2018年04月18日

ゲド戦記 3 さいはての島へ



ジジイになってきたせいで裸眼の視力だと文庫サイズはキツイ。




ところが、児童版のはこの巻ではアーキペラゴの地図が有用なのに、機能美と装飾の区別がつかない自称デザイナーみたいなのが装丁したせいか、見返しで薄い緑色という可読性を全く考えてない色味で印刷されている。




しかも地図中央近くにあるロークが重要なのに、のどの折り目に入ってしまって見えない状態でも平気で印刷して世に出してる。

本を出している作者も編集者も自称デザイナーも実際にこの本を読んでると思えない酷さだ。


その点では多少マシなのでソフトカバー版を選んだのだが、

こっちも私が手にした2006年初版では、p.319に「ケド」とか誤植してて校閲してねえなと。


2006と言えばジブリのパヤオ七光りクソアニメが公開された年なので、その時にこのソフトカバー版は出したんだろうけど、まあお互い出来は酷いもんだな。




ジブリのは、この3巻が話の中心なんだけど改悪だらけのクソアニメは「西の善き魔女」と仇名された原作者アーシュラ・K・ル=グウィンの「怒りと失望」を招いた事が公式に公開されている。


>Gedo Senki



>ジブリ映画「ゲド戦記」に対する原作者のコメント全文



原作でアレンは功績のある先祖に対してコンプレックスがある若者ではあるけども、

父殺しって余計なことを吹き込んだ毒蛇はPの鈴木。


パヤオの辞める辞める詐欺の繰り返しも酷いが、監督辞めたので息子にって嘘をル=グウィンに伝えたサタンもどうせPの鈴木。


結局、 ゲド戦記を映画化しようとしてル=グウィンに断られて仕方なくアニメージュでパヤオが連載してたナウシカを原作として映画にすることにして、パヤオの古巣だったテレコムに断られたのでトップクラフトが引き受けて、

ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)
ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)

ナウシカがヒットしたらトップクラフトが改組されてジブリになったわけで、トップクラフトの経営者で大作主義に反対してジブリを抜けた原徹が如何に経営者としてマトモだったかって証拠。


金集めをする為に手段を択ばず、棒読み役者の起用だのしてジブリ作品をダメにした上にジブリを潰した元凶は経緯全てを遡って客観的に見るに鈴木って事だろ。



普通に物語をおっかけて感想かいてもつまんないので、そういう深読み勘繰りで小説側も制作背景みたいなのを妄想してみようか。


指輪物語やナルニア国物語など、以前に書かれたものを掘り起こす形でのアメリカのファンタジーブームってのが1960年代半ば以降にあって、「ガンダルフを大統領に! Gandalf for President!」といったスローガンまで現れることになったわけだが、多分にその背景にはベトナム戦争とアメリカの衰退があり、不安な社会情勢からの現実逃避という背景がアメリカのファンタジーブームがあったのだろうと俺は思ってる。




そのタイミングでSF作家のル=グウィンが1968年に出したA Wizard of Earthseaで、それまでの魔法は作家の御都合で滅茶苦茶だったものを才能の見出し方や教育、焦点具としての杖、真の名など、今読めば大差ない同程度のガバガバ設定にせよ、当時からしたらちょっとそれっぽく整理されてるアイディアからヒットしたのだろうと思う。




呪文の難易度とかそれっぽいのはあるけど、D&D以降の作品のようにレベル立てて整理したりはしてないからね。


ダンジョンズ&ドラゴンズ プレイヤーズ・ハンドブック第5版
ダンジョンズ&ドラゴンズ プレイヤーズ・ハンドブック第5版

また、アースシーという世界観は構築したものの、多分に元々、風呂敷を広げていくつもりはなかったんだろうなと思う。


というのは割と2巻、3巻の舞台配置が2巻は地図の右側の真ん中辺から少し下の移動なのと、ゲドにはさしてフォーカスが当たってないし。




3巻は意味もなく南に回って西に移動して北に上がって東に戻るという、全く非合理的な経路からして「とりあえず地名とか出したから使っとくか!」的な雑な感じが凄くする。直線に近い往復を何故しない!


で。この巻でゲド戦記3部作オシマイ!って読み方でもそれはそれで良い位だと思う。


なんだけど十数年後の1990年に急に4巻目Tehanu, The Last Book of Earthseaが出る。




コレが出るまでは映画やテレビや舞台の仕事をしてたみたいだけど、多分に食ってく為には続編新作って流れ何だろうと思う。過去資産だけで食いつなげる訳でもなく。


で「The Last Book 最後の書」だったのに、2001年にThe Other WindとTales from Earthseaを出した。


これは911の影響らしい。


ゲドとアレンが会った後にクモが網を張っているのを眺めて、其処から人の織り成す運命を読むみたいな描写があるんだけど、毛唐と違って自然と生きているアジア人からすると、蜘蛛の糸のはりかたでの観天望気も知らないのか?などと思ってしまう。




また「アーム」は太古の言葉で始まりで、「オーブ」が終わりを意味するとかってゲドの言葉も、仏教的な阿吽真言を知ってる東洋人からすると、ゲドの肌の色がどうのってどの映像作品にも噛み付いてるル=グウィンだけど、結局、コイツも東洋や自然とかにかぶれたヒッピー的なアメ公にしか過ぎねえなとか逆に思う。


所詮、一人の人間に過ぎねえのに作家とかをマスゴミが持ち上げるせいで、やたらと買いかぶり過ぎなんだっての。


この巻も英雄物語ではあるもののトータル的にほぼ陰鬱な世界の終末みたいな話なので、俺は映画と同様に2度と読む気がしないんだけど、

文化背景の資料として外伝と当初はされたドラゴンフライだけ読んで。もうこの陰鬱な作品群との付き合いはオシマイにしようと思う。




で、1作目で「真の名」ってのをフォーカスして竜の使っている太古の言葉って風呂敷をこれでは広げ直してる形だが、

俺が想像するに元々はペンネームと本名みたいなものが元ネタで、仲がいいと本名を知らせたりするとかって環境だったのが、

この本の出た1972年てのはウォーターゲート事件発覚の年。

多分に名前が解らなくなり魔法が使えなくなってしまったアースシーは、ベトナム戦闘で国内は対立して荒れまくり、メデイアが持ち上げた人物が嘘だらけでクズだった事により、信頼というものが失われたアメリカの世相不安を反映したものだったのではなかろうか。


国内が分裂して国家元首がフェイクニュースを垂れ流してる現状のアメリカだったら、この本はまた売れたかもな?


まあ俺には不要だが。


あえて褒める所があるとすれば、ドラゴンの外観や挙動、雰囲気の描写が少し良いって事かな。

動く事で金属音っぽいものを出す、光沢をもった姿はカッコイイ。

それを台無しにしたパヤオ七光りのゴローはパヤオに絵が下手だって言われるまでもなく演出力も原作を台無しにするレベルでダメって解る材料にはなる。


読解力もオマージュも無いのなら原作モノやるんじゃねえ!




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2018年02月22日

ゲド戦記2『こわれた腕環』

こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)
こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)

ゲド戦記1の「影との戦い」は何十年も前のガキの時に読んだが、

影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)
影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)

飛び切り面白いとは思わなかったので、続刊は読んでなかったなあと思ったのが1カ月ちょい前。(ガキの頃に買って持っては居たのに。)

で、読んでみるかーって引っぱり出して読みだしたら、作者のアーシュラ・K・ル=グウィンが死んだ。

>「ゲド戦記」作者アーシュラ・K・ル・グウィンさん死去 88歳
http://www.afpbb.com/articles/-/3159713

まあそんだけ作家も年寄りだし、埃被った作品ってわけだが。

で、読んでみると色々と前半は辛い。
寒暖差もあって体調が優れないので、陰鬱な雰囲気と相まって読む気が相当に起きなくなった。

翻訳も色々と酷い。

P.11
>あとに続く静けさを揺るがすものは、ただ、心臓の鼓動のように低くゆっくりと打ち鳴らされる太鼓に合わせておおぜいの人間が歩を運ぶその足音だけだった。


駄文!
静けさを揺るがすのが「足音」って解って想像できるまでにどんだけ読み進めなければいけないんだ!
主語が冒頭に来る英語とちがうにせよ、日本語をもう少し上手く伝える事が出来てこそのプロじゃね?

P.26
>どれも堅いヒマラヤスギの丸太で。豊かな森林のひろがるハートハーから船で運び


ファンタジー小説のジャガイモ論争ってあるけど、

>【定番議論】ファンタジーを描く時、食物や単位やマナーや言葉…の何を現実世界と共通させ、何を創造すべきか?
https://togetter.com/li/887490

これ、アースシーにはヒマラヤはねえから、スギでよくねえか?

sparrowhawkをハイタカって訳す拘りもある様子だけど、
これ、翻訳した側の生物植物分類への拘りが優先されてるけど、
誰に向けて何を伝えるかって事から考えれば、児童書として「堅い」に「かたい」ってルビふらなきゃいけない書籍なんんだったらスギやハヤブサみたいな子供が想像しやすいものを優先するって方向でいいんじゃねえの?

挙句が清水真砂子って「トンボ」だったのを「ドラゴンフライ」に改定するとか翻訳してねえカタカナ語にするとか意味不明な事してるし。

アースシーにヒマラヤねえだろ!問題と同じで気になるのが、

P.87
>これを彫っ細工師はすでに宇宙の塵と化して久しいだろうに


これ原文を眺めたい所だが、死霊を恐れてる巫女たちが、死体が朽ち果てるのを観察して知ってるのはまだしも、「cosmos」や「outer space」の概念あんのかよと。

ルビとかも基準がブレブレなんだよなー。

P.204
>森や、畑や、市がね。
市には港があって、城があって、市場があって、その市場では、


これ、読み進めると「市がね。」は「いち」ではなくて「し」なのが解る。

「都市」って書けや!

挙句がP.222には

>今は市全体が雪にうずもれて、

の「市」には「まち」ってルビふってある。

翻訳者のやってる事がブレブレで、挙句に岩波書店の編集者もまったく編集の仕事してねえ!

こんな御粗末なシロモノを児童書とかありえない!
これを平気で40年も出し続けてるんだろ?誰も何も言わないの?正気?

それと内容的にもなあ。

清水真砂子はあとがきでマヤだのクレタだのぬかしてるけど、
俺が先ずル=グウィンのインスパイア元として思い浮かべたのはネパールのクマリだ。

>3歳の女の子が新たな生き神「クマリ」に ネパール
http://www.afpbb.com/articles/-/3144647

>BS1スペシャル 少女が神になるとき「クマリ ネパールの祈りとともに」
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2420492/index.html

最初は宗教自体のdisなのかな?とも思ったが、そのうち女の子を現人神扱いして死体を拝んでるのがバカ臭いみたいな描写になってくる上に、ゲドが出て来た後は死んだ後は闇の力とか言ってるから、ル=グウィンって有色人種を擁護して、女性差別に反対してるスタンスっぽくはあったけど、結局この人はアニミズム的なものには憧れていたのかもしれないけど祖霊崇拝とかを含めて実際の感覚的には全く掴めてなかったんだなーと。

そういう点、アジア人からみると何もわかっちゃいねえアメ公の呪術世界ごっこを有難がってるバカバカしさしかない。パヤオがアニメ化したくて枕元に随時おいてた時期があったり、

ゲド戦記 [DVD]
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富野由悠季がオーラバトラーにゲドってつけたりとかしてるのみても、
爺達が有難がってた娯楽なんか、ホント御寒いよなーって感じ。

ロードオブバイストンウェル ゲド
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まあそういう爺どものおかげでラノベが既に溢れかえってる世の中でもあるけど、
ハリポの杖や学校で魔法を取得するのもゲド戦記の影響は絶対だし、

ハリー・ポッターと秘密の部屋 [Blu-ray]
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ゲド戦記1「影との戦い」は明らかにハガレンの禁忌にも繫がるだろうし。

鋼の錬金術師 完全版 コミック 全18巻 完結セット (ガンガンコミックスデラックス)
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でもこれ、後半はそれなりにダンジョン冒険してるからラノベテイストに翻訳すればルビが必要な子供達でなくて中二病世代にはいいかも?

