社の翻訳絵本 トーベ=ヤンソン/作・絵

アナログならではの利点を生かした仕掛け絵本。

[新版]トーベ・ヤンソンのムーミン絵本 それからどうなるの? (講談社の翻訳絵本)
[新版]トーベ・ヤンソンのムーミン絵本 それからどうなるの? (講談社の翻訳絵本)

表紙に穴が開いている絵本。

冒頭に

>これは出版社がきりとりました。ほかのページは あなたが きりとって、ムーミンたちの とおりみちを つくって あげてね!


とある。

<おうちの方へ>では、

>本文の切り取り線のところを切り抜きながら、お話をたのしんでください。
切り取る際には、ほかのページが切れないように、厚紙などで下敷じきをしてから、カッターなどで切りましょう。
お子さんといっしょに、手作りの穴あき絵本にしてください。


ちょっとした工作をして完成する仕掛け絵本なのだ。

なので、俺は電書がもっと普及すればいいと思っている推進派だが、

この本に関してはアナログならではの利点と良さが圧倒的だ。

実際に手に取って、本に穴をあけて読まないと魅力が伝わらない。

でもまあ、他の面でレビューを。

ヘムレンさんが出てくるんだけど、他の原作作品でも描写されているように、ヘムル族はムーミン族やムムリク族より大柄なのだが、
これでは結構なサイズ差で描かれているなと。

ムーミン 手のひらサイズ ぬいぐるみ ヘムレンさん 座高約16cm
ムーミン 手のひらサイズ ぬいぐるみ ヘムレンさん 座高約16cm

フィリフィヨンカも出てくるのだが、シルエットとして描かれている絵がどうみても、あさりよしとお宇宙家族カールビンソンの「げしょ」(笑)



(PixivってEMBEDやブログパーツ機能を停止してたのか…。ツイートしてそれを埋め込んで図示する位しか対応方法がねえ!)

宇宙家族カールビンソンSC完全版(1) (アフタヌーンコミックス)
宇宙家族カールビンソンSC完全版(1) (アフタヌーンコミックス)

あさりよしとおが宇宙家族カールビンソンを連載してた時に、徳間の担当者がキャラをいっぱい出して「ムーミン谷みたいにしましょう!」って言ってたらしいから、参考には当然してるか?

本の構成で残念なのが、ちびのミイにだって小さすぎる穴が最後にでてくるんだけど、
それは裏表紙と連動してるって、ガキの頃に読んだ時も一応意図は通じた。

でも、やっぱりトーベの直筆メッセージだのを末尾に載せてようとも、
それによって「作品としての流れ」を台無しにしてるとしか言いようがない。本末転倒!

奥付だのは表2や扉の側に書けばいいんじゃねえの?

編集者や本の装丁デザイナーってのは、こういうクリエイテイブで作品を活かす為にいるのでは?と思った。

新版でない旧版側でレビュー書いてるんだけど、新版では改善とかあったのかな?

あと、検索したらアニメ版がある事を知った。

これ、本の穴を使った表現なのでアニメにする意味?とも思ったのだが、レビューは概ね好評なんだよなー。
でもアニメ観てる人が原作読んでるとは限らない、というか、知ってるのかすら解らないからねえ。

時間つくって、アニメの方も観てみよう。

ムーミン絵本 それからどうなるの? [DVD]
ムーミン絵本 それからどうなるの? [DVD]

posted by wolf_howling at 15:18 | Comment(0) | 児童書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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