2020年06月13日

白雪姫: グリム童話集T (新潮文庫)

白雪姫: グリム童話集T (新潮文庫) - グリム, グリム, 敏郎, 植田
白雪姫: グリム童話集T (新潮文庫) - グリム, グリム, 敏郎, 植田

図書館のリサイクル書籍で手にしたものの、読んだ事のある本だった。

ベージュの品の良い表紙デザインのものを読んだので、汚らしい絵のついた表紙と似ても似つかなかったので気づかなかったのだ。

この新潮文庫を俺が読んだのは小学校1年の時。
当然、白雪姫:などがグリム童話というのは幼児ながら知っていたが、

白雪姫 (吹替版) - 小鳩くるみ, 三林輝夫, 里見京子, 熊倉一雄, 滝口順平, 北村弘一, 槐柳二, 千葉順ニ, 二見忠男, デヴィッド・ハンド, ドロシーアン・ブランク, リチャード・クリードン, メリルデ・マリス, オットー・イングランダー, ヤーコプ・ルードヴィヒ, アール・ハード
白雪姫 (吹替版) - 小鳩くるみ, 三林輝夫, 里見京子, 熊倉一雄, 滝口順平, 北村弘一, 槐柳二, 千葉順ニ, 二見忠男, デヴィッド・ハンド, ドロシーアン・ブランク, リチャード・クリードン, メリルデ・マリス, オットー・イングランダー, ヤーコプ・ルードヴィヒ, アール・ハード

幼稚園を卒業した段で原典に近いのを読んでたので、
その後に何十年もしてから「本当は怖い」だの言われても、いや今更かよ!知らないのかよ!位に思ってた。

本当は恐ろしいグリム童話 (WANIBUNKO) - 桐生 操
本当は恐ろしいグリム童話 (WANIBUNKO) - 桐生 操

とはいえ、幼児の頃に読んだ「シンドバッドの冒険」と、いい歳こいてから読んだ千夜一夜物語は流石に色々と其処から読み取れるものが違う。グリム童話とアラビアンナイトの類似点とかね。

アラビアンナイト シンドバットの冒険 【天方夜譚】 全52話 完全収録版DVD-BOX [音声:日本語・中国語/字幕:中国語] リージョンコード:3 (台湾盤)
アラビアンナイト シンドバットの冒険 【天方夜譚】 全52話 完全収録版DVD-BOX [音声:日本語・中国語/字幕:中国語] リージョンコード:3 (台湾盤)

ジョージ・ルーカスが学生時代に師事したジョーゼフ・キャンベルの比較神話学は末期にはユング心理学的なオカルトなので論外なわけだが。
ジョーゼフ・キャンベルは人類の移動能力+情報伝達力を舐めてる。

千の顔をもつ英雄〔新訳版〕上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) - ジョーゼフ・キャンベル, 倉田真木, 斎藤静代, 関根光宏
千の顔をもつ英雄〔新訳版〕上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) - ジョーゼフ・キャンベル, 倉田真木, 斎藤静代, 関根光宏

古事記がギリシャ神話をパクってるのと同様で、アラビアンナイトも収集成立時期からしてギリシャ神話の影響は受けてるし。

マンガ 面白いほどよくわかる!古事記 - かみゆ歴史編集部
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ギリシア神話 - 石井 桃子, 富山 妙子, 石井 桃子
ギリシア神話 - 石井 桃子, 富山 妙子, 石井 桃子

そしてロシアやドイツ民話とされているものがアラビアンナイトの影響をうけているの逆に自然だろうと思う。

トルストイの民話 (福音館古典童話シリーズ) - N.トルストイ, B.ディオードロフ, 藤沼 貴
トルストイの民話 (福音館古典童話シリーズ) - N.トルストイ, B.ディオードロフ, 藤沼 貴

それを思い起こしたのも
「海の王国」で読んだ話と『マレーン姫』が、ほぼそっくりだったからだ。

>海の王国 ジョーン・エイキン
http://read.seesaa.net/article/455334097.html

というか小学校1年生の時に『強力ハンス』を読んで日本の「力太郎と似ている!」と子供心にとっくに思ってはいた。ラストは大違いなので途中で創作を加えているのだろうというのは割と疑う事を覚えた後に思ったが。

ちからたろう (むかしむかし絵本 (5)) - いまえ よしとも
ちからたろう (むかしむかし絵本 (5)) - いまえ よしとも

ざっと検索しただけでは日本語ではグリム童話とアラビアンナイトの比較論文らしいのも見つからないが日本民話との比較含めてメモしておく。

とはいえ流石に『おいしいおかゆ』は『海の水はなぜからい?』「塩ふき臼」の類似性はWikipediaにも載ってた。

>海の底の臼 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E3%81%AE%E5%BA%95%E3%81%AE%E8%87%BC

