2019年08月11日

「マクガイバー」第1話

マクガイバー シーズン1(トク選BOX)(11枚組) [DVD]
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「冒険野郎マクガイバー」のリメイク版

冒険野郎マクガイバー シーズン1<トク選BOX> [DVD]
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これ「じっちゃんの名にかけて」なのかな?アーミーナイフは使ってるけど。

VICTORINOX(ビクトリノックス) スイスチャンプ 保証書付 1.6795 【日本正規品】
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冒険野郎マクガイバーは暴力否定主義で、日用品を使って知識と知恵で闘うのがカッコよかったのに、
銃を滅茶苦茶に軽蔑してたのがカッコよかった。
なのに何だコレ?銃は殴るのに使うに留めてるけど、殴り合いや殺人シーンみたいなのがないとTVドラマは成立しないとでも思ってる奴らが制作してんだろ。
例によっての過去の大ヒット作のリメイクはダメになるって事例が増えてるだけだな。

肝心の手元のものを工夫して切り抜けるシーンの時にわざわざ説明テロップみたいなのを入れたりとかウザすぎる。
テクノロジは発達してるのに80年代より映像制作者の知識レベルは低下してるのか?
マスゴミTVも頭悪い番組ほど、過剰テロップだよなー。作り手の知能がアウトプットしたコンテンツには現れるよなー。

侵入するのに指紋認証だなんだって言いながら、
生物兵器の入ったケースを「素手で触ってる」とか、
バカだろ。


衝撃を加えたら割れるって言いながら、柔らかい芝生でなくてアスファルトの道路側に飛び降りたり。
バカだな。確信したわ。

ネット検索して付け焼刃の知識をひけらかしたり、パクリとかやったところで
「作者は自分より頭の良いキャラを描けない」ってこういう所に出ちゃうんだよなー。

普段、走ってない役者は走るのが下手だからそういうのも出ちゃうし、
走ってるシーンも終わったのにカメラアングルがブレブレになったままとか、
製作費もらっても素人集めてるのか?

こんなのでもシーズン2まであるとか、アメリカのメデイアって大したことねえよなー。

マクガイバー シーズン2 DVD-BOX PART2(6枚組)
マクガイバー シーズン2 DVD-BOX PART2(6枚組)

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2019年08月10日の遠吼え
























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2019年08月10日

2019年08月09日の遠吼え






























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2019年08月09日

2019年08月08日の遠吼え




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2019年08月08日

藤子・F・不二雄大全集〔27〕ベラボー

藤子・F・不二雄大全集 ベラボー: 藤子・F・不二雄大全集 第3期
藤子・F・不二雄大全集 ベラボー: 藤子・F・不二雄大全集 第3期

>ベラボー|藤子・F・不二雄大全集 【第3期】|小学館
http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/lineup/berabo.html

秋田書店『まんが王』1968年7月号〜1969年11月号まで掲載された作品。
『まんが王』は冒険王の姉妹誌で1972年に廃刊してるから、打ち切り作品。

だけど、連載時期から解るように
ドラえもんが1970年1月号掲載=月刊誌は1カ月前の号数をつけるので1969年12月からの連作なので、言わばドラえもんプロトタイプの一つだ。

ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)
ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)

本作1話目で主人公である浦島一郎の父親がするマンガ否定の説教台詞に
「大体 今の世の中にだね、
 オバケが出てきたりだね、
 マントをつけた子が空を飛んだりだね、 
 そんなばかげたことがあると思うかい。」

藤子ファンには説明するまでもないが、これはオバQとパーマンの事だ。

オバケのQ太郎 1 (てんとう虫コミックス)
オバケのQ太郎 1 (てんとう虫コミックス)

パーマン (1) (てんとう虫コミックス)
パーマン (1) (てんとう虫コミックス)

オバQは客演までしていて「時代遅れ」「ベテラン」などと自虐ギャグも。
1973年の「劇画・オバQ」の悲哀を早くも感じさせる。

ミノタウロスの皿: 藤子・F・不二雄[異色短編集]  1 (1) (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)
ミノタウロスの皿: 藤子・F・不二雄[異色短編集] 1 (1) (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)