ダンジョンといえば、見返しにMAPがあるんだけど、表2側と表3側に同じものを掲載するのではなくて、表2側には1巻に掲載してるアーキペラゴの地図を載せるべき。読んでて地名と位置が気になって仕方ない。俺は1巻を数十年前に読んでて地理も記憶にあったからなんとかなったけど。

ラノベといったが、タイトルとかは既にラノベ翻訳状態でgdgdだからもっと崩した書き方にすればいいのになー。

だって、これも原題は「The Tombs of Atuan」=「アチュアンの墓」であって、
「こわれた腕環」ってネタバレだぞ!
読み終わった後に扉絵を見ると「あー」とか俺は思ったが。

そも1巻は「A Wizard of Earthsea」=「アースシーの魔術師」だし。
そも。「ゲド戦記」って書いてて何処も「戦記」ものじゃないタイトル詐欺だからなW

こわれた腕環 ゲド戦記II  (物語コレクション)
こわれた腕環 ゲド戦記II (物語コレクション)

posted by wolf_howling at 01:34 | Comment(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月29日

統計でウソをつく法  数式を使わない統計学入門 ブルーバックス

統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)
統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)

中二の時に図書委員長だったのを良い事に、文庫や新書系で少しでも興味があるのを目録を眺めて片っ端から購入依頼を出した事がある。
日本がまだ豊かな時代だったので呆れる位に全部を司書が買ってくれた。
のだが俺は受験勉強というものを全くしないで高校に進んだけど、2年で読める本の冊数は明らかに超えていた。

その中にこの本があった。

其れから数十年が経過し、何度も図書館でも見かけはしても他の本を借りる方に枠を使ったりで読んでこなかった。

1954年に書かれた本なので今の若い世代からすると「キンゼイレポート?何それ?」だろうけど、

キンゼイ報告と日本女性の性行動 (1954年)
キンゼイ報告と日本女性の性行動 (1954年)

(へー。コッポラが監督してリーアム・ニーソンが主演したキンゼイの映画なんてあったんだ。10年以上も前に。)

愛についてのキンゼイ・レポート [DVD]
愛についてのキンゼイ・レポート [DVD]

なので執筆当時にタイムリーだったネタも今となっては「何それ?」ではあるけど、数字はかわらないし、取り上げられている事例の問題点も変わらない。

新書らしく文体も軽妙で、多分に中学生の時に読んでおいてもいいだろう。
とはいえ、当時の俺が読んでも何ら目新しい事もなく、まあねで済む内容でもある。

とはいえ原題でもビッグデータだ、AI解析だってバズワードを商売のネタにしようとしてるのに踊らされてるような連中は読んでおいた方がいい。

NHKっていう政府御用メディアのビッグデータ特番は噴飯ものだった。

>「ひとり暮らしの40代が日本を滅ぼす」NHKが作ったAIの分析が冷たすぎる
http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/22/nhk-ai-made-shocking-analysis_n_17510952.html

因果が数理論理に従ってなければ風は吹いても桶屋は儲からない。取らぬ狸と昔から言われている。

見せかけ相関問題は現在でもニコラスケイジ事例などでネタにされているが。

>ニコラス・ケイジの映画が増えるとプールで溺死する人も増えるのか?
http://gigazine.net/news/20170403-correlation-causation/

この本の時代でも

「マサチューセッツ州の長老派教会の司祭の給料」と
「ハバナのラム酒の値段」には高い相関関係がある、という話があるが、
大きい視点から見たら全体的な物価上昇ってのがあるでは?とか言えたりする例も書かれている。

原因と結果が前後してしまっていたり、無関係のものをこじつけても因果や相関にはなりえない。

「大学を出れば高収入が得られるのか?」
との話も、
大学生には2通りある。「頭のいい学生」と「金持ちの子供の学生」で、
金持ちの子供は金が金を産むのだから、大学へ行こうが行くまいが大金持ちの子供は低額所得者の中には見当たらない、とのサンプリングの歪みなどを例示している。

・少ない母数やサンプリングの偏り
・平均として出されている数は算術平均なのか、中央値なのか、最頻値なのか
・グラフや絵での心象操作や誇張
・原因と結果の非論理的なこじつけ


など、データとされるものの問題事例が次々と例示されているが、これは現代でも多くのメディアや企業や政府がやってる誤魔化しテクニックとしてよく見られる。

とはいえ、この筆者や訳者も大概で、俺は鵜呑みにはしない。

叩くデータの時は「共和党」という党名をあげつつ、大統領名の時はリンカーンともしているが、
褒めている時だけセオドア・ルーズベルトがウィリアム・マッキンリーの諸政策を大改革だの書いてやがる。
リンカーンもルーズベルトもマッキンリーも共和党であり、民主党の提示したデータについては一切の掲載が無い。明らかに偏った書き方による印象操作だ。
多分にダレル・ハフ自身の支持政党が有利になるように片方だけをdisっているバランス欠如もサンプリングから良く解る。

そして訳者の高木秀玄があとがきに
「まともな人間をいくら分析してみても人間の本当の性格はわからないが、
どこか狂った人間を分析してこそ本当の人間というものがわかるように。」

などと、統計学の元教授とされている人物が
「まともな人間」
「人間の本当の性格」
「狂った人間」
「本当の人間」
など、ふざけた言葉を吐いていやがるが、これらは比較の問題でしかなく、
「まともな人間」や「本当の人間」が定義されない事には何をどうしようと結果は出ないので、鶏が先か卵が先かで「狂った人間」も定義は出来ない筈だ。
また「人間の本当の性格」というのも、本来「性格」というものには個体差があってしかるべきものに対して、「人間」という種としての括りをする事自体があまりに非論理、非数理すぎて、
こんなのに生徒として金を払って教鞭を執られた人々は一体何を学んだんだろうねえと。
あー、だから元教授なのか(察し)。

そんななので、翻訳の内容や書き方も彼方此方に首をかしげたくなるところもままある。
これ、多分に翻訳しなおした方が良い。

そんな翻訳内容でもあるのだが、めんどくさければ若いうちに最後の10章目だけでもこの本に目を通しておくと数理論理的に物事を判断できるできないの差は大きいと思う。

ウソを見破る統計学―退屈させない統計入門 (ブルーバックス)
ウソを見破る統計学―退屈させない統計入門 (ブルーバックス)

posted by wolf_howling at 16:21 | Comment(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

美女と野獣の「野獣」イメージの移り変わり2

美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック デラックス・エディション(日本語版)
美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック デラックス・エディション(日本語版)

>美女と野獣の「野獣」イメージの移り変わり
http://read.seesaa.net/article/449892060.html

続き。

http://mjoseph.comminfo.rutgers.edu/Images_Beauty_Beast.html
上記のだとウォルター・クレイン版の挿絵が1870年。

La Belle Et La Bete
La Belle Et La Bete

御覧の通り、野獣の頭部はイノシシである。
なんかベルが野獣を絞め殺してる構図みたいにみえなくもねえけどw

インターネットアーカイブに本の全部が収録公開されてた。
https://archive.org/details/beautybeast00cra

80年代後半は猪、獅子とか悪魔から遠ざかって動物モチーフだらけになる。

1910年を過ぎるとラヴェルのピアノ連弾マ・メール・ロワ第4曲 美女と野獣の対話がバレエになるなどで、

Bolero / Ma Mere L'Oye / La Valse
Bolero / Ma Mere L'Oye / La Valse

ブームがリバイバルしたせいか作品点数が増えるが、割と好き勝手な野獣のデザインが増える。

それでも割と猪が人気で驚くw

俺、ヘンリーフォードの猪みたいな象みたいなデザインの好き。

merchant-caught-by-the-beast.jpg

イタリア版のZelinda and the Monsterを含むともう「バケモノ」前提なのでデザインは超好き勝手。

>Zelinda and the Monster – The Italian Beauty and the Beast.
http://www.pookpress.co.uk/zelinda-and-the-monster-story/

そんな感じでアン・アンダーソン画とかモンスター風デザインの表紙絵も多いんだけど、

9781473326323_BeautyAndTheBeast_Origins_19.png

何のモチーフもないデザインだとデータ的に収拾つかなくなることは見えてるので、
もう他人が纏めてくれて解ってる時系列は無視して、逆にフランスの原典La Belle et la Bête側に遡ってみる事とする。

とかいっても検索してみるとこういうページが既に

>The History of Beauty and the Beast
http://www.pookpress.co.uk/project/beauty-and-the-beast-history/

これを見ると1885年のは猪。

BeautyandtheBeast_PeterThompson_3.jpg

1875年のは黒いサーベルタイガーみたいなの。

BeautyandtheBeast_VBoyle_4.jpg

なんかこのサイトで紹介されてるブログを纏めたみたいな書籍の表紙の象さんが超気になるW

Madame de Villeneuve's Original Beauty and the Beast - Illustrated by Edward Corbould and Brothers Dalziel
Madame de Villeneuve's Original Beauty and the Beast - Illustrated by Edward Corbould and Brothers Dalziel

http://www.pookpress.co.uk/shop/villeneuves-original-beauty-beast/

アーサーラッカムだのの版権切れの絵とか、文章を纏めて売ってるみたいね。
http://www.pookpress.co.uk/project/beauty-beast-illustration-gallery/

でも、ギャラリーに表紙の象のは載ってないという・・・

しかも、画像検索したが邪魔臭いPinterestのばっかかかって結局、原典が解らず。
こういう点、ソース側でないフェイクニュースだの、ただのまとめサイトをSEOだので上位に持ってくるGoogleは検索としてもうオワコンって事が非常に良く解る。

仕方ないので放置。

色んな時代のを纏めた記事がコレ

>The Beast
http://nydamprintsblackandwhite.blogspot.jp/2012/11/the-beast.html

古い方は猪より狼な様子と見とったのはあってる模様。

そしてコレ。

Beauty and the beast
https://www.kb.nl/themas/kinderboeken-en-strips/sprookjes-in-de-kb/beauty-and-the-beast

読み通り、先ずは悪魔や狼が野獣のイメージで

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次に猪ブーム。

Beauty And The Beast (Two Versions) (Golden Deer Classics) (English Edition)
Beauty And The Beast (Two Versions) (Golden Deer Classics) (English Edition)



その次に何故か、熊ブームが到来する!w

Beauty and the Beast: The Ultimate Collection
Beauty and the Beast: The Ultimate Collection

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La Belle et la bête, livret et cassette audio
La Belle et la bête, livret et cassette audio

で、その後に映画の影響だかでライオンブームが来るんだけど、

The Singing, Springing Lark (First Edition): The Brothers Grimm 'Beauty & The Beast' Fairytale (English Edition)
The Singing, Springing Lark (First Edition): The Brothers Grimm 'Beauty & The Beast' Fairytale (English Edition)

La belle et la bête
La belle et la bête

俺が調べてて一番面白くおもったのは1969年のEric Winter画版。

Vintage Ladybird Book BEAUTY AND THE BEAST Well Loved Tales Series 606d Matte Hardback 1970 https://www.arranalexander.co.uk/vintage-ladybird-book-beauty-and-the-beast-well-loved-tales-series-606d-matte-hardback-1969-5990-p.asp

美女と野獣

美女と野獣

美女と野獣

アメリカンパルプなイラストテイストも懐かしくて良いですけど、

野獣は「イケメンゴリラ」ですよ!
でも、逆にゴリラって怒らせなければ怖くは無いから言いえて妙。

イケメンゴリラ 君の瞳に乾杯!
イケメンゴリラ 君の瞳に乾杯!

そして2017年ペーパーバックの表紙をみたら、また猪になってる。
それで気づいたのは多分に野獣のキャラはイメージが定着しちゃうと、本来、ツカミに必須な外見の怖さが薄れてしまうのではなかろうか?

ぱっと見に「え!?」って思ってもらうデザインにする事の試行錯誤であの手この手を300年間、それぞれの時代の挿絵描きやデザイナー達がしてきた結果、飽きたら変える&浮きすぎないってのを意識した結果が、猪、熊、獅子などの一過性ながらも纏まってたり偏ったブームがある理由なのかもしれない。

Beauty and the Beast
Beauty and the Beast

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美女と野獣の「野獣」イメージの移り変わり

美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック - デラックス・エディション-<英語版[2CD]>
美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック - デラックス・エディション-<英語版[2CD]>

日本科学未来館の「ディズニー・アート展 いのちを 吹き込む魔法」でデザインスケッチやコンセプトアートが多く展示されているのだが、

ディズニー黄金期の幻のアート作品集: THEY DREW AS THEY PLEASED Vol.1 1930年代に活躍した4人のアーティストの人生と、その素晴らしき作品たち (THEY DRAW AS THEY PLEASED)
ディズニー黄金期の幻のアート作品集: THEY DREW AS THEY PLEASED Vol.1 1930年代に活躍した4人のアーティストの人生と、その素晴らしき作品たち (THEY DRAW AS THEY PLEASED)

そういえば美女と野獣ので、デザイン中の野獣の顔はマンドリルだったなと思い出した。

シュライヒ ワイルドライフ マンドリル (オス) フィギュア 14715
シュライヒ ワイルドライフ マンドリル (オス) フィギュア 14715

以前、洋書の画像検索をしていて、ふとした事から美女と野獣の「野獣」イメージの移り変わりに興味を持ったことがある。

絵を纏めてる方も海外にはいたんだけど、
http://mjoseph.comminfo.rutgers.edu/Images_Beauty_Beast.html

これはBeauty and The Beastの歴史で1800年代の作品であって、より原作は古いんだよね。

1740年にガブリエル=スザンヌ・ド・ヴィルヌーヴ夫人が書いた「La Belle et la Bête」が最初。

なのでフランス語の方をあたる。

https://lesmondesdeblanche.wordpress.com/2015/08/03/une-romance-intemporelle-la-belle-et-la-bete-17401757/

