
ゴルゴ13(122) (ビッグコミックス) - さいとう・たかを
『リスキー・ビジネス』
脚本協力:横溝邦彦
本作は割と当時のロケット開発競争の概要をソコソコ調べて纏めてある。
1996年に最初の打ち上げに失敗したのはアリアン501で原因はエンジン制御ソフトのバグだった事も既に判明している。
本作ではNTTならぬNNTがガラケーを中国に売り込むための通信生成打ち上げの為にH-I2Aロケット開発に5000億円をだすという設定だが、実際に昨年2025年まで現役だったH-I2Aロケットは1996年に始まった研究開発費はトータルでも1532億円。
1発の打ち上げに85億円 - 120億円なので、このマンガの原作者である横溝邦彦の見積もりは本物のH-I2Aロケットのコスパを相当に舐めてた結果になったw

国産ロケットはなぜ墜ちるのか - 松浦 晋也
とはいえ、作中ではタイ人の企業家から記者への説明があるのだが、これが非常に的確だ。
>アメリカには豊富なロケットがある。特にデルタ2ロケットは確実で、 実績もN01ね。価格は約一〇〇億円。
一方、スペースシャトルは割高で、 軍事と実験用ですね。
>ヨーロッパ共同体のアリアンは素晴らしい実績を持ち、 商業用ロケットとして、一番有名ね。価格は約八〇億円…。
>ロシアにはソユーズとプロトン。長年の歴史と実績があり、 値段も四〇億と格安です。
>中国には長征ロケット・・・急激に発展しているし積極的に打ち上げたい。価格はロシアとだいたい同じね。
>日本のHー2はアメリカのスペースシャトルと同じく、液体酸素と水素で推進する高度な技術ね……価格が、 一二〇億円です。
>五つのロケットはどれもニトンの衛星を、軌道に乗せる能力があります
>打ち上げ基地では
アメリカはフロリダ・ ケープカナベラル…北緯三十二度…
ヨーロッパはアフリカのギアナ領。
そして、ロシアはバイコヌール。
中国は、ゴビ砂漠と西昌。そして、「日本の種子島も北緯三十度・・・ロシア以外はどれも緯度がほぼ同じ…
静止衛星打ち上げは赤道に近いアリアンがやや有利だが、各国のロケットにも長所と、短所があります
アリアンは先日立て続けに失敗している。
ロシアも財政難で技術低下
中国も昨年の打ち上げ時の爆発は、テレビでも放映されたよ…
そしてアメリカのデルタ2は、先月皆さんもご存じの通り、これも爆発事故を起こした!
そして、日本は価格競争では一基一二〇億と、一番高額でしたね!
ところが、日本はコストダウンに成功し、新型H-2Aは、一〇〇億を切る価格になったし、ここ数年で唯一失敗がありません。各国のロケットが、まるで、悪夢の連鎖反応を起こしている中、H-2Aは最後の砦として、高く評価されます。
H-2Aは昨年に最終号機の50号までが打ち上げられたが50回中49回成で成功率は98%という好成績だった。

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で、ロケットの打ち上げに絡めてゴルゴの活躍のさせ方もなかなか。
陰謀を巡らせていた連中が多かったので、久々に複数人の眉間に孔をあけてたが、撃ってしまうことはゴルゴの腕からすれば容易いのと楽な筈にも関わらず、余計な命を奪わないゴルゴが描かれていた演出も良かった。
ここのところ数巻に渡る範囲で駄作だらけだったので、読み進めながらイライラしっぱなしだったのだが、久々にマトモに褒める事ができた回。
『PROFESSIONAL』
ゴルゴの駄作脚本協力といえば、ながいみちのり。
本作もレビューに能わない。
『アム・シャラーの砲身』
そして、もう一人の駄作脚本協力:熊坂俊太郎
本作のクソ内容っぷりはフセイニとやらにイラクを帝国だのまで作中で呼ばせている事からも明白!
湾岸戦争はイラクは大量破壊兵器なんて持ってなかったのに、アメリカが嘘の因縁つけて大量虐殺をしただけだったろが!

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イラク戦争-ブッシュ政権が隠したい事実: 元国連大量破壊兵器査察官スコット・リッターの証言 - ウィリアム リバーズ ピット, スコット リッター, 星川 淳
熊坂俊太郎の頭部には脳ではなくクソが詰まってるんじゃねえの?と思うようなセリフが多すぎる!
>オウム真理教の地震兵器にヒントを与えたニコラ・テスラとともに今世紀を代表する異色のサイエンティスト。
だの。コイツ、AIどうのだのタイトルつけた回だのも担当してて、ニコラ・テスラがどういう人物かも知らねえバカじゃねえの。
オカルト書籍だので仕入れた愚にもつかないウソを信じる情弱かよ。

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