「劇画・オバQ」にも出てくる「オバQ王国」だが、オバQ本編でも土地価格の高騰や空き地がなくなり、子供の遊び場がなくなる等の社会風刺回があったりする。

ベラボーにおいては正にツカミがそれで、
空き地にマンションが建つことになり、宇宙人のペット生物であるベラボーを助けた(?)浦島一郎は、ベラボーの住む地下にある広大な施設を使わせてもらえるようになる。
大人たちを連れてくると、ヤクザが入り込んだりのトラブルも起きるが、施設内のイメージボタンという機械を使い懲らしめ、ベラボーは記憶を操作する能力があるので事なきを得る。
結果、子供達だけの街ベラボータウンをつくる話の運びになる。

藤子Fはドラえもんでも何度か国造りの話もあり、現状国家への不満ストレスから空想での国家運営物語へ何度も繋がっているように見える。

映画ドラえもん のび太と雲の王国
映画ドラえもん のび太と雲の王国

ベラボーは超テクノロジーの持ち主なのだが、広い場所を手に入れて「うんとマンガを読むぞ!」という浦島一郎に「ユメがないな」と言うが
彼がドラえもんと大きく違うのは「世界征服だってできる」とか言ってしまう点!

ドラえもんが、のび太を極端にdisる事は時々はあるけど、基本的にはレアで、時折見せる「きみはじつにばかだな」等の暴言毒舌は、それ自体を意外性からギャグとする位だが、
ドラえもん初期の乱暴な口調の頃はベラボーと割と似た感じなのだ。
1話目のドラえもんは「きみは年を取って死ぬまで、ろくなめにあわないのだ。」とかまで言うし。

ドラえもん 1 (藤子・F・不二雄大全集)
ドラえもん 1 (藤子・F・不二雄大全集)

ベラボーはデザイン的にオバQのO次郎やドロンパのデザイン系列のキャラだが、少ない線数で表情豊かに表現できる優れたデザインだと思う。

非売O次郎オバケのQ太郎景用バンプレストレトロコレクションワンオーナーサイズ約13センチ
非売O次郎オバケのQ太郎景用バンプレストレトロコレクションワンオーナーサイズ約13センチ

オバケのQ太郎 ドロンパ ぬいぐるみストラップ 藤子・F・不二雄ミュージアム限定
オバケのQ太郎 ドロンパ ぬいぐるみストラップ 藤子・F・不二雄ミュージアム限定

藤子キャラとしては「4じげんぼうPポコ」にも似てる。

モッコロくん 4じげんぼうPポコ パパは天さい!ほか (藤子・F・不二雄大全集)
モッコロくん 4じげんぼうPポコ パパは天さい!ほか (藤子・F・不二雄大全集)

読みながら思ったのだが、ポケモンのツボツボってベラボーのパクリじゃね?

ポケモンセンターオリジナル ぬいぐるみ Pokémon fit ツボツボ
ポケモンセンターオリジナル ぬいぐるみ Pokémon fit ツボツボ

浦島一郎のパパの台詞で
「カメを調べるなら動物図鑑の両生類のページを見ればいい」
ってのがあって、当然「カメは爬虫類だモン!」ってツッコミを入れたくなるのだが、

THE MOMOTAROH 2巻
THE MOMOTAROH 2巻

俺はアーケロンは学研の恐竜図鑑で覚えたが、ブロガノケリスはドラえもんで覚えたので、藤子F氏が意図的に爬虫類である亀について両生類というセリフを書いてるのは意図的だと解るんだけど、

アーケロン ビニールモデル(FP-305)
アーケロン ビニールモデル(FP-305)

ZOIDS ゾイドワイルド ZW05 ガノンタス
ZOIDS ゾイドワイルド ZW05 ガノンタス

これ、秋田書店だから通った台詞であって、多分に小学館の学習雑誌なら児童が間違った知識を得てしまうといけないという指摘のもと編集の修正が入って正しく爬虫類と変更されそうだなあと思った。
もっとも、ギャグとしても別に面白くもなんともないので直しておいても構わないと思う。

というか、ベラボーって亀なの?って冒頭からずっと疑問だったんだけど、
最終話である「ベラボーの恋」で、ドラえもんの『すてきなミィちゃん』回と全く同じ展開とオチがあって、
地球の亀を好きになってるので、ちゃんと性別もある生物なんだなと。
(まあソレ言ったらドラえもんやドラミは性別設定してある機械にすぎないので「すこしふしぎ」藤子ワールドでは何の裏付けにもならないかおしれないけど。)