このエントリの一番古い挿絵の写真はフランク・ラウが書いたものだそうで、書籍の年数を拡大して見ると「1756年」とある。

https://lesmondesdeblanche.files.wordpress.com/2015/08/img_4079.jpg

「1756年」なのでこれは所謂、ボーモン夫人として知られるジャンヌ=マリー・ルプランス・ド・ボーモン版だと判る。

La Belle et la bête (Classics To Go) (German Edition)
La Belle et la bête (Classics To Go) (German Edition)

ビーストって言葉が悪魔を意味するものでもあるので、この画像だと、狼の容貌で足が鳥みたいな感じ。

この本の表紙と同じ画像がエントリにも載ってるので多分にこの本から撮影したんだろうけど。
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/815yOF2FQ9L.jpg

La Belle et la Bête



収録されている画像を見るに、これなんてまんま狼だね。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51xgAoXpBPL.jpg

La Belle et la Bête

てことで、大元に遡るとイメージは「悪魔」、後に「狼」。

じゃあ何で今はライオンみてえなのが多いんだ?って事だけど、
ディズニーが白雪姫やシンデレラ、アリスの服装含めてイメージ固定をしてしまっている影響はあるけど、

白雪姫 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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シンデレラ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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多分にこの1946年のジャン・コクトーのモノクロ映画のデザインパクリなんじゃねえのかなと。

美女と野獣 [DVD]
美女と野獣 [DVD]

舞台含め着ぐるみなり特殊メイクをせざるを得ないのでそれに無理のないデザイン含めてこれにジャン・コクトーの場合はおちついたんだろうなってわけだけど。

絵なら関係ねえよなあー!でぃずにー!(苦笑)

ホントはこういうパターンがあるって版権切れの画像やペーパーバックの表紙をAmazonのエンベッドで纏めるだけのつもりだったんだけど、なんか長くなったからとりあえずここまでで区切る。

続きはこちら

>美女と野獣の「野獣」イメージの移り変わり2
http://read.seesaa.net/article/449893390.html

美女と野獣 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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2017年05月04日

『新・日本の経営』(日本経済新聞社, 2004年)

新・日本の経営
新・日本の経営

唐突だが、俺は週間予報とか3か月予報というムダは辞めた方が良いと数十年前から思っている。
というのも半日後の天気ですらいまだに当たらない精度で、数日先はおろか数か月先などを読む事自体に意味がない。それを大々的にばらまく風説の流布に何のいみがあるのだろう?
というか、多くの一般人にとって天気の主な問題は「雨が降るかどうか」であって「随時。折り畳み傘を持っていれば別に何ら問題はなくなる」

SZRSTH 折り畳み傘 自動開閉 ワンタッチ 耐久性 Teflon加工10本骨 116cm 撥水加工 防雨防風 晴雨兼用 高密度NC布製 収納ケース付き (ブラック)
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他人の占いに自分の行動判断をおもねても誰に責任転嫁できることもない自己判断なのだから雨が降ろうと傘を持っていれば大抵は問題なくなるのだから天気予報というものを見る時間の無駄もなくなり、有効に時間を使える。
但し、現在何処に雨が降っているかの情報は有用だ。
https://weather.yahoo.co.jp/weather/raincloud/13/
所詮、人間は予知より、今何が起きているかをどれだけ早く情報取得するかの方が必要なのだ。

ということで、天気予報だのは的中度だのを出してみれば全くの無駄ということも更に解ると思うのだが、
経済占いについても同じことが言える。
ニュース番組の解説者が言った占いの結果はどうだったのかを後から検証すれば誰が大外れというか意図的な飛ばしをやってたかどうかまでわかる。
読み捨てられる新聞や、刹那的な生放送だった時代と誓って今は録画までできアーカイブできるから、誰が嘘吐きか良く解る。

結果論という言葉があるが、そもそも全ては結果次第だろう。

この本は「終身雇用」という言葉の生みの親、ジェームズ・アベグレンの最後の著書で、既に日本の「終身雇用」というものは崩壊して現在のアホノミクス、黒田バーカの混迷経済の続くばかりの現状だ。

どアホノミクスとトラパンノミクス どっちも「アホ」たる30の理由
どアホノミクスとトラパンノミクス どっちも「アホ」たる30の理由

1991年のバブル崩壊後に

バブル:日本迷走の原点
バブル:日本迷走の原点

2008年にリーマンショックがあったわけだが、

リーマンショック以後―変貌する資本主義
リーマンショック以後―変貌する資本主義

この本は2004年に「失われた10年はなかった」だのたわけた事を書いている。
実際は失われた20年の後も更に失われた時代が続いている。

作者はリーマンショックをみるまでもなく2007年に他界しているのだが、この時の占い師の戯言がどういう結果になったかを見てやろうと思って読んでみた。

ただ占いというのは全て嘘で固めるわけでなく、ある程度の本当を混ぜておかないと誰も騙される人間が居なくなる。そういう所含めて、都合のいい数字のデータだけ引っ張ってきてる陳腐な占いだなと思いながら読んだ。

のだが、日本的なクライマックス技法で書かれる書籍と違って、合理的に結論ファーストで書かれているレポート技法である構成は時間の無駄が無くて良いと思った。(こんな古本読んでるだけで相当に時間の無駄だが、そういう余裕こそ「遊び」だからそれはいいのだW)

加えて、「日本が何を失ったから衰退したのか」がこの本を読んでなんとなく俺は再確認できた。

既にそれは1章に書かれている。

それはジェームズ・アベグレンが「日本的経営」と呼んでいたものの一部だ。

日本的雇用制度はどこへ向かうのか
日本的雇用制度はどこへ向かうのか

P.22 >日本の企業は社会組織、社会の共同体であり、共同体の全員が将来にわたって幸福に生活できるようにすることを目標にするとともに、十分な成績を達成しようと努力している。


この後にジェームズ・アベグレン曰くの「日本的経営」として、合意に基づく意思決定、「終身雇用」、「年功序列」、「労働組合」と続くのだが、

今、日本の企業の中で会社という「共同体の全員が将来にわたって幸福に生活できるようにすることを目標にする」企業がいったいどれだけあるだろうか?

その後に第4章で「終身雇用制は終わったのか」との内容で大企業だけの数字をピックアップして下らない当時の現状擁護をしてもいるのだが、この書籍は『新・日本の経営』であって、雇用されてる側の事は考えてない偏りが、あまりにも正確な事実をとららえることができなかった最大の欠点だと其処からも良く解る。

偏った物の見方は当然、誤った読みを齎す。

其れの最たるものが欧米という衰退国家のやり方を模倣した様々な事で、その行き詰まりが現在の衆愚政治の末路に現れている。

この書籍には欧米の猿真似が危険である事は述べられており、様々な海外進出やM&A失敗例も挙げられているが、中でも悪質なのが「アメリカ型経営」である。

アメリカ型の経営は経営者と株主の為に企業があり、それらの利潤追求からすれば労働者は敵対関係に必然的になる。
日本の経営者は当時猿真似も極まって、経営責任も碌にとらないのに肩書だけCEOなどと変更したりもしていた。

そのCEOのストックオプションや年金を「コスト」として計上する一方で、CEOは労働者の数百倍の給与をもらいつつ、リストラも経費と称して労働者を切り捨てたのが欧米流のやり口だ。
挙句が大型倒産が増えた。
ストックオプションを持つCEOや株主の目標はIPOをして株価を上げた後に売り払う事にある。
それは株の発行で経営資金を集める企業側の目的や、配当を得る事を目的とした株主の関係から完全に逸脱した賭博でしかない。
しかもこの本にも書かれているが1996年当時の会計報告ではマイクロソフトは28億ドルの純利を計上していたが、ストックオプションコストを差し引くと102億ドルの赤字企業だった。
世界一の金持ちビルゲイツの経営実態はそんなものだ。

トマ・ピケティが数年前に今更述べるまでもなく、当時の世界銀行の分析でもアメリカの貧富差はエチオピア、ガーナ、カンボジアのようなプランテーション後の独立国などと同レベルだったのだ。(P.266)

21世紀の資本
21世紀の資本

そして株価を釣り上げる為にアナリストやマスゴミと癒着し、挙句が会計の不正操作にまで至った。

エンロン事件のあと、アメリカ企業の10%以上が粉飾決済を認めて、過去の修正をした。
その結果、それらの企業の時価総額が1000億ドル減少した。(P.208、209)

エンロン事件再訪:金融界で繰返された同じ過ち 社会学者らが見たコーポレートガバナンス論A
エンロン事件再訪:金融界で繰返された同じ過ち 社会学者らが見たコーポレートガバナンス論A

中国から報告される成長の数字があてになりっこないのはこの本が書かれていた2004年でも既に当然の如く指摘されているが、何のことはないアメリカも中国と同レベルでしかない。

そしてそんなアメリカもリンカーンは

>「労働は資本より先にあり、また独立したものである。資本とはたんに労働の果実に過ぎない。労働が先になければ、資本は決して存在しえないだろう。労働は資本にまさり、またより真剣に考察されるに値する。


と言っていたのだ。

https://ja.wikiquote.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3

>Labor is prior to and independent of capital. Capital is only the fruit of labor, and could never have existed if labor had not first existed. Labor is the superior of capital, and deserves much the higher consideration.


それに比べて、拝金主義のレイシストでナショナリズムを煽るだけのデマゴーグを衆愚政治でトップにまでしてしまった結果、就任後100日経とうが何の公約も果たせないまま嘘吐きである事にやっと気づき、挙句が最低の支持率記録を更新し続けてる国がアメリカだ。

そんな奴の所に何度も訪問し、嘘吐き大統領に「米は日本と100%ともに」と言われた!とか嬉しそうに言ってるポチ外交首相なんかを支持してる日本を傾けてる現実をみようともしない連中なんかが選挙権をもってる事での衆愚政治の結果だけどな!

日本の最高支持率をもってる首相は北朝鮮に米くれてやってた歴史的事実からみても、人気投票でしかない衆愚政治のザマが今の無責任極まりない有様だって普通の脳みそ持ってれば気づくよな。

終章のアジアの未来展望で、当時の中国の急な発展と、まだ上昇傾向にあった韓国経済についての読みも、大したことはないのだが、当時からこの現在に渡っても既に賠償もすんでいる第二次大戦をネタにしたゆすりを中韓のクズどもがいまだに続けていて、それにみかじめ料を血税から払い続けても何の結果も出せていない状態を外交とぬかす政治家や役人の無能ぶりが改めて確認でき憤る次第だった。

なぜ中韓はいつまでも日本のようになれないのか わが国だけが近代文明を手に入れた歴史の必然
なぜ中韓はいつまでも日本のようになれないのか わが国だけが近代文明を手に入れた歴史の必然

日本は衰退する欧米などの猿真似はやめて、日本が発展していた頃の強み、
「短期的な利益でなく長期に企業という家族的な組織を長持ちさせる事を意識した経営」
に立ち返るのが本来アタリマエなのではなかろうか。

日本の経営 〔新訳版〕
日本の経営 〔新訳版〕

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2017年03月08日

中世大学都市への旅

中世大学都市への旅 (朝日選書)
中世大学都市への旅 (朝日選書)

教育機関の成り立ちの背景として、教会や王侯貴族の勢力背景も興味深かったし、
教会を母体とした学校の成立の場合、神学に始まるが、
そのうち、他の国や組織とのやりあいをする為には法学が必要になり、
その後、多くの人の役に立つ実用的な医学の格が上がっていくのも、
ギリシャ都市国家群やローマ帝国最盛期時代から狂信のせいで暗黒時代に衰退し、科学を否定したインチキ宗教では実際に人を助ける事ができなかったという事実からヨーロッパ人が経験則から学んだ無知からの復興の流れの様で面白かった。

様々な資料の引用が大量にみられ、その幅広さもなかなかなのだが、いかんせん、この本の筆者の感想や、余計な解釈、下手くそな比喩、面白くもないジョークと思しい文章など、それらさえなければ資料性はそこそこある本だと思う。

筆者は文献を集めて、把握し、必要個所をまとめ上げるというスキルは非常に高い人なのだろうと認めるが、解りやすい説明や文芸力側がからっきしなのに何故、文筆して自己主張しようとしてしまうのかねえW

人は無いものねだりをするという事もよく伝わる書籍だった。

ヨーロッパ 大学都市への旅―学歴文明の夜明け
ヨーロッパ 大学都市への旅―学歴文明の夜明け

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2017年03月04日

「イルーニュの巨人」クラーク・アシュトン・スミス

イルーニュの巨人 (創元推理文庫)
イルーニュの巨人 (創元推理文庫)

こないだ「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」の方を読んだんだが
http://read.seesaa.net/article/447326047.html

「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」の翻訳文があんまりなので、こっちも読んだ。

んだけど、やっぱダメだな。

井辻朱美の文体はエターナルチャンピオンシリーズで辟易してたので、忌避して「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」の方を読んでみようかと思ったけどダメで、こっちを読んでもやっぱダメな事が判ったという…。

加えて「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」の方は作品中の年代順に並べてあるって事には論理的に何の意味もメリットも感じなかったのだが、
「イルーニュの巨人」は、それこそ編集って行為を放棄してるとしか思えない酷さだった。

クラーク・アシュトン・スミスの作品世界観には古代ハイパーボリアや未来のゾティーク、ムー大陸やアトランティス、レムリアに、中世からルネサンスにかけての魔法がある設定フランスのアヴェロワーニュなどがあるのだが、井辻朱美のこの本はそれがしっちゃかめっちゃかな順で収録されている。

脈絡もテイストも構成としても何か意図があると全く思えない順番だった。
これならまだ大瀧啓裕が纏めて分類して3部作にしてる方がまだ妥当な気がしてきた。
でも、結局はそれら全部が評価が低い出来やニーズが低い売れ行きだから4冊とも絶版全滅状態なんじゃねえの?