元はノルウェー民話、つまりはエッダだな。

ノルウェーの昔話 (世界傑作童話シリーズ) - アスビョルンセン, モー, エーリク ヴェーレンシオル, Erik Wereskiold, Peter Christen Asbjornsen, Jorgen Moe, 大塚 勇三
ノルウェーの昔話 (世界傑作童話シリーズ) - アスビョルンセン, モー, エーリク ヴェーレンシオル, Erik Wereskiold, Peter Christen Asbjornsen, Jorgen Moe, 大塚 勇三

ちなみにグリムに影響を受けて集話したペテル・クリスティン・アスビョルンセンって『三びきのやぎのがらがらどん』の作者。

三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ) - マーシャ・ブラウン, せた ていじ
三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ) - マーシャ・ブラウン, せた ていじ

柳田國男の収集だのを真に受けて裏もとらないで、ブリタニカ国際大百科事典と百科事典マイペディア、平凡社の世界大百科事典 第2版は日本民話だの考察も無しに嘘書いてある。

>塩吹臼(読み)しおふきうす
https://kotobank.jp/word/%E5%A1%A9%E5%90%B9%E8%87%BC-72287


『勇ましい豆仕立屋』と一寸法師の類似点が多い。
そも、針を武器に使うのあ仕立屋ならともかく、一寸法師側には全く必然性が無い上に、針ならレイピアとも似ているが、日本刀とは似ても似つかない。
つまるところ一寸法師は渡来した民話パクリなのだろう。

いっすんぼうし  世界名作ファンタジー〈39〉 - 平田 昭吾, 大野 豊
いっすんぼうし 世界名作ファンタジー〈39〉 - 平田 昭吾, 大野 豊

『勇ましい豆仕立屋』はそもそも『おやゆび豆助の旅』などと区別もなく類似パターンの組み合わせで存在しているものだとも思われる。

『藁と炭といんげん豆』の話は俺は「まんが日本昔ばなし」で知った(苦笑)

まんが日本昔ばなし DVD-BOX 第1集(5枚組) - 市原悦子, 常田富士男
まんが日本昔ばなし DVD-BOX 第1集(5枚組) - 市原悦子, 常田富士男

これも平然といまだに「岩手県の昔話」と恥知らずにも書かれているが

>豆と炭とワラ(まめとすみとわら) - 岩手県の昔話 - 民話の部屋 | フジパン
https://minwa.fujipan.co.jp/area/iwate_001/

流石にツッコミ処が多すぎるので国内では柳田國男がやらかしてて恥を晒し続ける事も歴史的に確定。

>豆と藁と炭 - 日本口承文芸学会
https://ko-sho.org/download/K_028/SFNRJ_K_028-05.pdf


『灰だらけ姫』は要はシンデレラの事なのだが、
落窪物語だの継子いじめ類話があるだのは、
ギリシャ歴史家ストラボンがエジプト昔話を収集してるバージョンでは
王子さまはファラオで、ガラスの靴はバラ飾りのサンダルにまでさかのぼれるので、
何処地域がの何時代のと話す事すらアホクサイが、
俺は『灰かぶり姫』と日本の『鉢かつぎ姫』の音感類似を指摘したい。

シンデレラ (吹替版) - 高畑充希, 城田優, 塩田朋子, 朴璐美, 加藤忍, 新谷真弓, 糸博, 広瀬彰勇, ケネス・ブラナー, クリス・ワイツ, サイモン・キンバーグ, アリソン・シェアマー, デヴィッド・バロン
シンデレラ (吹替版) - 高畑充希, 城田優, 塩田朋子, 朴璐美, 加藤忍, 新谷真弓, 糸博, 広瀬彰勇, ケネス・ブラナー, クリス・ワイツ, サイモン・キンバーグ, アリソン・シェアマー, デヴィッド・バロン

鉢かつぎ姫 (新・講談社の絵本) - 広川 操一
鉢かつぎ姫 (新・講談社の絵本) - 広川 操一

ちなディズニーの♪ビビディ・バビディ・ブーと魔法を唱えるフェアリー・ゴッドマザーは原作にはなく、「樹」が服を降らせてくれる。
これも生命樹信仰とかに変容されてカスタマイズされた結果なのだろう。

初版 金枝篇 上 (ちくま学芸文庫) - J.G.フレイザー, 吉川信
初版 金枝篇 上 (ちくま学芸文庫) - J.G.フレイザー, 吉川信

柳田國男のやらかしは学界では散々してきされてるけど、マスやWebで既に間違いが明白な事を「諸説あります」だの下らない言い訳をしておけば免罪符になるとNHKまで思っていやがるとはいえ放置はできないからなあ。

世界規模での人の不幸を喜んだり、女性を蔑視してる事が自身の発言で明白な芸人を番組起用しつづけるNHKがマスだろうと許されないのと同じで、声を出していくしかない。

ヘンゼルとグレーテル: グリム童話集U (新潮文庫) - グリム, グリム, 敏郎, 植田
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ブレーメンの音楽師―グリム童話集 III (3) (新潮文庫) - グリム, 敏郎, 植田
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posted by wolf_howling at 18:35 | Comment(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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