
ゴルゴ13(73) (ビッグコミックス) - さいとう・たかを
『ドラゴン・バードへの実験』
脚本協力:牧戸次郎
ヘイゼルの悲劇から40年かあ。
>Verso Altrove – In ricordo delle vittime dell’Heysel
https://www.juventus.com/it/news/articoli/verso-altrove-in-ricordo-delle-vittime-dell-heysel
とユベントスとリバプールFCがチャンピオンズカップ決勝を行う試合開始前にナイフや鉄パイプまで持ち込んだイギリス人フーリガンが空き缶や煉瓦を投げつけだした事を切欠にユベントスサポーターを襲撃する事件が起こった。
マンガでは死者38名、重傷者450名を出す大惨事とかかれてるが、
実際の死傷者の内訳は10歳の少年を含むイタリア人32人、ベルギー人4人、フランス人2人、イギリス人1人で死者は39名。425人が負傷したと報じられた。
ヨーロッパは地続きなので電車で他国に大勢で押しかけて都市暴動を行うという行為まで可能な訳だが、イギリスは言うまでもなくドーバー海峡の向こうから他国に暴力をわざわざ持ち込むのだから最低最悪の行為だ。
サッチャーが死んだときには、オズの魔法使いの楽曲「魔女が死んだ」がリクエストされた位には嫌われてるわけだが、サッチャー政権時に工業都市リバプールでは若年失業率が30%を超えていた。

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 (字幕版) - フィリダ・ロイド, アビ・モーガン, メリル・ストリープ, ジム・ブロードベント, オリヴィア・コールマン
事件が起きた時にイギリス国民戦線が関与しているとの証言があった事がこの話の元ネタにせよ、事実はマンガよりも酷い。
テレビ中継でリアルタイムに暴動を目の当たりにしてたサッチャーは当日の夜に
「事件に関与し責任を負うべき者たちは、我が国とサッカー競技に対し多大な恥辱と不名誉をもたらした」
と声明発表した。
欧州サッカー連盟 (UEFA) はイングランドのサッカークラブに対し、UEFA主催国際試合に無期限の出場禁止処とし、結果的にはイングランドサッカークラブに対し5年、リバプールに10年の出場禁止処分となったが、サッチャーはイギリスのプロサッカー自体を全面禁止するつもりだったらしい。
実行犯のリバプールサポーター25人が逮捕され、14人が過失致死傷罪で有罪。7人が懲役3年、残りは執行猶予3年となった。
>1987: Liverpool fans to stand trial in Belgium
http://news.bbc.co.uk/onthisday/hi/dates/stories/september/9/newsid_2503000/2503885.stm
また作中では「ハガティー事件」と表記されてるが、当時の日本語カタカナ表記の「ハガチー事件」はアメリカ大統領新聞係秘書ジェイムズ・ハガティの乗った自動車を抗議の為に数百人が取り囲んだため、米海兵隊ヘリが出動して麻布竜土町の米軍ヘリポートに逃げる羽目になり、アイゼンハワー訪日は中止となったデモのことだ。
><あのころ>ハガチー事件 安保闘争の渦中
https://www.47news.jp/2440771.html
口先だけの臆病者、TACOでしかないトランプにポチ外交するよりも、アメリカ人にはテメーらのワガママ好き勝手は世界中でアメリカ人に対する殺意の高まりレベルに至っている事を色々と伝えてあげた方が親切だと思う。
ま、アメリカ人同士で大好きな銃で打ち合い殺し合いしてくれてるので、内戦でも起こして自滅してくれ(苦笑

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ファンタジー知識を増やす趣味も別にあっていいとも思うが、リアル史実は風化させてはいけない重みがある。
『ダイブtoトリポリ』
脚本協力:K・元美津
>本物のゴルゴザウルスにお目にかかれて光栄だよ
とか、CIAのオッサンキャラは親父ギャグのおしゃべり野郎というキャラ付け。

PAPO (パポ)ゴルゴサウルス
一方、お色気担当の凄腕女工作員がどうやって死ぬのかと思ってたら妙な肩透かしを食らったw
でも、物語としては兎も角、オペレーションとしては殆ど役に立ってないので「要る?」って感じも受ける。狂言回しって感じか。
イグアノドンの解説といい、ページ数稼ぎの水増しがなければ、もっとコンパクトでテンポの良い展開に出来たようにも思う。

マテル ジュラシックワールド(JURASSIC WORLD) 新たなる支配者 アクションフィギュア ほえる!イグアノドン 【全長:約29.4p】 【4才〜】 HDX41
でも、スナイプだけでなく、久々に潜入ものだし、CIAもモサドもKGBも、そして冒頭はリビアのカダフィ大佐のアップとかなかなかにスケールは大きいし、役者も揃っている。

変見自在 日本よ、カダフィ大佐に学べ(新潮文庫) - 高山正之
ワインバーガー国防長官も任期は長かったが、ゴルゴが俺みたいに皮肉に事欠かかかったら、後にイラン・コントラスキャンダルとかで訴追されてたりなので「裏表が激しいクズだろ」と一言添えたに違いない。
当時はアメリカもイスラエルもイランを裏から支援してた訳で、現状みるに、いずれの政府もホントクズだなと。
『フィールド・テスト』
脚本協力:氷室勲
当時のコロンビア大統領バルガスは確かにMIT卒だけど土木工学と経済学修士だぞ。
バルコ大統領なので別人とか、国家元首クラスをフィクションで強引設定か?
しかも、兵器なんて一度開発されちまったら、現物壊したり、開発者を殺したところで、設計図や素材レシピさえあれば量産はとまりっこねえだろ!
氷室勲は大人向けの作話ができないのでは?
フォークランド紛争とエグゾセ、懐かしいわ。アルゼンチン海軍がイギリス艦船を何隻も撃沈させてた。

フォークランド紛争 - 山崎雅弘
古舘伊知郎がアンドレ・ザ・ジャイアントの蹴りを「人間エグゾセミサイル」って呼んでた当時。
アメリカでのプロレス技名だと「ビッグ・ブーツ(Big Boots)」で馬場の16文キックと同じなんだけど。

バイオグラフィー:アンドレ・ザ・ジャイアント 〜伝説の大巨人 - クリス・モーテンセン, ドン・キャンブー, レネ・グレイ, ゴリラ・モンスーン, アーノルド・スコーラン, キラー・コワルスキー
とはいえフランス兵器としてエグゾセはフォークランド紛争の実戦で名を馳せたが、戦闘機ミラージュはハリアーに全敗した形。
なので大目誌ぐらいで航続距離に弱点を持つハリアーを飛ばせないように、アルゼンチンがイギリス空母を沈めてたら展開は大きく違っただろう。
コンテナ船「アトランティック・コンベアー」を空母ハーミーズと間違えてエグゾセで沈めたのは命運を分けたと言っても過言ではないだろう。既にハーミーズにハリアーを移送済だったことも大きかった。
ゴルゴ13(73) (SPコミックス) [ さいとう・たかを ] - 楽天ブックス

空戦フォークランド: ハリアー英国を救う - アルフレッド プライス, J.エセル, 江畑 謙介