ドラえもん (14) (てんとう虫コミックス)
ドラえもん (14) (てんとう虫コミックス)

「 ドラえもん 」 ドラミ フェイス マグカップ M イエロー 009131
「 ドラえもん 」 ドラミ フェイス マグカップ M イエロー 009131

亀が「ベラボーにはこう見えている」として少女漫画タッチの女の子が描かれていたりもするが、
「美人アンドロイドに大さわぎ」の回では人型を美人としてるのでまあ、そういう雑な設定美観w

でも、その美人アンドロイドは、しずかちゃんやロボ子とも違うタッチ。

フィギュアーツZERO ドラえもん 源静香 約120mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア
フィギュアーツZERO ドラえもん 源静香 約120mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア

ロボ子が愛してる
ロボ子が愛してる

イメージボタンで作った留守番用のコピーロボットみたいなのが、きれいなジャイアンネタだったりするんだけど、デフォルメ的には脇役達は元側が極端なので美形になってるって感じの絵でもなく見える。

ROBOT魂 コピーロボット (1号)
ROBOT魂 コピーロボット (1号)

UDF きれいなジャイアン(ノンスケール PVC製塗装済み完成品)
UDF きれいなジャイアン(ノンスケール PVC製塗装済み完成品)

それもその筈で、ガキ大将のデカ山とかを見た段で多分にそうだろうなあと思ったのだが、
ベラボー・浦島一郎・パパ・ママ以外は明らかに藤子Fタッチより藤子Aタッチの画風で、
脇役や出てくるガジェットなどもアシスタントである、しのだひでお(篠田ひでお)が描いている。

発明・発見のひみつ (学研まんが ひみつシリーズ)
発明・発見のひみつ (学研まんが ひみつシリーズ)

しのだは怪物くんのペン入れを殆どやっていた位でタッチがそのままなので解り易い。
怪物くんは少年画報版が1969年4月、少年キング版が1969年5月に連載終了したので、丁度ベラボーと重なり合ってる連載時期なので影響もさもありなん。

怪物くん ベスト・セレクション 奮闘編 (ビッグコミックススペシャル)
怪物くん ベスト・セレクション 奮闘編 (ビッグコミックススペシャル)

後書きも、しのだひでおが書いている。元々は手塚治虫のアシだったのは知らなかったよ。
手塚が引っ越した跡の並木ハウスを家具までシェアする二人暮らしで借りてて、手塚のいる初台までの間を行き来する経路にトキワ荘があって、酒飲んだり花札やったりの遊びや、藤子Aの参加していた野球チームに入ったりという経緯から、手塚の所で徹夜で仕事した後なのに、当時はまだ赤塚不二夫が自分の仕事しながら石ノ森章太郎を手伝っていた位の頃だったので、ラーメンおごるから手伝ってみたいな形でアシスタントに。
自宅で作業する派だったのに、いつのまにか藤子プロに自分の机があったとも。

昔は藤子Fの方が見かけた時に「おう!」とか声をかけてくれる方で、藤子Aの方は寡黙だったそうだ。
Aの方は「60超えるとキツイ」「70超えると」って会うと言われるそうだけど4、5才違いだそうで年齢は追い越す訳にもいかないw的な事を書いてたので、「…いや、追い越してしまう状況がありうる」と俺は読んでて即時おもったが、やはり締めは亡くなった藤子Fの年齢を追い越してしまったことを書いてあった。

ベラボーにるいてはメインキャラは既に藤子Fが描いてあって、後は好きに描かせてくれたそうで「こんな楽な仕事でいいのか?」って思ったくらいだそうだ。
特に最終回は藤子Fも打ち切りが残念だったようで、逆に凄く描きこんであったとの事。

でも、多分に「不思議な異界からの訪問者が」「高度なテクノロジで主人公を助けようとしてのドタバタ」というパターンは

スラップステイックで抜けてる主人公のQ太郎とも、
ふだんは怠け者だけど、活躍するヒーローのパーマンとも違う。

恩返しをしようとして使う魔法が失敗するジャングル黒べえは1973年作品で、俺はアニメ版大好きなんだけど、裏番組の数字が強かったせいでヒットできなかった。
出崎統も言ってるけど、Aプロとマッドハウスの共作って奇跡の名作だぞ!「ジャングル黒べえ」は。
藤子Fは「破天荒な黒べはあなた」と言ったのはシンエイ動画名誉会長の楠部三吉郎で、楠部曰くは黒べえのキャラ原案って宮崎駿。

