
ゴルゴ13(119) (ビッグコミックス) - さいとう・たかを
『白龍昇り立つ』
脚本協力:横溝邦彦
クライアントがダライ・ラマ14世なので、流石に暗殺の依頼ではないのだが、

ダライ・ラマ自伝 (文春文庫 ラ 6-1) - ダライ・ラマ, 山際 素男
ゴルゴが
>わかった引き受けよう・・・
って言った後に
>それと・・・これは、依頼ではありませんが・・・・・・あなたの帰路に、迷える者が、現れるはずです
これは、 “予知”です・・・願わくば その者を、 救済してください・・・
だの言われても、依頼じゃないのならオマケやサービスなんてしないのもプロフェッショナルだろ!
プロなら「別料金だ」もしくは「後付けで追加要求をしてくるのなら、この案件自体を引き受けない」の何れかでで終わりだろ。
とはいえ、本作は極限地帯でのバトルサスペンスはなかなかな内容に加え、登山については結構にちゃんと調べている。
本作は1996年初出なのだが、作中に名前が挙がる
>世界に評価された日本人が二人
とあり、「フリークライミングの平山」とは平山ユージのことで、

ユージ ザ・クライマー―世界最強のクライマー平山ユージのライフストーリー - 羽根田 治
「冒険登山家の山野井」というのは山野井泰史だろう。

ヤマケイ文庫 アルピニズムと死 ぼくが登り続けてこられた理由 - 山野井 泰史
自分にはゴルゴが武器にする物や利用する環境とかは察しがついて当たってしまったが、ゴルゴがここまでピンチになる話はシリーズ内でも憂くないし、高山という特殊環境縛りでのバトルだったとしても久々の強敵だったと思う。
『間違われた男』
ながいみちのり脚本協力の作品は駄作だらけで、本作も「投げっぱなしラストかよ。この後はどうなったんだよ」と言いたくなる。
巻き込まれ導入サスペンスにしてもヒッチコックの『北北西に進路を取れ』などなどのパクリではあるものの、

北北西に進路を取れ(吹替版) - アルフレッド・ヒッチコック, アルフレッド・ヒッチコック, ケーリー・グラント, エバ・マリー・セイント, ジェームズ・メイスン
ゴルゴの膨大な話数のでコメディ的なものを公式がやった型破りだけは評価されると思う。
『間違われた男』に対してマフィア達が
>超一流のプロというのはあんなものですかね?外見的には、まるで普通人だ…
>だが、気の配りや目付きが、違う! やはり端々にそのすごさを感じる!
さすが聞いていた通りの男だ、ゴルゴ13は・・・
とか、
>すごい集中力だ。もう自分の世界に入っちまってる!こんなところが俺たちと違うんだな・・・・..
だの、ここぞとばかりに笑いを誘うセリフをぶち込んでくるw
でも、ゴルゴ13でギャグ回を何度もやってしまったら作品が台無しになってしまうので、一度きりの禁じ手を使ってしまったともいえる。
1996年12月の初出作品なのでバブルの余韻という感じか?
『臆病者に死を』
脚本協力:国分康一
爆弾処理をテーマにしていて、これも結構に下地調査をしているし、爆弾の仕掛けアイディアも攻略パターンも複数あるなかなか。
パンナムの倒産原因となった103便事件とか、ユナボマーあったなあ!っておもった。

SKYMARKS 1/200 パンアメリカン航空 PAN AM B747-100 JUAN TRIPPE

ユナボマー爆弾魔の狂気 - ナンシー ギブス, 田村 明子
でも、
>電子メールだってっ!!くそっやられたっ!!!
パソコンを使われては、声紋も確認できやしないっ!!!
というセリフにはIT知識がさしてない事が明確な欠点!
声紋をとったところで、合致するデータがCIAのデータ中に「たまたま存在」して。容疑者が誰なのかの推測はできるにすぎない。
でも、メールならヘッダ情報からドメイン情報や経由したサーバとか、よっぽど色々と情報を引き出せるんだけど?
ゴルゴ13(119) (SPコミックス) [ さいとう・たかを ] - 楽天ブックス

