2021年01月10日

失はれた地平線(1937年)

失はれた地平線 [DVD] - ロナルド・コールマン, ジェーン・ワイアット, ジョン・ハワード, マーゴ, トーマス・ミッチェル, フランク・キャプラ
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本編は132分ものだったが、シャングリラでの戦争批判の台詞などを排除した一方で改悪を彼方此方に加えて戦争中に上映されたものは108分の作品になった。
撮れ高は6時間あって、初回試写版は3時間半あったらしいけど、

一方でフランクリン・ルーズベルトが反日感情を煽る様にOPに「日本軍に虐殺されている罪のない民間人を」だの改編を加えさせた。

アメリカ大統領がヒトデナシな事例には事欠かないが、
フランクリン・ルーズベルトは日本への空襲で罪もない民間人を大量虐殺しながら
「それらの飛行機は、シャングリラから来た」と言ったそうだ。

小説「失はれた地平線」は「シャングリラ」という地名を創作した最初のものだ。

失われた地平線 (新潮文庫) - ヒルトン, 正衛, 増野
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フランクリン・ルーズベルトは第二次世界大戦中に大統領専用別荘を建てさせてシャングリラと呼ばせた。今はアイゼンハワーが付けた呼称のキャンプ・デービッドで呼ばれている。

アラブ・イスラエル和平交渉―キャンプ・デービッド以後の成功と失敗 - アイゼンバーグ,L.Z., キャプラン,N., Eisenberg,Laura Zittrain, Caplan,Neil, 正裕, 鹿島
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レイシストで人種改良論者、つまりはヒトラーと同類の忌むべきクズであるフランクリン・ルーズベルトは、
スミソニアン博物館の国立自然史博物館の初代館長アレス・ハードリチカの
>日本人の頭蓋骨は「われわれのより約2000年、発達が遅れている」

という科学的根拠皆無の毛唐さながらの差別でしかない妄言を指示し、
>「人種間の差異を重視し、人種交配によって文明が進歩する」などと語り、「インド系やユーラシア系とアジア人種、欧州人とアジア人種を交配させるべきだ。だが日本人は除外する」

だのほざいてたキチガイだ。

フランクリン・ルーズベルトはヒトラーがアウシュビッツで行った事と同様に、北米南米で日系人の強制収容政策と財産没収を行った奴だが賠償も謝罪もしないでくたばった。

そして日本兵の腕の骨で作ったレターオープナーを使用する猟奇野郎。それがフランクリン・ルーズベルトだ。

裏切られた自由 上: フーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症 - フーバー,ハーバート, ナッシュ,ジョージ・H., Hoover,Herbert, Nash,George H., 惣樹, 渡辺
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そんなサイコ野郎であるフランクリン・ルーズベルトが愛読したジェームズ・ヒルトンの1933年発表小説『失われた地平線』を原作にしたのがこの映画だ。

原作概要を眺めてみたが、小説発表の1933年は
・1月30日 - ヒトラーが独首相に
・2月20日 - 小林多喜二が、治安維持法違反容疑で逮捕
・3月27日 - 日本が国際連盟脱退
・10月17日 - アインシュタインが米国に亡命
など、キナ臭い時代ではあったものの、
主人公のロバート・コンウェイが上海から日本経由でサンフランシスコへ向かう一緒の船旅の中で記憶を取り戻す。

この映画ではコンウェイが記憶を取り戻すシーンを撮影したものの、10分もあった尺を全てカットした上にスチール写真しか残っていないようなので、ラスト近くはかえって駆け足なだけで説明不足過ぎると思った。
オーディオコメンタリーによると本来は船のシーンで始まり、船のシーンに繋がる終わり方だったらしい。
ところが試写で冒頭が分かりにくいと観客に言われ、監督フランク・キャプラは2巻分のフィルムを焼いてしまったらしい。
俺的にはゆったり始まる冒頭は現代映画でも「早くしろや!」としか思わないので早送りする位だが、
この映画は冒頭シーンを削ってしまったために、ラスト近くになったら「このオッサン誰だよ」って感じで唐突な印象を受ける。

1937年当時で広告費も含むものの製作費200万ドルという大作なのは映像を見ても結構に実感がある。
本物の空港を使い、ロサンゼルスのチャイナタウンから集めたエキストラ500人を使った冒頭シーンから始まる。
モノクロ映画はテンポが遅くて、時には2倍速以上で観る事もよくある俺だが、この映画はやや早回し位でも本編が結構なスピード感を持たせて撮影しているのが伝わった。

事前知識ナシで観たので展開の想像もつきにくく、キャラクター達に思い入れは全く無いものの、彼らが幸せになるのか不幸のどん底に叩き落されるのか読みづらい=良くできた物語だと思った。

シャングリラは現在では理想郷を意味する言葉の一つだが、ヒマラヤ奥地にあるとされる。

石膏やコーンフレークの雪では息が白くならないので高山シーンの撮影に向かなかったが、
大型の冷蔵倉庫の中にセットを組んでー4度の中で撮影した。
140sの氷を砕いて雪を創って大筒で吹いてスタジオ内で雪をふらせた。

雪山で斜面を移動しながらの吹雪シーンは凄いなと思ったがドキュメンタリー映像から使用したらしい。流石の本物の迫力。

シャングリラに来訪した者達の葛藤とか、意見の相違とかネタバレせずに書くのは無理だし、
多分に作品を観た方が楽しめて良いと俺は思う。この作品は特に。

あえて言えば、各キャラクターの行動結果やモチベについては原作より映画の方が良いと思う。
役者のアドリブも結構多いそうだが、それが良い方向に働いている。

デジタル補正での映画復刻についてのオーディオコメンタリー版も通して観れて、二重に色々と興味深い作品だった。
特典メニューにはオーディオコメンタリーの要所だけピックアップしたものもあったが、メニュー上では其方が上に会って視聴したものの、
結局、通してオーディオコメンタリーの字幕付き英語音声で通して観直してしまった。
つまりは4時間近く1本の映画を解析含めて観た事になる。
大金かけたCGバリバリのハリウッド映画でも辛辣に叩きまくる俺だが、1本の映画を即時リピートして解析含めて観直すのは久々。

でも、カットになったシーンは確かに冗長でカッタルイ個所も多い。復刻したエンジニアも修正しておいて「このシーンは長くて観客は辛い」とも言ってる個所がある。原作者が長すぎるのでカットしろと言ったシーンまである。

ただ、16oから引き延ばしたシーンや、スチール+サントラ音声だけの残念個所もAIが発達した現在、または近い将来には更なる復刻も可能かもしれない。

2016年には4K版で再発掘された1分の映像を追加している。

オーディオコメンタリーではカラーフィルムからの色の復刻について触れているが、
それより現実的にはAI彩色した方が簡易で効率的になるだろう。

この作品もフルカラーにしてみればいいのにと思う。

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posted by wolf_howling at 07:42 | Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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