東京創元社は復刊再販のハッシュタグ集計アンケとかハヤカワの真似みたいな後追いしてたけど、新刊ラインナップ説明会だ何だって以前に、そもそも新刊出すときの企画や品質が伴わなければ、復刊以前の問題だと思う。
碌に売れもしない本は復刊希望以前に「商売でやってる筈なのに何で出したんだ?お遊びか?」って話だし。

ヒュペルボレオス極北神怪譚 (創元推理文庫)
ヒュペルボレオス極北神怪譚 (創元推理文庫)

ゾティーク幻妖怪異譚 (創元推理文庫)
ゾティーク幻妖怪異譚 (創元推理文庫)

アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 (創元推理文庫)
アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 (創元推理文庫)

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2017年02月24日

「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」クラーク・アシュトン・スミス

アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 (創元推理文庫)
アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 (創元推理文庫)

H・P・ラヴクラフトやロバート・E・ハワードの友人で共にウィアード・テイルズ御三家とも呼ばれるクラーク・アシュトン・スミスの作品集。彼はクトゥルフ神話で魔神ツァトグアや、魔道士エイボンを世に送り出した。

読んでみての1ページ目から最後までの感想は、翻訳の文体がダメ。に尽きる。
言葉というのは人に伝えるためのコミュニケーションツールの筈だが、
この作者は自分の為に文章を書いてるとしか思えない。
だから売れなくて早々に絶版になるんだろ。

冒頭から珍奇な造語を多用した、くどくどしいばかりで読みづらいだけの文章の作品から始まるのだがが、徐々にそういう感じでもなくなってくるので、俺が不快な文章に慣れてるわけでなく、明らかに翻訳者が最初だけ意気込んで余計な事してたのが伺える。
創元推理社や早川書房って「俺たちは角川とは違う!」みたいな妙な固執があるんじゃねえの?
ラノベを毛嫌いしても売れなければこの本みたいに絶版になるだけで、ひいては出版社自体がなくなっちまうぞ?

だいたい、編集ってのがしてないなと思ったのが、この作品の並べ方も読後感とか盛り上がりとかの構成を考えてるとは思えないごちゃまぜ間しかない。

http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488541040

アヴェロワーニュ年代記
「アヴェロワーニュ」
「怪物像をつくる者」
「アゼダラクの聖性」
「イルゥルニュ城の巨像」
「アヴェロワーニュの媾曳」
「アヴェロワーニュの獣」
「マンドラゴラ」
「ウェヌスの発掘」
「サテュロス」
「シレールの魔女」
「物語の結末」
「蟾蜍のおばさん」

「アヴェロワーニュ年代記」ってサブタイついてて、あとがき読んだら、翻訳した奴が並べた順番で、作中の編年体での時系列順なのか、と。
でもタイムトラベルしてる作品とか、年代不明の作品があるなら、そのみょうちきりんで無意味な拘りも一貫性なくて意味なんか全くねえけどな、と。

ナルニア国物語とかは一連の物語だから、作者が書いた順なんかでなく時系列で並べた方がいいと思う。
たとえ一番古い話がツカミとしては大して面白くなかったとしても解りやすさ側を無視したせいでつまらなくなってる。だからハリポみたいに続かないで映画シリーズも頓挫してる程度の魅力なんだよと。

「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り (岩波少年文庫)
「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り (岩波少年文庫)

短編なら猶更。
「サテュロス」の後に「物語の結末」が並んでいた点だけは偶然に等しいとはいえ「お!」って思った。
世界観てのはそういうもんだろう。
というかエンタメなら「物語の結末」をラストに持ってくるべきだと思う。
内容が途中からテメー何が言いたいんだよ!ってブレブレになる「はてしない物語」を描いたミヒャエル・エンデなら激怒しそうなオチが多いわけだけど、

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)
はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

狼男も吸血鬼もラミアもむしろウェルカム!なクラーク・アシュトン・スミス的にはむしろ納得のオチの数々だし。

「蟾蜍のおばさん」は時系列が解らないから最後にするってのも小説の構成としてはありえない判断だと思う。
むしろ、これがクラーク・アシュトン・スミス作品って軽いツカミとしてはむしろ向いていて、これがクライマックス!・・・って作品ではないんだから、逆にどちらかといえば冒頭に持ってくるべきだろう。

一応、あとがき解説にはC・A・スミスの黒い革表紙の手帳「黒の書」に書かれていた草稿についての概要解説があり、それだけは役にたった。

此方の方の纏められた11作品
http://www.h6.dion.ne.jp/~al_azif/averoigne/averoigne_01.htm

アヴェロワーニュ(Averoigne)
アヴェロワーニュの獣(The Beast of Averoigne)
アヴロワーニュの逢引(アヴェロワーニュの媾曳、A Rendezvous in Averoigne)
イルーニュの巨人(イルールニュの巨像、イルゥルニュ城の巨像、The Colossus of Ylourgne)
ヴィーナスの解放(ウェヌスの発掘、The Disinterment of Venus)
怪物像をつくる者(The Maker of Gargoyles)
シレールの女魔法使い(シレールの魔女、The Enchantress of Sylaire)
聖人アゼダラク(アゼダラクの聖性、The Holiness of Azedarac)
ヒキガエルおばさん(蟾蜍のおばさん、Mother of Toads)
マンドラゴラ(The Mandrakes)
物語の結末(The End of the Story)
森の神サテュロス(サテュロス、The Satyr)


以外に草稿としては
「黒の書」には

「サドクアの神託」(ツァトグア)
「アゼダラクの破滅」(「アゼダラクの聖性」の後日談)
「アヴェロワーニュの魔女」

「黒の書」以外の草稿で他に

「サバトの女王」
「アヴェロワーニュの狼男」

があるそうだが、
これらの概要を気楽に読んでるのが一番この本で有用だった。

研究者がドキュメントつくるのと、作家がエンタメ作品書いてるのは意味が違うし、少なくとも小説スタイル側は向いてねえんじゃねえの?

そして「1書を編むには満たない」とか本のボリュームなんてのはカフカの「変身」でも事足りるんだからあまりに下手な言い訳だし、

変身 ─まんがで読破─
変身 ─まんがで読破─

完訳版を目指すならそれらの草稿も訳して入れておくべき!

つまるところ、年代記といいながら、解らないものがあったり、漏れがあって全集状態でもないのならコンセプトからして問題があるって企画中に普通の論理思考能力があれば作家も編集者もプロなら気づくだろう。

何より編集が仕事してねえなーと思うのが、あとがきタイトルの

「時の彼方の神話から泡沫のロマンスへ」って奴。

小学生の作文添削でも「の」が多すぎです。長いなら読点入れろって赤入れられるレベル。

井辻朱美の翻訳よりはマシだろうと思ってこっち読んで大失敗。不完全版なら猶更。

井辻朱美の文体はエターナルチャンピオンシリーズでこりごりしたので「イルーニュの巨人」をあえて避けたのだが・・・

メルニボネの皇子
メルニボネの皇子

井辻朱美なんて、再販すればアリオッホとかありえなさすぎだろう!。
マイケル・ムアコックや早川書房もコイツが翻訳さえしてなければ、ファンタジーブームの時に日本でももっと売れてたろうにと。
「マイクル ムアコック」とかも検索性を損なう表記とか自称作家の自己満足に過ぎねえだろ。
発音に近づけるなら「マイコー」だろうし。
翻訳作家なんて他人の褌で相撲取ってるんだから、妙にクリエイター気取りで自己主張しようとすんなよ。
洋画で棒読みタレント起用してる下手な吹き替えと同じ位にネガティブな結果にしかならない。

早川や創元の起用基準ってなんなんだろうね?売れなそうな文章書く事?

といはいえ、井辻朱美の「イルーニュの巨人」側も眺めるしかないか。ヤレヤレだぜ。

イルーニュの巨人 (創元推理文庫)
イルーニュの巨人 (創元推理文庫)

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2016年11月08日

ニンジャスレイヤー第3部「不滅のニンジャソウル」開戦前夜ネオサイタマ

ニンジャスレイヤー 開戦前夜ネオサイタマ (不滅のニンジャソウル # 5)
ニンジャスレイヤー 開戦前夜ネオサイタマ (不滅のニンジャソウル # 5)

「アマング・ザ・エイトミリオン・スターズ」
メガデモ懐かしい。

メガデモを作ろう (SOFTBANK BOOKS)
メガデモを作ろう (SOFTBANK BOOKS)

ミニマルMIDI音楽とか。徹底して過去メディアやフォーマットがそのまま発展した世界設定なんだな。

M-Audio USB MIDIキーボード 49鍵 ピアノ音源ソフト付属 Keystation 49
M-Audio USB MIDIキーボード 49鍵 ピアノ音源ソフト付属 Keystation 49

ザ・ヴァーティゴを出さないのは、自分でも狂ってるって言ってるキャラ付けと、翻訳チームが自由にやって良いって扱いにせよそれなら尚更「質問コーナー」ってのの相性は確かに全く良くないわな。だって回答がある意味で「完全に無価値」な訳だから。
にせよ、作者が回答してるってスタイルにしたら、今度は読み物として全く面白くないという。

というか、翻訳者側が勝手に解説やってる設定自体がそもそも長らく無意味だったのに、説得力を増すためか今更に思いだした様に原作者ガーってやってる感しかない。
もうアニメ化と称した紙芝居がコケたせいでマーケ拡大の頭打ちは否めないし。

【Amazon.co.jp限定】ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン 1 起 (初回生産限定版) (今石洋之描き下ろしBD全巻収納BOX) [Blu-ray]
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ダイハードテイルズ作品側の方へのWebの反応は…
http://www.diehardtales.com/

んでボンド「と称するのが」登場って話でしょ?

ハーン・ザ・ラストハンター: アメリカン・オタク小説集 (単行本)
ハーン・ザ・ラストハンター: アメリカン・オタク小説集 (単行本)

読者はニンジャスレイヤー作者を評価はしてても、翻訳チームへの評価は所詮、作家としてではなく翻訳者としてって形に固定しちゃいそうだけど、ペンネームって仕組はあるにせよビジネス的にそれでいいのかねえ?

流石にそろそろマーケ手法を大きく舵を取るべきじゃないのかな?

まさか「外科医の写真」みたいに墓場の近くまで持ってくつもり?

凋落しちゃう前にセンセーショナルな話題を作ってバズる時期に来てるんじゃないのかな?

Twitterは買収先すら見つからない有様だから、ある意味で突然死してもおかしくない訳だし。

>Twitter買収「最有力」セールスフォースも見送り。買い手候補全滅で今後も独立経営続行の見通し
http://japanese.engadget.com/2016/10/17/twitter/

Vine終了のザマ見ても、

>Vine終了の舞台裏──スター達は救おうとしたが折り合わずに去った
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1610/31/news084.html

>Vine終了の裏側。運営とVineスターの意見(とお金)の不一致
http://www.gizmodo.jp/2016/11/vine-star-secret-plan.html

クリエイターの移動先のYouTubeやInstagramなどは安定経営状態なの見ても解るけど、ジャック・ドーシーは「ふぁぼ」をイイネなんかにするよりもやる事ある時期に何ら手を打たなかったんだから経営能力ねえ事はとっくに証明されてる訳で。

Twitter自体が消えたらニンジャスレイヤーってテキストベースコンテンツはどうするつもりなのかねえ(苦笑)
単なるカクヨムだのに載せて単行本へって形になったら、今までのヘッズとの交流とかそういう流れは失われるだろうし、ブログや、ツイキャスだの動画とか他Webマーケ結果も既に微妙って結果は出てしまってるし、
noteで商売って規模でもないフォロワー数とかの結果側まで出ちゃってるよね。
https://note.mu/diehardtales

フリーミアム的な面白いコンテンツの流れ「だった」けど、時代もプラットフォームも切り替わりは早いし、スマッシュヒットをこのままフェードアウトさせてしまうのも勿体ないとは思うんだよな。

ソーシャルゲームのビジネスモデル: フリーミアムの経済分析
ソーシャルゲームのビジネスモデル: フリーミアムの経済分析

余湖裕輝=サンの二誌連載って角川思惑も雑誌購読数を上げる程の結果は出なかったって判断での1誌に戻すって結果なんだろうし。

というか、角川が絡んだ段で既に詰んでたんだよ。
書籍の文字色や赤い枠だのの不要な手間かけてて視認落としてるヘボ装丁。
わらいなくのごちゃごちゃしてシルエットすら認識しづらいイラストや表紙。
この表紙をぱっと見て、作品を知らない人が読んでみようとか思うか?