>NU SPECIAL INTERVIEW アニメ監督・出崎統氏「ジャングル黒べえ」のメッセージは 今も生きている
https://web.archive.org/web/20040205042319/http://homepage.mac.com/wayang_gamelan/interview/dezaki/index.html

ジャングル黒べえ DVD-BOX(初回生産限定)
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で、ベラボー、ドラえもん、ジャングル黒べえを比べるに

ベラボーは普段はキツイ物言いだが時々弱みをみせるツンデレ型。浦島一郎はマンガ好き、優しいという以外は普通の子。

ドラえもんは普段は温厚で時々黒いw のび太はドラえもんが助け船を出すキャラな為にトコトンまで多方面でダメな子設定。

ジャングル黒べえはジャングルの常識は近代日本での非常識&魔法が使えても失敗が多いドジっ子。佐良利しし男は弱虫だが心優しい。

これを比べるに、「のび太」というキャラの発明がヒット要因として大きく思う。

ベラボーには気が弱いが知恵は働く代和木(よわき)という男の子が出てくるのだが、
彼は、のび太のベース的なキャラの一つであると言っても良いと思う。

のび太にオバQを組ませてしまうと、ただ失敗するばかりになってしまうので、しっかり者のパートナーがやはり必要。
そして浦島一郎や佐良利しし男は、のび太と比べるとインパクトが弱い。

「日本じゅうがきみ のレベルに落ちたら、この世のおわりだぞ!!」とまでドラに言わせる、のび太はベラボーや黒べえをパートナーにしてしまうと、2人とも割と怒りっぽいし過激なので「流石にやってられない!」って言った後には特訓とか始めてしまいそう…。

ベラボーは、わざと助けないで、一郎が自分だけで解決できるかどうかを隠れて見守る点で、ドラえもんのように甘やかしすぎないタイプ。
黒べえは魔法はあんまり成功しないが、割と暴力で解決するケース多しw

時々は毒も吐くものの、なんだかんだで面倒見が良く、助けてくれる頼りになるドラえもんと、のび太の組み合わせだからこそ大成功したのだろう。

でも、藤子Fが宮崎駿との対談で、のび太が成長しないのが面白いというパヤオに対して、
成長できないのが「作者としても多少苦しい」とまで言ってたので、

映画天空の城ラピュタGUIDE BOOK復刻版(ロマンアルバム)
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クール延長しない前提企画だったら、ベラボーみたいなキャラが成長する主人公のパートナーになる作品とか、現代の時流ならアリじゃね?

というか、ベラボーを底本にしてドラえもんの何話かは成立するんだから、
ドラえもんを底本としてベラボーに置き換えるとかも、また可能だなーとかも思った。

地球は未開で野蛮とか、こんなの子供用のオモチャとか、割と上から目線だったりもするのに、
喧嘩して独りぼっちになったら寂しくて泣いたりするギャップも持ってるし。

原題なら大いにアリじゃね?

アニメ化するネタがなくて1クールでラノベ使い捨てするか、リメイクばかりなら、
ベラボーとか古典の発掘してアニメ化をやってくれよ。

っていうか、シンエイ動画にそういう企画たてる人いないの?

ベラボー 藤子・F・不二雄大全集 第3期 (藤子・F・不二雄大全集) [ 藤子・F・不二雄 ] - 楽天ブックス
ベラボー 藤子・F・不二雄大全集 第3期 (藤子・F・不二雄大全集) [ 藤子・F・不二雄 ] - 楽天ブックス

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2019年08月07日の遠吼え












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2019年08月07日

2019年08月06日の遠吼え


















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2019年08月06日

2019年08月05日の遠吼え






























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2019年08月05日

オーソン・ウェルズのフォルスタッフ(1965年)

