2020年08月09日

藤子・F・不二雄 SF短編<PERFECT版> (2) 定年退食

藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(2)定年退食 - 藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(2)定年退食 - 藤子・F・不二雄

1973〜1975年作品。

老人テーマが多いのは40歳前後となり、漫画家という不姉ちな収入の職業からの老後不安が作者にあった為だろうか?

ドラえもんが 1977年創刊コロコロコミック&1979年の再アニメ化で人気大爆発を開始するのはもう少し後の事だしな。

作家というよりも広域詐欺師と呼んでよい五島勉がこないだくたばったそうだが、奴の「ノストラダムスの大予言」が1973年に出された。

ノストラダムスの大予言 迫りくる1999年7の月人類滅亡の日 (ノン・ブック) - 五島勉
ノストラダムスの大予言 迫りくる1999年7の月人類滅亡の日 (ノン・ブック) - 五島勉

書籍情報だからといって信憑性がある訳ではない事を俺はガキの頃からこういう事例で知ってるが、
いまだに日本語版Wikipediaが書籍ソース主義なのは、旧メディア洗脳を食らってる老害が更新してる頻度が高いからかね?
だから、所詮、ソースがWikipedia呼ばわりされるレベルに留まるのだけど。

1973年には第四次中東戦争を切欠とした第1次オイルショック、
そして1972年からの田中角栄の列島改悪による公害問題、
冷戦からの核戦争による唐突な人類滅亡の恐怖を背景とした日常。
(実際は北朝鮮だのが核兵器の開発進め続けてるし、米露も核武装したままだから人類はいまだにいつ滅んでもおかしくない筈だが。)

「ミラクルマン」や「ポストの中の明日」「どことなくなんとなく」は予言や破滅系のネタ。

この巻で印象深いのは「スタジオ・ボロ物語」。

1971年には事実上解散状態になるスタジオ・ゼロについてのマンガで、川崎市の生田に一軒挟んで隣にすんでいた両藤子不二雄の出勤から始ま素。
写真の粗いコピーだが、若い頃の藤子不二雄2人、鈴木伸一、石ノ森章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫。そして社員ではなかったが創立パーティーに出席していた園山俊二の集合写真も含まれている。
失業中の鈴木伸一以外は出稼ぎ社長なので給料日に会社に逆に金を払うという酷い運営状態だったのもまるっきりギャグだ(笑)
オバQの連載開始について小田急線の中での相談などについても描かれている。
サンデー編集者でオバケマンガを持ちかけた編集者は編集長の豊田亀市の似顔絵だろうか?
もう一人のデブ編集者の方は多分に林四郎ではなかろうか。

林四郎が酷いのは「すすめロボケット2」に寄せてる後書き内容に始まる分析調査で解ったが、

>藤子・F・不二雄大全集 [30-2] すすめロボケット2
http://read.seesaa.net/article/473529891.html

藤子・F・不二雄大全集 すすめロボケット (2) - 藤子・F・ 不二雄
藤子・F・不二雄大全集 すすめロボケット (2) - 藤子・F・ 不二雄

そもそもに出版社がヤクザ世界なのは下記みたいなのを読めば、自分達で自慢げに言ってるんだから明白。

>櫻井秀勲 第1回 「前代未聞!? 男女100万部週刊誌元編集長による豪華対談」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/40049?page=2

>櫻井 あの手帳にあったのは"櫻井牧場"の女性たちです。年齢、職業、出身地、電話番号などがリストアップされていまして、学生もいれば、OLもホステスもいました。いまみたいにインターネットでデータをとる方法などありませんでしたから、当時は結構重宝していたんですよ。

要するに、モニター契約をした読者から生の声を聞いていたというわけです。



「女性自身」編集長は女性を人間扱いしてないわけですよ。


更に言えば、小学館公式サイトの本作リードには

https://www.shogakukan.co.jp/books/09176202

藤子・F・不二雄SF短編集<PERFECT版>2 定年退食.png

>▼第1話/休日のガンマン▼第2話/定年退食▼第3話/権敷無妾付き▼第4話/ミラクルマン▼第5話/ノスタル爺▼第6話/コロリころげた木の根っ子▼第7話/間引き▼第8話/箱舟はいっぱい▼第9話/アン子 大いに怒る▼第10話/やすらぎの館▼第11話/ポストの中の明日▼第12話/どことなくなんとなく▼第13話/ボクラ共和国


なのに、

目次には下記の通り。

目次
第1話 休日のガンマン
第2話 スタジオ・ボロ物語
第3話 定年退食
第4話 権敷無妾付き
第5話 ミラクルマン
第6話 ノスタル爺
第7話 コロリころげた木の根っ子
第8話 間引き
第9話 箱舟はいっぱい
第10話 アン子大いに怒る
第11話 やすらぎの館
第12話 ポストの中の明日
第13話 どことなくなんとなく
第14話 ボクラ共和国


収録話数のカウントまで合わないのに平気で掲載してる。
編集もWebも何にもできねえのかお前たちは?と。
こんなに仕事してないのが高給貰ってれば業界が傾くのも当然だわなー。

こういう女遊び自慢だのしてたヤクザ連中の中で真面目な藤子Fは相当に心苦しい思いをしていたと思う。
それが藤子・F・不二雄 SF短編<PERFECT版>(1)の朴念仁イジメのような作品内容に繋がっていたのではなかろうか。

藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿 - 藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿 - 藤子・F・不二雄

真面目な人を否定したり茶化したりなど何一つ面白くないし、
ヤクザやクズ側が上みたいな行動やメディアの情報操作の方が明らかに危険だろうに。

終末論や人生否定ネタだのばかりの重苦しいばかりの巻で、「スタジオ・ボロ物語」以外で、もう一つ心に残ったのは74年作品「アン子大いに怒る」。
「エスパー魔美」が77年からだからプロトタイプ的なものと言えるだろう。

エスパー魔美(1) (てんとう虫コミックス) - 藤子・F・不二雄
エスパー魔美(1) (てんとう虫コミックス) - 藤子・F・不二雄

「ボクラ共和国」は特記するレベルの作品でもないが、藤子Fが国家に不満を持っていて「オバQ王国」などの国造りネタは多く、「ドラえもん のび太と雲の王国」までに何度も取り扱われたテーマだ。

大長編ドラえもん12 のび太と雲の王国 (てんとう虫コミックス) - 藤子・F・不二雄
大長編ドラえもん12 のび太と雲の王国 (てんとう虫コミックス) - 藤子・F・不二雄

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posted by wolf_howling at 04:39 | Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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