ニンジャスレイヤー 秘密結社アマクダリ・セクト (不滅のニンジャソウル # 1)
ニンジャスレイヤー 秘密結社アマクダリ・セクト (不滅のニンジャソウル # 1)

デジタルで絵を描くやつが陥るのが、兎に角描き込んでレイヤー増やせばいいとでも思ってるような書き方。

シンプルだった頃の表紙と見比べてみろ。どっちが作品内容が伝わる絵だと。

ニンジャスレイヤー第2部-1 ザイバツ強襲!<ニンジャスレイヤー>
ニンジャスレイヤー第2部-1 ザイバツ強襲!<ニンジャスレイヤー>

ニンジャスレイヤー第2部-2 ゲイシャ危機一髪!<ニンジャスレイヤー>
ニンジャスレイヤー第2部-2 ゲイシャ危機一髪!<ニンジャスレイヤー>

ニンジャスレイヤー第2部-3 荒野の三忍<ニンジャスレイヤー>
ニンジャスレイヤー第2部-3 荒野の三忍<ニンジャスレイヤー>

わざわざ手間かけて劣化させてるなんて無駄すぎる。
そういう情報デザイン目線で装丁やデザイン指摘できる人材も角川周辺にはいねえって話だよ。

余湖=サンのコミックはまだまだ今後も読みたいけど、角川である必要自体が何かあるのかな?とまで思う。
KDPとかに引っ越してもなんの問題もないような気がする。

ニンジャスレイヤー(9) 〜ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル(イチ)〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)
ニンジャスレイヤー(9) 〜ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル(イチ)〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)

Kindle Paperwhite 32GB、マンガモデル、Wi-Fi 、ホワイト、キャンペーン情報つきモデル
Kindle Paperwhite 32GB、マンガモデル、Wi-Fi 、ホワイト、キャンペーン情報つきモデル

講談社版の「殺」も出だしは微妙だったけど、二次創作的な改変同人誌と思えば、それなりに読める気はする。
だけど今やってる連載はナンデ今更、タヌキ?
ナンシーリーを出したかったとか、メカ描写得意なのでダイダロス出したかったとか、サワタリ出したかったとかって描く側の気持ちは解からなくもないけど、既に他紙とアニメで認知されちゃってるものに自分の作品ぶつけてビジネス=「売上で勝つ自信」でもあるんですかね?と。

ニンジャスレイヤー殺(4) (シリウスKC)
ニンジャスレイヤー殺(4) (シリウスKC)

同人の自己満足で好き勝手やってるんじゃなくて、プロが商売で買ってもらいたい=購入する側に付加価値が高いものは既出じゃないものを選ぶってのが今更、指摘するまでもないレベルの選択肢じゃね?
そういう点では講談社にもプロの編集者はいねえからこうなるわけで。
マガジンが100万部切ったってNEWSみて「まだそんなに売れてたのか」って逆に思ったくらいだし。

>「週刊少年マガジン」、100万部割れ
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1611/02/news108.html

>「週刊少年ジャンプ」(集英社)は4〜6月から約1万7000部減の215万1667部、「週刊少年サンデー」(小学館)は約4万部減の33万部


これ、

>各社ともデジタル配信に力を入れている背景もあり、紙版の減少が続いている。

だの言い訳フォローしてあるが、だったら電子書籍数側の何らかのデータとセットでないと電子書籍にシフトしてる証明にはならないから、結局はこれまで通りに出版全体が斜陽業界って話だろと。

マガスペ廃刊で「これはひどい」状態の打切で炎上したりとか見てもだけど、要は「信頼問題レベルで支持できない作品を長年追っかけて裏切られる程の余裕は誰にもない」って話。

Dreams(70) (講談社コミックス)
Dreams(70) (講談社コミックス)

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2016年10月23日

ニンジャスレイヤー第3部「不滅のニンジャソウル」[2]死神の帰還「アンタッチド・ベイビー・アンド・シーワー・モンスターズ」

ニンジャスレイヤー 死神の帰還 (不滅のニンジャソウル # 2)
ニンジャスレイヤー 死神の帰還 (不滅のニンジャソウル # 2)

これも先述の通り、俺は読むのにWeb連載だか、書籍だかには一切拘りはなく、むしろWebで読める方が便利なのでこれも物理書籍にのみ掲載されてるのだけ読む。

口絵みた段階で「これ元ネタ、スリーメン&ベイビー」だろと。

スリーメン & ベビー [DVD]
スリーメン & ベビー [DVD]

でも内容みるとサヴァイヴァー・ドージョーの異形バイオニンジャ達だから「アイスエイジ」の方だなとか。

アイス・エイジ [Blu-ray]
アイス・エイジ [Blu-ray]

赤ん坊の面倒をみるのに振り回される展開はとかみてもスリーメン&ベイビーなんだけど、赤ん坊のお母さんが子供を託して死んじゃう辺りはアイスエイジのパクリだなとかも思うので、多分、両方混ぜてるんだろうけど。

母親が死んじゃったりとかはあんまりインガオホーでもないので、ちょっと救われないショッギョムッジョ箇所もあるけど、全般的にサヴァイヴァー・ドージョーの連中の粗野なバカの集まりだけど、こいつら「いい奴ら」だなあと。

特に、噛ませ犬的な生命力の強さだけがとりえみたいな感じで、
キャラ性格は今一ピンと来ないハイドラだったけど、










この回読んだら、すぐ怒るし、子供っぽい所も多いバカだけど、傷ついた仲間は庇うし、気遣う優しい所もあるよな。
一気に俺の中でのハイドラの評価がポイント倍点!

カマイタチやセントールと3忍で正座で説教くらってたシーンとか想像して吹いたWWW

まあ何にしても、やっぱ大将フォレスト・サワタリいいよね!

ハイドラが勧めるようにヨメをもらえる日は果たして来るのでしょうか?W

中の人の関俊彦も心配してたW

http://ninjaslayer-animation.com/comment/

>ドーモ、はじめまして。フォレスト・サワタリ役の関俊彦です。
初登場では、ナンシー=サンに「必ずや俺のヨメにする!」と、いきなりの関白宣言?(笑)
魅力的なナンシー=サンと結ばれて、仲良くフォーや生春巻きを食べる日は来るのでしょうか???
その日まで私は闘い続けます。サイゴンッ!!!














ニンジャスレイヤー(5) 〜ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)
ニンジャスレイヤー(5) 〜ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)

ニンジャスレイヤー(6) 〜スリー・ダーティー・ニンジャボンド〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)
ニンジャスレイヤー(6) 〜スリー・ダーティー・ニンジャボンド〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)

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2016年10月22日

ニンジャスレイヤー 秘密結社アマクダリ・セクト 「ホリー・スティック・アンド・サーディンズ・ヘッド」

ニンジャスレイヤー 秘密結社アマクダリ・セクト (不滅のニンジャソウル # 1)
ニンジャスレイヤー 秘密結社アマクダリ・セクト (不滅のニンジャソウル # 1)

第3部が完結した事もオチもTLで知ってるし、始まった4部もチラチラとはチェックしているけど、

実は第2部は最終章「キョート・ヘル・オン・アース」をまだ読んでない。

ニンジャスレイヤー第2部-8 キョート・ヘル・オン・アース(下)<ニンジャスレイヤー>
ニンジャスレイヤー第2部-8 キョート・ヘル・オン・アース(下)<ニンジャスレイヤー>

っていうか、Web上で追っかけづらい展開にしたのは書籍版を売ろうって魂胆だったのかもしれないけど、おかげで書籍掲載順に読んだ方が今後もよさそうだってのが解っただけで、リアルタイムWeb上の体験としては酷いものになってしまったことから、俺はTLで追っかけるよりはTogetterを見る方が纏まってていいし、更には書籍化も終わって、流れが片付いた後で読んだ方がネタバレだののダメージが少ないって事で、長期にほったらかしにして終わるのを待ってからどうするか決める方がいいって結論に至った、
リアルタイムイベント的な面白さはなくなるが、次のツイートが降ってくるのをながらにせよ待ってるのは時間の無駄。なので極端に言えば、意図的に3部まるまる終わるまで放置したのに近い。

Twitter連載という形式や、どこからでも読み始められるって利点が書籍を意識したがために完全に台無しになった。
ダラダラと長い話ばかりで重苦しい話も増えたし、キャラも増える一方で読みづらさが増している。
嘗ては出てくる個々のニンジャたちが如何に1発ネタで笑わせてくれて後に爆発四散するかってお手軽娯楽だったのに。ニンジャの数ばかりが増えてるけど、キャラが中途半端なのが全然スレイされずに生き残ってるばっかりで、嘗ての一発屋達の方がキャラが立ってる分、全然名前も覚えてるし。

更には何の為に出したり復活みたいなことをさせたのか良く解らない扱いのまで出てきた。
なんか当初にウケたキャラ達と違う嗜好に作者のキャラメイクが遷移してて、そういう意味ではどんどんつまらなくなってる。

しかも、2部は出てくる敵キャラに全く魅力を感じないどころか嫌いな奴ばかり。
デスドレイン一行なんて読んでて苦痛でしかない。人気なんて全く出なかったのは結果から明白だし、完全に失敗キャラ。

ニンジャスレイヤー第2部-6 マグロ・アンド・ドラゴン<ニンジャスレイヤー>
ニンジャスレイヤー第2部-6 マグロ・アンド・ドラゴン<ニンジャスレイヤー>

何の為のTwitter連載なんだよと。反応が良い悪いは定量定性的にわかるだろうにと。
まあそういうマーケ気にしないでやった結果がこれだよな。

そもそも、ダークニンジャを無理に持ち上げようってのも1部の後半からバレバレで読んでてつまらないので読み飛ばす事にした。

ニンジャスレイヤー(7) 〜メナス・オブ・ダークニンジャ〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)
ニンジャスレイヤー(7) 〜メナス・オブ・ダークニンジャ〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)

そんなでメインで楽しみにしてるのはどちらかというと余湖さんコミックの方。

何よりアニメイシヨンがブランドを傷ものにしただけの自爆ネガティブキャンペーンになった事は大きかったのだろうが

ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン 4 殺 [DVD]
ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン 4 殺 [DVD]

流石に長編ばかりが続いたせいで読者反応がグダってきたのは嗅ぎつけたのか、2部が終わる前にかぶせて3部始めたり、短編てことを意識する原典回帰はややできてる感じがする。
(まあだからこその4期でのあれだけの大幅改変スタートなんだろうなとも。でもアメコミだのでは珍しくもないし。)

だからこれも先ずは書籍のみに収録されてるのだけ読んだ。


「ホリー・スティック・アンド・サーディンズ・ヘッド」


これ、クリスマス・キャロルが元ネタだってのはすぐに解るし、オチも楽勝で予想できたんだけど、流石に酷くて(褒め言葉)、脳内でコンテ切って笑った。

クリスマス・キャロル [Blu-ray]
クリスマス・キャロル [Blu-ray]

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2016年08月07日

イギリスの不思議と謎

イギリスの不思議と謎 (集英社新書)
イギリスの不思議と謎 (集英社新書)

イギリスがEUから出てくって言ったものの、時間くれだの相変わらずの二枚舌外交を行うクズさを見せる中で、逆に此奴ら何なの?って興味を持ちなおした(苦笑)

それでイギリス関連の本をざっと物色した中でタイトルに興味を持ったのと、薄っぺらい本という事で手に取ったが、
この筆者にとっての謎や不思議でしかなく、民俗学的な伝承や妖怪の類は全く出て来ない。
しかも、学者とやらの論文にアリガチな他者の文献や創作物のキリバリ、いってみればコピペばっかりで、筆者の考察自体はただの感想文にすぎず、数理論理的な論考とはとてもじゃないけど呼べるレベルではない。
本に纏めて売るにしては内容もイギリス縛りってだけでバラバラでとりとめもついてないし、
こんなのブログというチラシの裏にでもUPしておけば?ってレベルに感じた。
出版不況如何の以前に、Webがない時代にはこの程度のものでも売り物にという事が出来た感覚で文筆だの出版だのをいまだ商売にしようっていうのが如何に多いかだな。

とはいえ、これは4年前のロンドンオリンピックの頃にその時流を狙って出された本らしい。

ただの感想文だって俺が言う理由の一つは、メアリースチュアートを悲劇のヒロイン扱いするのに反対して浮気女呼ばわりの作者姿勢って事はだけ伝わるが、ライバルだったエリザベス1世の素行側は処女王だの言われても浮気して無いのか?権力志向じゃなかったのか?っていうと全然そんなことないわけであって、俺の感想から言えば似た者同士の中で権力闘争に勝って断頭台に送った方、斬首された負けた方ってだけだろと。そういうのを客観性って呼ぶ。