オーソン・ウェルズのフォルスタッフ DVD HDマスター
オーソン・ウェルズのフォルスタッフ DVD HDマスター

ウィリアム・シェイクスピアの「ヘンリー4世、第1部&第2部」を底本にして、

ヘンリー四世 第1部
ヘンリー四世 第1部

オーソン・ウェルズ監督脚本主演でフォルスタッフを主人公にした作品。

だけど、ハル王子=ヘンリー5世って、親父を手伝って若い頃から戦争にも参加して16歳で顔面に矢を受けて死にかけた位には現場叩き上げの人物で、シェイクスピアが放蕩息子キャラにしたのはフィクション。

フォルスタッフは創作上の人物なんだけど、実はモデルがいて、
ヘンリー5世の盟友だったのに謀反を計画したとされるジョン・オールドカースルだ。
初演時にはその名で、後から修正したものにも形跡は残ったままなのだが、
オールドカースルの子孫が宮内大臣になるウィリアム・ブルック男爵だったので、
それにシェイクスピアは慌てて「忖度」して別の軍人ジョン・ファストルフの名前に寄せて変名した。(ジョン・ファストルフは子孫がいなかった。)
そのため、第2部エピローグの締め口上では
「オールドカースルは殉教したので、これはその男ではない」
とまで言わせてる。

1598年の段でも「表現の自由」と名誉毀損問題はあったわけだねえと。

でも劇中のフォルスタッフはエリザベス1世が気に入って、彼を主役にした『ウィンザーの陽気な女房たち』が続いて手掛けられている。

ウィンザーの陽気な女房たち (白水Uブックス (18))
ウィンザーの陽気な女房たち (白水Uブックス (18))

でもまあ創作キャラのフォルスタッフ自体は陽気なキャラなので、用途としては『ウィンザーの陽気な女房たち』の方が向いてるかなー。

エリザベス朝当時の『ヘンリー4世 2部』や『ウィンザーの陽気な女房たち』の評価は芳しくないらしいけど、中途半端な感じを受けたんだろうなあ。
オーソン・ウェルズがアレンジしたこの映画でも、なんかフォルスタッフは確かに浮いてるよねー。

シリアスな物語の中で嘘吐きの自堕落ジジイをギャグキャラとして持ち込もうとしても、
ただの「イタイ奴」になっちゃうよなあ。

なので、フォルスタッフが出てる個所だけどカットして編集し直したくなるくらいに観ててイライラする。
多分にオーソン・ウェルズの狙いや意図も其処なんだろうけど、それ時間と金使って観るエンタメには自称アートは向かねえんだよなー。

いっそ宮廷駅だけに割り切った内容にした方が全然面白いし、観る時間も半分も掛からない。

シェイクスピアが『ヘンリー五世』で描いてる内容と被らない時節なので、

ヘンリー五世 (白水Uブックス (19))
ヘンリー五世 (白水Uブックス (19))

「ハル王子」とかってタイトルで。

そしたらオーソン・ウェルズの出番をゼロにする事になるけどW

でも映画観ててホントに邪魔癖えんだよこのデブジジイが!

宮廷内の映像はモノクロ作品なのに光の使い方が凄く上手いし、
シュルーズベリーの戦いでの騎士集団のランス突撃や、白兵戦でのメイスやモーニングスターを使用しての殴り合いシーンとか結構な迫力。

なーのーにー。其処を隠れたり逃げ回ってるだけの臆病デブ鎧…。
突然、そこだけモノクロの「がんばれロボコン」の着ぐるみ動きを観てる気分にされる…。

がんばれ!!ロボコン DVD-COLLECTION VOL.1
がんばれ!!ロボコン DVD-COLLECTION VOL.1

折角の戦闘シーンでも騎士が乗馬するシーンで、ロープで木の上からぶら下げて鞍の上に降ろすって描写は如何なものかと思った。
だってデブ騎士フォルスタッフのロープが切れるコントの為だけの演出だろと。

オーソン・ウェルズの演技は舞台がかってる割とオーバーな芝居の部類なんだけど、
宮廷シーンはそれでも、王侯貴族のやり取りシーンだからそれっぽく見えてOKだし、
一騎打ちを除いてバトル個所は結構な数のエキストラと、細かいカット割りの御蔭で目まぐるしいシーンの出来。