REIGN/クイーン・メアリー 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス(11枚組) [DVD]
REIGN/クイーン・メアリー 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス(11枚組) [DVD]

エリザベス1世 [DVD]
エリザベス1世 [DVD]

ちな、こちらは本当に不思議なフィクションにせよ、ジョジョ1部でブラフォードやタルカスが仕えてた設定なのがメアリースチュアートね。

ジョジョの奇妙な冒険 第1部 カラー版 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)
ジョジョの奇妙な冒険 第1部 カラー版 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

話を戻す。

方言に関しても、個々人で全ての方言があるみたいな極論まで言うのなら、じゃあコックニー方言について説明すること自体に意味は皆無じゃねえの?とやってることと矛盾する理屈が書かれている。なのでこの項目は読み飛ばした。短い文章だろうが価値がないものに目を通す時間が惜しい。

イギリス人はキリスト教徒なのだろうかって事に関しては「数字を挙げるのは調査によって違うので危険だが」とか言いながらソースも無しに「20%」だの「無難」ってのもそれはアンタ基準の感覚に過ぎないよね?と。
実際は自分の話運びに都合のいい数字をWebで拾えなかったんじゃないの?とまで疑いたくなる。

しかも「ブラッディメアリーはどっちの女王のことの方だと思うか」ってのを教室で聞いたってので「15人のクラスの中で2人がメアリースチュアート」って数字をあげて如何にも比率が多いみたいな言い草だが、統計学からみれば、たった15人を母数としたものを調査とでも言いたげなザマはお笑い草の方。しかも教室内に生徒、たった15人の講義WWW
俺は数百人の前でセミナーやってたが、調査なら対象の総数に比べて誤差ってものを考えなきゃいけないので「何について」は「何処」で「誰に」がパネルとして重要。

野菜100%トマトジュース 赤の元気12本 無添加・ストレートジュース 完熟トマト
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ロシア ウォッカ ペルツォフカ 35度 500ML
ロシア ウォッカ ペルツォフカ 35度 500ML

とまあ数理や論理が相当にお粗末さんな箇所の枚挙に暇がない書籍。ツッコミしだしたらキリがない。

数理系でなく文系としても結構、表現については微妙でフーリガンについても

>暴徒と決めつけるやり方は、様々な理由から暴力に訴えざるをえない人々を十把ひとからげにテロリストと呼ぶのと同じで、かえって解決を阻害しないかと心配になる。


って持論だそうだが、この人によれば「定義を厳密にしたらフーリガンやテロリスト問題が解決」するんだWWW

それと、この人が「暴力に訴えざるをえない人々」とやらから、もし暴力を自身が振るわれた場合に、それらを何と定義するのかね?とか興味ある(苦笑)。

そもそも、暴力を振るう側の事情とか、被害を出されてる側からすれば知ったことじゃねえだろが!


「いじめる側にも理由ガー」とかぬかしてる奴と同じ。

こういう思想で教壇立ってるんだねえ。ふーん。

数理論理に無理がありすぎる場合と、心配だの言ったところで解決に繋がらないであろう現状からするとあまりに中身が空虚だ。

一応、イギリスの地理や、現状の成り立ち経緯の概要だけは復讐はできる本ではあるけど、それにしたって、地理や世界史を事前にそれなりに知ってないとそれすらなあって感じ。

マザーグースはともかく、若い人だとマイフェアレディだって事前知識にはないだろうし。

マイ・フェア・レディ<4Kデジタル・リマスター版日本語吹替音声付>Blu-ray2枚組
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CDマザーグース英語のうた2枚組
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2016年07月12日

カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る

水木しげるの子供時代、戦中の兵隊仲間やラバウルの人々、戦後の思い出深い人や体験についてエッセイとマンガで語る書籍。文章とマンガで大体半々位の比率。

カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る

カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る

寺山修司や

atg 寺山修司ブルーレイBOX(Blu-ray Disc)
atg 寺山修司ブルーレイBOX(Blu-ray Disc)

「吸血鬼エリート」のモデルとなった、つゆきサブローこと杉本五郎についても書かれているが

第57話 吸血鬼エリート!
第57話 吸血鬼エリート!

寄生人 (QJマンガ選書 (06))
寄生人 (QJマンガ選書 (06))

いかんせん水木しげる節の文面で、その人が死んだ事が書いてあるのの繰り返しなので文面側はほぼ読み飛ばした。だってガキ大将が誰だとか、戦友がこうやって死んだとかアカの他人すぎてどうでもいいもん。

しかも、先に読んだ「屁のような人生」側にこの書籍の内容がある程度収録されてて、こりゃあ読むとこねえなあと。

>「屁のような人生」 水木しげる生誕八十八年記念出版
http://read.seesaa.net/article/431644055.html

普及版 屁のような人生 水木しげる生誕八十八年記念出版
普及版 屁のような人生 水木しげる生誕八十八年記念出版

そう思ったんだけど、「屁のような人生」に本来収録しとくべきじゃなかったの?ってマンガ「猫」がこれには載ってて、それが唯一無二の大収穫!

昨年、水木しげるが亡くなった時に引用され、画像も貼られまくってた言葉
「この世は通過するだけだから、あまりきばる必要ないよ。」
ってアレが載ってた!

このマンガが通して読みたかったんだ。良かった良かった。

カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る
カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る

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2016年06月10日

Disney ヴィランズ魅惑の言葉

Disneyヴィランズ魅惑の言葉
Disneyヴィランズ魅惑の言葉

パッと見で手に取った。

さぞや悪について色々と述べられているだろうと思ったら・・・全然肩透かし。
ヴィランのセリフをピックアップしてても、キャラや作品で纏められてる箇所の合間合間にめちゃくちゃな順番での羅列がされてるし、いちいちついてる薄っぺらい解説にガッカリ。

収録されているキャラにしてもチェシャ猫ってヴィランじゃないだろ。トリックスターでしょ。

UDF アリス・イン・ワンダーランド チェシャ猫 ノンスケール PVC製塗装済み完成品
UDF アリス・イン・ワンダーランド チェシャ猫 ノンスケール PVC製塗装済み完成品

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2016年04月18日

ニンジャスレイヤー ピストルカラテ決死拳 (キョート殺伐都市 # 5)「ウェン・ザ・サン・バーンズ・レッド」

ニンジャスレイヤー ピストルカラテ決死拳 (キョート殺伐都市 # 5)
ニンジャスレイヤー ピストルカラテ決死拳 (キョート殺伐都市 # 5)

アニメイシヨンの地上波放送も始まり、また書籍側を追っかけるのを再開してみようかと週末に読んだ。

ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン 1 起 (初回生産限定版) [Blu-ray]
ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン 1 起 (初回生産限定版) [Blu-ray]

で、
http://ninjaslayer.jp/introduction2/
>どこから読んでも面白い!

>◆どこからでも読める◆

って無責任な角川は言いきっちゃってるけど、
第2部「キョート殺伐都市」に関してはそれはない!

なにしろTogetterを作中時系列順に読んでいた俺が「失敗した!」って思ったし、
よりにもよって書籍を読んでみたのが2部最終章前半ってのは最悪…

>ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【上】
http://read.seesaa.net/article/432248534.html

ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【上】(ドラマCD付特装版)
ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【上】(ドラマCD付特装版)

流石に後半についてはザ・ヴァーティゴも「今回はタイトルのインスピレーションから読みたい話を決めるより、順番に読んで行くのがベター」とまで言ってる。

ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【下】 (キョート殺伐都市 # 8)
ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【下】 (キョート殺伐都市 # 8)

ニコ動でもGyaOでも去年アニメイシヨンは配信をやってたけど、TVでニンジャスレイヤーを知って「小説版は何処から読み始めたらいいかわからない」って方へのアドバイスは先ず「書籍を購入しなくてもニンジャスレイヤーはTwitter連載小説なのでTogetterでまとめる形で無料公開されている」って事と、
「書籍に掲載されている順番がネタバレについてはダメージが少ない」
「時系列で追うと逆に2部クライマックス前はあまりに煩雑になる」って感じですねと。

んー、ニンジャスレイヤー Wikiの時系列LINKを追っかけてきたのに、こんなに良いリストページがあったとは・・・

>エピソード一覧(第1部)
http://ninjaheads.hatenablog.jp/entries/0893/01/10

>エピソード一覧(第2部)
http://ninjaheads.hatenablog.jp/entries/0893/01/07

独特の文体が???って方には余湖裕輝=サンのマンガ版から入るのがオススメ!
これもTogetterでまとめられてて、小さめの画像ながら無料で読めます。

>『NINJASLAYER』(漫画)〜目次〜
http://togetter.com/li/562044

ニンジャスレイヤー (7) ~メナス・オブ・ダークニンジャ~ (カドカワコミックス・エース)
ニンジャスレイヤー (7) ~メナス・オブ・ダークニンジャ~ (カドカワコミックス・エース)

と、自分の後悔を活かす情報公開し終わった所でレビューへ。

これの1つ前の巻の「聖なるヌンチャク」に書籍限定掲載されてた「システム・オブ・ハバツ・ストラグル」 が、ザイバツの派閥について描きたかったんだろうけど、別に金払わないと読めないってレベルの面白い話じゃ無いなーって思ったんだけど、

ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク 【ドラマCD付特装版】 (キョート殺伐都市)
ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク 【ドラマCD付特装版】 (キョート殺伐都市)

そっちにも出てくるブラックバンタムが本巻に限定収録されてる「ウェン・ザ・サン・バーンズ・レッド」に出てくるって事ですこーしだけ事前に読んでおくと「ウェン・ザ・サン・バーンズ・レッド」がちょっぴりだけ面白さが増すかなって感じで。

でも「ウェン・ザ・サン・バーンズ・レッド」はなんか久々に原点回帰してる感じで良かった。

物理書籍版「ネオサイタマ炎上」第2巻の「パンキチ・ハイウェイ・バーンナウト」をなんとなく思いださなくもないが、

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (2)
ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (2)

ニンジャスレイヤーの復讐バトルと、ニンジャに虐げられているピンチな庶民への救済がセットになってる回はパターンだとしても別に何回あっても良いと思うんだよね。

怪傑ズバット的な。

ソフビ魂シリーズ 怪傑ズバット
ソフビ魂シリーズ 怪傑ズバット

それと、これもニンジャスレイヤーが生きる世界はマッポー的=退廃的なアトモスフィアに覆われてなきゃいけない筈なんだけど、割とサツバツ暴力側ばっかりが続いてる感じだったなかで、これほど前後ばかりか上下までしてる、青少年のなんかが危ない回は久々だったかなーとか(苦笑)

でも逆にブラックバンタムのやられかた側にはあんまりカタルシスがない点だけは微妙。
偶然にせよモータル側がしてやったりで十分って作者は思ったのかもしれないけど、逆にニンジャスレイヤーが大活躍って感じもしないんだよねえ。まあ無理にフジキドが残忍な殺し方をしなくてもいいんだけど、インガオホー、自業自得的な倒され方のアイディアが欲しかった所。

そういえば赤くて「慈悲はない」といえば最近のトレンドがレッドマンとかになってて、コイツは何の罪もない怪獣達を残忍に殺しまくる奴がヒーローってねーよWWWって映像作品なんだけど



やっぱナラクがフートンで寝てて、ドラゴンチャドー系のニンジャスレイヤーだと残虐ファイトって感じじゃないのも仕方ないのかもなーとも。

figma ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン ニンジャスレイヤー アニメイシヨンver. ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
figma ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン ニンジャスレイヤー アニメイシヨンver. ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

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2016年01月26日

富士見カセットブック ドラゴンランス戦記 第1巻 廃都の黒竜





D&D5版ベーシックルールの邦訳版でローグクラス説明事例としてドラゴンランスのティカと、レジェンド・オブ・ドリッズトのアルテミス・エントレリが書いてあって、あー懐かしいなー!でもこれ逆に元知らないと同意は難しいんじゃね?って思いながら読んでた。

>ダンジョンズ&ドラゴンズ ベーシック・ルール 日本語版 (D&D最新版)
http://hobbyjapan.co.jp/dd/news/5th_dnd_pg/index.html



そして懐かしさに正月に実家発掘したらカセット版が出てきたのでMP3コンバートして移動中に結果確認。聴くのは30年ぶり近いのか?
にしてもアナログメディアのA面B面って概念があったなー感が凄い!



永井一郎さんのナレーションに続き、塩沢兼人さんのレイストリンのモノローグから始まる。
ホント、御二方とも惜しまれる。
こういう役者としての演技の下地があった上で、更にその方持ち前の声だけで特徴があって誰だか解る人こそがやっぱ声優のお仕事だなあと。

この作品キャスティングが豪華だし、それぞれのキャラに凄く合ってる。

タニス:田中秀幸
レイストリン:塩沢兼人
キャラモン:小杉十郎太
スターム:二又一成
フリント:藤本譲
タッスルホッフ:龍田直樹
キティアラ:山田栄子
ゴールドムーン:川村万梨阿
リバーウィンド:松本保典
ナレーション:永井一郎

2巻以降のキャストだけど
フィズバン:矢田稔
ギルサナス:中原茂
ローラナ:久川綾
ティカ:原えりこ
ヴェルミナァルド郷:郷里大輔
エンバー:小野健一
フレームストライク:鈴木れい子
エーベン:沢木郁也
エリスタン:徳丸完
アルハナ:折笠愛
スカイア:大滝進矢
ロラック:松岡文雄
シルヴァラ:鶴ひろみ
デレク:麦人
テロス:宮内幸平
グンダー:佐藤正治
アリアカス:沢木郁也
ソス:平野正人
バカリス:森川智之
マクェスタ:江森浩子
アスティヌス:池田勝
ベレム:島田敏
ジャスラ:冬馬由美
ファイアフラッシュ:森川智之

ドラゴンランスって元々の大筋シナリオがあって何度かの内輪でのテストプレイのロールプレイングとリプレイをベースにしたエピックファンタジーだけど、5年の冒険後って事で、多少レベルは盛ってあるプレロールドキャラだったのかもしれない。

(調べたら此方の記事で見るに6Lか
>Dragon Lance アニメDVD紹介
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hilance/DL-DVD01.htm
>紹介しているD&Dデータは「Dragon Lance Campaign Setting 」「War of the Lance」から。 )



けど、低レベ相手にドラゴンぶつけたがるDMって少なくともPLとしてドラゴンの強さを体感してからだろと(苦笑)
しかもCD&Dと違ってAD&Dの中でもドラゴンランス背景世界での龍だからなあ。作者の一人のヒックマン自身が当時のガリードワーフでも倒せそうな弱敵ドラゴンが溢れかえっている状態を嘆いてD&Dのドラゴンはもっと誇り高い強い生き物であるべき論だっただけに、それを人間やハーフエルフにぶつけるっていうんだから尚更なあW。
まあそれだけに怪獣レベルの相手の倒し方は初期は相当に工夫=苦労してるとも思う。

そしてD&Dで低レベルPCがドラゴンぶつけられると、誰かが自爆覚悟で囮になる戦略とるしかないんだよなあ・・・。ブレス食らってパーティー全滅するよりマシっていう究極の選択でしかないんだけど。

これもプレロだからか低レベルキャラだからかロールプレイ優先で見せ場作ろうとして、やたらと死にたがるPC多すぎだろ。
アメコミ版でゴールドムーンの黒こげになった骸骨まで描かれてたの思いだすわ。何も其処までって当時思った(笑)

BGMが当時のゲーム風だなー。時代を感じる。

背景世界のクリンって神々が身捨てかけた世界で邪竜やドラコニアンが蔓延って、更には内輪もめしてる人間やエルフからみれば衰退しつつある世界な筈なんだけど、メインキャラクター達に明るい奴やコミカルな奴、ローフルで前向きな連中が多い=ダークファンタジーじゃないからヒットしたんだろうなあとも。
神々が溢れかえってるのに陰鬱なフォーゴットンレルムって設定は多いもののなんか活気にあふれてる感じとかがなくて「寂れた寒々しい世界で冒険なんかしたいか?」って気がするんだよなあ。
メルニボネ新王国やダークサンまで突きぬければサバイバル的なモチベートもあるだろうけど。





それとドラゴンランスは今になって思うに他と比べるとラブロマンス要素が強かったんだなーとも思う。(今日日だとウザい位にW)
つーか駆け落ちカップル切欠に「戦記」が始まり、NPCに女性キャラ出ようものなら、やたらと男性レギュラーキャラがいいとこ見せようと急にしだして次々とカップリングってのをこれだけ繰り返すのもどーよW
でも、女性キャラ達も御飾りヒロインとかじゃなくて敵の撃破に活躍したり、成長してパーティーを引っ張っていくメンバーになって行ったりとかレベルアップしてる感があって正に古き良きD&Dらしくていい。

カセット版は非常に上手く長い原作を省略して纏めてるんだけど、原作側はパーティー人数がやったら多いのに多分に最初だけ企画参加にやる気満々で、キャンペーンが始まったら途端に参加しなくなるプレーヤーがいたためであろう、不自然なパーティー分散の別行動や、もうこの活躍の仕方が逆に完全にNPC化してるだろ!みたいな事情も伺えて面白い。

原作といえば書籍も復刊しては絶版。つばさ文庫のも中途状態だけど、

クロスメディアってマーケ=売り上げと収益に重要だし、どうせなら復刊タイミングでこんなに良いコンテンツを眠らせっぱなしにするよりは、CDなりMP3のDL販売で再版すればよかったのにと。

http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=26960



角川ってクロスメディアどうのって言う割には実際に上手くコラボさせて落とし込むこととか上手く売り込む事とか碌に考えてないよな。
というより今では似たり寄ったりなラノベ売る為に1クールアニメ作っては次から次へ使い捨てみたいな酷い有様だし。

イラストの現代風アレンジとかよりも他にすべきことあるだろうにと。

posted by wolf_howling at 22:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月14日

挿絵画家アーサー・ラッカムの世界2

挿絵画家アーサー・ラッカムの世界2 (ビジュアル選書)
挿絵画家アーサー・ラッカムの世界2 (ビジュアル選書)

徐に2巻目からなのだが、1冊目の方は収録作品が「不思議の国のアリス」「ケンジントン公園のピーター・パン」「真夏の夜の夢」「ニーベルングの指環」「子どもたちの楽園」「黄金の指」「三つの黄金のリンゴ」で前半のは個別の書籍で見た事があったので2の方を選択。

挿絵画家アーサー・ラッカムの世界 (ビジュアル選書)
挿絵画家アーサー・ラッカムの世界 (ビジュアル選書)

不思議の国のアリス (挿絵=ラッカム)
不思議の国のアリス (挿絵=ラッカム)

ケンジントン公園のピーター・パン (望林堂完訳文庫)
ケンジントン公園のピーター・パン (望林堂完訳文庫)

アーサー・ラッカム「真夏の夜の夢」 インテリア アート 絵画 プリント 額装作品 フレーム:木製(茶) サイズ:M (306mm X 397mm)
アーサー・ラッカム「真夏の夜の夢」 インテリア アート 絵画 プリント 額装作品 フレーム:木製(茶) サイズ:M (306mm X 397mm)

ニーベルンゲンの指環〈1〉ラインの黄金 (ワーグナーオペラシリーズ)
ニーベルンゲンの指環〈1〉ラインの黄金 (ワーグナーオペラシリーズ)

収録されてる話は

第1章 グリム童話集
赤ずきん
ヘンゼルとグレーテル
ラプンツェル
カエルの王子
黄金の鳥
ヨリンデとヨリンゲル
わらと墨とそら豆
みそさざいと熊
猫とネズミの一緒の暮らし
雌鳥の死んだ話
がちょう番の娘
勇ましい仕立て屋
強盗のお婿さん
親指トム
賢いグレーテル
老人と孫
恋人ローランド
白雪姫
白いヘビ
狼と七匹の子ヤギ
ハチの女王
淑女とライオン
四人の賢明な兄弟
命の水
黄金の山の王様
ものしり博士
怖がることを覚えるために旅に出た男
七羽のカラス
つぐみのヒゲの王様

淑女とライオン、これ「美女と野獣」の原型だな。
年末に美女と野獣の挿絵から野獣のイメージの移り変わりを調べてたんだけど。



















ライオンに始まり、ライオンに戻ったのか!これは収穫!

内容だけど絵が主軸の企画なのは解る。だけど挿絵だから個々の話側もやはり気になる。
なのに端折りすぎて物語として成立しないという、あらすじじゃないレベルの文が多すぎ。グリム童話の原典側だってそんなにやたらと長いものでもないだろ!担当してるライターの技量がない事で書籍自体の魅力が凄いマイナスに。

とくに黄金の鳥と、黄金の山の王様のあらすじが酷い!

まともなあらすじ知りたい場合は此方

>黄金の鳥
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E3%81%AE%E9%B3%A5

>黄金の山の王さま
http://www.ab.auone-net.jp/~grimms/grimm69/kinggold.html

第2章 シンデレラ

第3章 眠れる森の美女

第4章 イソップ物語集
月と母親
モミの木とイバラの木
カニと母親
やぶ医者のカエル
難破した男と海
ふたつのポット
ヴィーナスと猫
旅行者とプラタナス
木と斧
ライオンとジュピターとゾウ
ブヨとライオン

第5章 マザー・グース

マザー・グースはなあ…翻訳しても意味薄いって問題は仕方ないから英文そのまま掲載した上で訳文も載せるべきだと思う。どの年代の誰に読ませる書籍なのかとかもあるけど子供に向けて想定してないでしょ、この書籍。

Hey diddle diddleを「よってらっしゃい、チャンチャンリン」かあW
谷川俊太郎の「えっさかほいさ」もアレだが(苦笑)
diddleとfiddleとlittleで韻を踏んでる意味が翻訳しちゃうと何にもなくなっちゃうんだよねえ。

マザー・グース1 (講談社文庫)
マザー・グース1 (講談社文庫)

第6章 アーサー・ラッカム 名画ギャラリー
「アーサー・ラッカム ブック・オブ・ピクチャーズ」
「ガリバー旅行記」
「アーサー王物語」
「ペール・ギュント」
「リップ・ヴァン・ウィンクル」
「ジャックと豆の木」「巨人殺しのジャック」
「コマス」

このコマスって何?って思って調べたが、Comusって古代ギリシャの神々の祭典のことだな

>Comus
https://en.wikipedia.org/wiki/Comus

失楽園を書いたミルトンが書いた戯曲の挿絵か。

失楽園 上 (岩波文庫 赤 206-2)
失楽園 上 (岩波文庫 赤 206-2)

ミルトン ラドロウ城の仮面劇コウマス
ミルトン ラドロウ城の仮面劇コウマス

第7章 たのしい川べ

第8章 スリーピー・ホロウの伝説

第9章 ゴブリン・マーケット

第10章 ウンディーネ

「ゴブリン・マーケット」と「ウンディーネ」のあらすじは助かる。
「ゴブリン・マーケット」はキャサリン・ブリッグズの妖精事典で作品タイトルは知ってたし、

妖精事典
妖精事典

ゴブリン・マーケット
ゴブリン・マーケット

フーケのウンディーネは教科書にも作品名称は載ってるような作品だけど、読む機会がなかったんだよなあ。

水妖記―ウンディーネ (岩波文庫 赤 415-1)
水妖記―ウンディーネ (岩波文庫 赤 415-1)

にしてもフーケのウンディーネが1811年作品で、アンデルセンの人魚姫が1836年だから、パクリとはちがうにせよ、影響はモロだな。結果が逆って改変はまあクリエイティブといえばそうだろう。

第11章 クリスマスの3つの話
マッチ売りの少女
クリスマス・キャロル
クリスマス前夜

通して見るに天野義孝って アーサー・ラッカムの影響受けてるなーって。
ああなっちゃった絵と違って割と最近の「やさいのようせい」とかの方は影響が解り易い。

やさいのようせい N.Y.SALAD ~あつまれようせいたち [DVD]
やさいのようせい N.Y.SALAD ~あつまれようせいたち [DVD]

挿絵画家アーサー・ラッカムの世界 (ビジュアル選書)
挿絵画家アーサー・ラッカムの世界 (ビジュアル選書)

posted by wolf_howling at 04:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月07日

ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【上】

ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【上】 (キョート殺伐都市 # 7)
ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【上】 (キョート殺伐都市 # 7)

ニンジャスレイヤーって書籍には順番があるけど、Webのについてはどれから読んだらいいのかワカラナイ!?ってニュービーの悩みはあるだろう。

個人的には今では余湖裕輝=サンのマンガ版から読み始めると遙かに良いと思う。

ニンジャスレイヤー(1) 〜マシン・オブ・ヴェンジェンス〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)
ニンジャスレイヤー(1) 〜マシン・オブ・ヴェンジェンス〜<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)

しかも雑誌連載されたものをTwitterにも連載し、それがtogetterでまとまっている!なんという太っ腹!