というか冒頭から結構、細かいカット割りで台詞を話している人物クローズアップを切替える技法が多い。

「トラ・トラ・トラ!」のリチャード・フライシャーは日本側の監督の撮影や映像はフィルム節約の為にカット割りが細かすぎる、
引き構図で場面として長回しして撮るべきだのぬかしてたんだけど。
逆にTVドラマとかの手法では台詞ごとでの顔のアップ切替スタイルはむしろアタリマエで、
リチャード・フライシャーの部隊っぽい映像の方が古臭く見えるのは皮肉なもんだ。

>「トラ・トラ・トラ!」 CG無い時代だからこその迫力
http://read.seesaa.net/article/468453884.html

日本人は小津安二郎作品みたいなああいう細かいカット割り映像にずっと慣れてるから、逆に違和感ないんだよねえ。

小津安二郎 大全集 DVD9枚組 BCP-027
小津安二郎 大全集 DVD9枚組 BCP-027

『トラ・トラ・トラ!』は1970年。
『オーソン・ウェルズのフォルスタッフ』が1965年。

製作費のスケールが3300万ドルと80万ドルとあまりに違うとはいえ、たった5年でここまで差が開くってのも印象的。

カンヌ国際映画祭で、20周年記念賞と技術大賞を受賞してるとはいえ、

元々は1939年のブロードウェイ舞台や1960年にアイルランドでの企画で大コケしたのを映画にしようとして、
スペイン映画プロデューサーであるエミリアーノ・ピエドラに「宝島」を撮影するからって「嘘を言って、この作品の製作費を都合させた」そうだし、

宝島 (岩波少年文庫)
宝島 (岩波少年文庫)

追加予算を引き出すためにカラー作品にするとまで言ってたとなると、
オーソン・ウェルズがフォルスタッフ並の大法螺吹きだった証拠となる映画だなと。

更には版権のゴタゴタで揉めて2015年になってからやっとDVDとBlu-rayになったんだとさ。


オーソン・ウェルズのフォルスタッフ Blu-ray
オーソン・ウェルズのフォルスタッフ Blu-ray

posted by wolf_howling at 07:53 | Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ターザン2(2005年)OVA版

ターザン2 [DVD]
ターザン2 [DVD]

はいクソ〜!

ディズニーのターザン前日譚だけど、アレ自体面白くもなんともねえ作品だからなあ。

ターザン MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
ターザン MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

ターザンの育ての母であるカーラ以外のキャラが性格が悪い奴しかいない!
そして出てくるキャラクター達は殆どゴリラなんだけど、
ゴリラはアメ公ほど性格悪くねえだろ(苦笑)

ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」
ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

台詞も2割方は「ワー!」ばっかり。

キャラに魅力がなくてシナリオがダメ。
約束を守らないのに他者に依存するターザン。
トラブルメーカーが自らが招いた危機から他者を助けた所で、
この冒頭に描かれてる事の裏付けになってしまっているだけ。

つまりはトラブルメーカーがいなければ事件が起きていないから、マッチポンプ的に事件を解決された所でめでたしにはならない。
ターザンがいなければ危ない目に遭わないで済んだ者が多いじゃん!

出来の悪いシナリオ作品で、どんなに作画を綺麗にしようと無意味!

それはただの映像であって、映画という総合芸術の娯楽コンテンツではない!

既に90年代のディズニー作品や日本アニメでも傾向は見られたのだが、作画に力を入れる一方で脚本、文芸があまりにおろそかで、作品というのも相応しくないようなのが量産され、コンテンツ数は増えたものの、名作と呼ぶに相応しい完成品は年に1本もない状態だ。

ここでデジタルテクノロジの発達が映画を良くすると勘違いしている多くの者がいる。

簡易な撮影や合成、ノンリニ編集は制作時間を短縮し、コスト削減につなげる事もできるだろう。

「映像編集の考え方」 〜経験と映画から紐解く〜 第一版
「映像編集の考え方」 〜経験と映画から紐解く〜 第一版

だが手描きのアニメだから売れないのではなく、3DCGと莫大な製作費&広告宣伝費をかけているから名作になるわけではない。

このOVA版ターザンでもデジタル合成シーンはある。

つまりは「物語」がダメなら、どんなに絵が綺麗だろうが、ヌルヌル動こうが「つまらない」=駄作でしかない!

ターザン&ターザン2 3枚組限定セット (初回限定生産) [DVD]
ターザン&ターザン2 3枚組限定セット (初回限定生産) [DVD]

posted by wolf_howling at 03:47 | Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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