>『NINJASLAYER』(漫画)〜目次〜
http://togetter.com/li/562044

小説の方をtwitterでライブ感覚で読むのはイベントっぽい楽しさは解るけど、片手間やながらにせよ結構な時間を拘束されるので、自分は好き勝手な時間に纏めて読むも休憩するも自由なのでtogetterを使ってまとまったのもを読むし、Wikiを参考にして時系列順に読んでいる。

>エピソード一覧/第1部
http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A5%A8%A5%D4%A5%BD%A1%BC%A5%C9%B0%EC%CD%F7%2F%C2%E81%C9%F4

掲載順では中断状態だったり、急に再開されたり、長期に渡って点々と掲載されるものもあるから漏れも出やすいと思うんだよねえ。

>よくある質問
http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A4%E8%A4%AF%A4%A2%A4%EB%BC%C1%CC%E4

>Q. どこから読み始めたらいいかわからない…
http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A4%E8%A4%AF%A4%A2%A4%EB%BC%C1%CC%E4#z60ffd76

>ただし、時系列順に読むとむしろ他の話のネタバレになってしまうエピソードもいくつかあり、一部のキャラは、連載上で初登場したシーンと、時系列順で読んだ場合の初登場シーンではインパクトがかなり違ったりもしています。そうした楽しみを味わいたいのであれば時系列に拘らない方がよいでしょう。

>「他の話のネタバレ」は特に第二部で顕著な傾向ですが、当wikiではそうしたエピソードについては注意書きと共に分割掲載しています。


実際、これのおかげでネタバレはまーいーとしても相当煩わしい思いをした。

>エピソード一覧/第2部
http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A5%A8%A5%D4%A5%BD%A1%BC%A5%C9%B0%EC%CD%F7%2F%C2%E82%C9%F4

特にWikiを纏めてくれているヘッズは

>複数のエピソードと同時進行する「裏話」めいたエピソードも複数存在するため、ホイホイ読み進めるとかえって混乱するかもしれない。


とも気遣って書いてはくれているのだが、並列時系列で別の話が進んでいて纏るという技法はTwitter連載形式ならではとも思うのだが、後で書籍に纏める際に煩雑極まりない事になるだろうと思う。
メディアによって特性が違うのだから当然なのだが、フリーミアムとしては兎も角、ビジネスモデルとしてはTwitter連載小説としては知名度は齎されても収益は連動しないのだから、凝った事をして読む側が煩雑な思いをするよりも、普通にシンプルにやって欲しい。
単行本側を読むときも「あれ?これ出だしの文章が記憶にあると思ったら先に読んでるじゃん!?」って度々思って凄く煩わしい。

そして単行本側にはビジネスの為か独占収録ってものをあったり、Twitter版とは違う表現になっているものもあるのだが、この書籍の場合は比較すると割と顕著にやや別物になっていたのが「ザ・ヴァーティゴVS地底科学世界」だ。

原作者が下記で

>登場人物紹介:タカギ・ガンドー(01)
http://ninjaheads.hatenablog.jp/entry/2015/12/09/131013

>エルリックに対するムーングラム


とまで言っているので、マイケル・ムアコックのエターナル・チャンピオンシリーズの影響は色んな所で散見できるなあとは思ってたんだけど、この作品はパルプフィクションSFの体を借りつつ、凄くエターナル・チャンピオンシリーズのパロディを感じる。まあザ・ヴァーティゴも「エターナルニンジャチャンピオン」らしいかならあ。

興味がある方にはエターナル・チャンピオンシリーズはオススメ!でも井辻朱美の翻訳文は読みづらい上に前のハヤカワ文庫版ではあとがきで平気で裏もとらずに思い込みで嘘書いて、続刊で訂正するような人なのでその辺含めて色々とあまりに残念。挙句が「アリオッチ」→「アリオッホ」だからなあ・・・

メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

閑話休題。

この書籍の頭でザ・ヴァーティゴも「何処から読んでも良い」って言ってるけど、実際は先に読まない方が良いパートはある。特に分冊の上下巻になっている事からして時系列だけでなく、読者に事前に知っておいた方が良い情報は上官側にあるし、更にはこの書籍はキョート編のクライマックスなので、以前の時系列にあった事は先に知っておいた方が感情的な盛り上がりとしても、知識からの整合性からいっても、読解のスムーズさにおいても絶対に良い。

ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【下】 (キョート殺伐都市 # 8)
ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【下】 (キョート殺伐都市 # 8)

2部の時系列では書籍に独占収録が割と先頭の時間軸に多いので「買ってね!」じゃなく「買えよ!」に近い感じもしなくもない。

しかも実際、この書籍で独占収録の「ビフォア・ザ・ストーム」を読んでみれば、あってもなくても別にどうでもいいような感じしか受けない話で、逆にこれは書籍側の特典にはなってないような作品だったりすると尚更なあと。

無料でWeb上で公開されているものをビジネスにする為には書籍側の特典を増やすしかないって考えなんだろうけど、それがWeb公開側の物語自体を解りにくくすることで書籍買えよはあまりに下策だと思う。

オーディオドラマを付ける方が売れるんじゃねえの?
実際、Amazonのランキングではオーディオドラマ付けてる方が売れてる。

というかマンガにDVD付けて売るビジネスももう普通だしなあ。
でもTRIGGERだけはもう2度とやるな!わかるな!?TRIGGERだけは絶対にダメだ。

【Amazon.co.jp限定】ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン 4 殺 (初回生産限定版) (アニメイラスト描き下ろしA4サイズビジュアルポスター付) [Blu-ray]
【Amazon.co.jp限定】ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン 4 殺 (初回生産限定版) (アニメイラスト描き下ろしA4サイズビジュアルポスター付) [Blu-ray]

「がっこうぐらし」のDVD販売成績の大爆死と同じ現象再現だが、ニコ動で再生数が多かろうと顧客層と乖離してるんだから絶対に板は売れない!(「がっこうぐらし」の場合は単行本が10倍売れたので出版社の広告としてのアニメという意味では成功。しかし製作委員会だのはそのつもりではなかったのでは?)

がっこうぐらし!第1巻 (初回限定版) [Blu-ray]
がっこうぐらし!第1巻 (初回限定版) [Blu-ray]

金を持ってないニコ厨がネタとしてワーワー騒いだところで金は落ちて来ない!
バブル期じゃないんだから価格設定的にもDVDやBDは子供達の小遣いで買えるものでは最早ない。
だから紙芝居アニメなんかを作るなんて馬鹿な事はやめて、クロスメディアをやるのならちゃんとしたお金を落としてもらえるリピート視聴に耐えうるクオリティのアニメをやる事だ!
声優の演技は良かったのだから音だけ使って、余湖裕輝=サンのコミックをアニメ化する形でやりなおす事だ!
音といえばアニメ主題歌として書き起こした楽曲をエンディングに使わずにただゴリ押ししてくっつけただけの曲を売ろうとかも愚策中の愚策だ!そのバンドのファンは別だろうけどアニオタなめんじゃねえ!
つーか春から地上波やるんだっけ?数字はどうなるだろうねえ?(苦笑)
とにもかくにもフロムアニメイシヨンの製作関係者はケジメ案件物件だろう。放送でそれが確定になるだけだな。

ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【上】(ドラマCD付特装版)
ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【上】(ドラマCD付特装版)

posted by wolf_howling at 19:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月12日

水墨画プロのテクニック 初心者でもここまで描ける

水墨画プロのテクニック―初心者でもここまで描ける
水墨画プロのテクニック―初心者でもここまで描ける

Excelの時も書いたが、自分は基本教本の類はあんまり読まない。

>世紀末救世主伝説 エクセル関数北斗百列拳 (Gakken Computer Mook) ポチった
http://read.seesaa.net/article/428984678.html

セミナーとか講演見るのは好きだし、そういう席で登壇者に聴かなきゃ解らないであろう質問とかはズバズバする。だが詳しい人に聴けば一番早いのだが万人の時間は限られている。

というか俺の質問に親や教師が碌な正答ができないケースも多かったので(あー今でも、登壇者がぐぬぬ状態になることや、ズバリ聴く内容が詳し過ぎて逆に名刺交換してくれって言われる事も多い。)、ガキの頃から基本は自己解決するのが好きになり、現在では大抵は検索して我流で対応。

だが、これはナンボ検索したりDB参照しても無理っぽいと思ったら書籍を見る。(アナログは検索性に優れない上に、こんななもの金取って売るな!って低レベルのスカも多い現在だとリソース考えてもやりたくない最後の手段。)

だけどなんとなくこれは手に取って良さそうだったのでこうやってレビューもしてる。

何で急に水墨画かっていうと今のシーズンだから年賀状とかそういうのじゃなくて、
そもそも俺は鄭問が好きで東周英雄伝は大型版と文庫版両方持ってる位。

東周英雄伝(1) (モーニングコミックス)
東周英雄伝(1) (モーニングコミックス)

鄭問の水墨画とCGを組み合わせるという技法に学生時代から興味を持っていた。
自分では水彩やペン画に始まり、PC6001のBASICでCG描いたりもやってたが、習字をガキの頃にならってたおかげで墨で絵を描くというのにも慣れていた。

で水墨画をスキャンするのではなくて「CGで水墨画を何処まで表現できるか」ってのも色々試してきた。

古くはPainterやPhotoShopのカスタムブラシから、

Painter 2016
Painter 2016

墨 brush style (design parts collection)
墨 brush style (design parts collection)

SAIやCLIPSTUDIO、FireAlpacaなど色々試してもみるのだが、にじみやかすれになかなか納得が行かない。

ステップアップ式 SAI×Photoshopで描く 背景レッスン ~季節や時の流れを自在に表現する
ステップアップ式 SAI×Photoshopで描く 背景レッスン ~季節や時の流れを自在に表現する

セルシス CLIP STUDIO PAINT EX
セルシス CLIP STUDIO PAINT EX

線画/塗り/ブラシをばっちり解説 ペイントツールFireAlpaca公式ガイド Windows&Mac両対応
線画/塗り/ブラシをばっちり解説 ペイントツールFireAlpaca公式ガイド Windows&Mac両対応

しまいにはCGで納得した再現ができず、間に合わなくては仕方ないので筆ペンでやっつけた事もあった。

ぺんてる 筆ペン ぺんてる筆 中字 黒 XFL2L
ぺんてる 筆ペン ぺんてる筆 中字 黒 XFL2L

しかし、筆ペンもまた水墨画の味を出すのには不十分すぎる。
とはいえ逆にアナログに回帰してみてはたと思ったのが、アナログ側の水墨画側を研究すればCG側に行かせるのではなかろうか?という仮説だ。

そしてこの初心者用教本を手に取ったわけだが、結論から言えばCGのブラシに活かせる要素は無い事が逆に明確化された。

6つの筆法の内、さばき筆についてはブラシを持ちかえれば済む話だが、内脈、片隈、先隈、両隈、元
隈は筆先への薄墨と濃墨の付け方で行う技法なのだと知ったからだ。
どれだけ墨や水を含ませるかというのはCGの色やブラシの持ちかえでは現状再現はできない。
その物理演算だのをCGイラストツールに持ち込む努力をするよりはアナログで描く方が現実的だ。

まあ無理や不可能までは行かないまでも超非効率を合理的に切り捨てる役には多いに立った。

一方で「絵画」の基本内容がCGにも活かせる点が多くそれが収穫だった。

3つのもののレイアウトを主従脇と説明してあったのだが、大友克洋が画集「KABA」で「3つの小石を如何置いた絵を描くかに凄く凝っていた時期があったのだが、結局は目をつぶって背中側に石を放り投げた事に勝てないと悟った」みたいなことを描いていて、あーあれなー、わかるわーと。

大友克洋アートワーク KABA (OTOMO KATSUHIRO ART WORK)
大友克洋アートワーク KABA (OTOMO KATSUHIRO ART WORK)

絵を描くという事を突き詰めれば水墨画だろうがCGだろうが自ずと共通の問題にぶつかる事もあるが、その悩みやブレイクスルーについても応用転用可能なことも当然あるわけだとシミジミ。

川の中にある岩に流れる水ぶつかると流体シミュレーションよろしくこのような流れの方向になってとか、ぶつかった所は軽くよどんで飛沫が立ってとかも水墨画だろうがCGだろうが一緒。

だが「空気を描く」=空白を活かす「描かずして描く」ってのは正に奥義だなと。

リアルな絵で闇雲に画面を埋めてるのを見ると写真でいいじゃんって思うアレだなと。

そして、絵についての「省略」と「誇張」についての再確認も正にその通りだなと。

ラスコーやアルタミラだのの洞窟壁画を手を使って煤という画材で描いていた頃からCGまで、何らかの制限の中で人は絵を描いてきた。そして、画材や条件の中でどのように表現をするかを追求してきたはずだ。

アルタミラ洞窟壁画
アルタミラ洞窟壁画

そして画材や色彩の表現の幅が出来るとともにリアリティの追求に絵画は進むのだが、「写真」というものが現れた途端に絶対に勝てない現実のリアルに対して印象派だの抽象画だので差別化を図った。

そしてCGも最初はドットやワイヤーフレーム、そしてポリゴンとレンダリング、シェーディングを経てまたリアル追求へと進んだ。しかしそれを推し進めた結果はマッドマックスやスターウォーズで「こういうアクションなら実写でいいじゃん」「セットで撮影しよう」にハリウッドもシフトしだしている。

歴史は繰り返すなのだろうが、絵についてもプログラムを同様に動かせば再現できてしまうデジタルだからこそ尚更、画家の技量と差別化で何を生みだして絵だからこそできる「省略」と「誇張」で表現するかという根本が問われ、それが価値になるのだろうと思った。

やさしい水墨画―基本テクニックと作例
やさしい水墨画―基本テクニックと作例

posted by wolf_howling at 06:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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