
チカーノKEI〜米国極悪刑務所を生き抜いた日本人〜 1 (ヤングチャンピオン・コミックス) - マサシ, KEI
昨日のエントリで
>ゴルゴ13 第125巻『人質HOSTAGE』『血まみれの刑務所』『略奪の森林』
https://read.seesaa.net/article/520322304.html

ゴルゴ13(125) (ビッグコミックス) - さいとう・たかを
>ヤンチャンWebで更新を追っかけて読んでる「チカーノKEI〜米国極悪刑務所を生き抜いた日本人〜」ってマンガがあるのだが、プリズンものとして内部での人種グループ抗争や獄中なのにどうやってブツを調達しているかの描写は色々と興味深い。
特にバトルマンガだと「なんでケンカまで正々堂々の1対1で素手戦闘をしなきゃなんねえの?」と常々バカ臭く思う俺からしたら、ジェイルナイフや手製武器での「容赦ない殺し合い描写」は他に類を見ないので楽しんで読んでる。
コレも区切りのタイミングでレビュー書かないとなあ。読んでてつまんないゴルゴなんかより紹介レビュー優先度は高そうだし。
と書いたので、補足。
チカーノというのはメキシコ系アメリカ人のこと。
ザックリ概要はアメリカの刑務所に入った日本人ヤクザがヒスパニック系のチームに所属することとなり、仲間との調整や交流、プリズン内でのグループ間抗争で活躍する話。
ヒューマンドラマが敵対相手側やヴィランにもある過去編みたいな事もあるんだけど、
ぶっちゃけ犯罪者なんて誰かしらに迷惑かけて刑務所にいるんだから、ソイツラの過去どころか、キャラクターの生き死にすらも俺は興味はない。
グループ達の「殺し合い」が最大の見せ場。
キューバ人をチームに入れての野球や、幹部仲間のボクシングとかも抗争のインターミッションとしてはあるものの、がぜん盛り上がり方が別物。
今回の抗争では誰が生き残るかとか俺の予想はハズレたことはない展開だけど、なんというかゲームのコマの展開予想みてえな娯楽として俺は活用してる面もある。フィクションのキャラだからどんだけ死んでもリアルの人命に関係ねえしw
御都合のファンタジー作品以外でバトルを描く場合、殆どがケンカにしても素手同士で、正々堂々の1on1みたいな作品しかほぼない。
そんなパターン物が溢れかえってる中で、本作は刑務所内での組織抗争での「容赦などない殺し合い」なので、リアル系マンガとしてはかえって珍しい気がした。
武器戦闘や武器格闘をちゃんと描いてるマンガはホントに少ない。殆どが素手格闘ばかり。
とはいえ場所は刑務所内なので、武器は何でもアリにはならない。
だが、ジェイルナイフやビリヤード球を靴下に入れたブラックジャック、鉄パイプ類を使って、相手の急所を容赦なく突きさし、叩きのめす。
一応、主人公は素手の場合は空手ベース、相棒はボクシングベースで、敵にはジークンドー使いの黒人とかもいるので、武術アクションとしても幅は割と広い。
ホントに繰り返しになるけど、マンガ作品は読み切れない程に溢れかえっていても、
武器使用で相手の命を奪う前提の殺し合いってほとんどない。
武器術を使ったバトルものの殆どはファンタジー作品や時代劇の剣術で、しかも大抵は雑魚を主人公が御都合で一方的に倒してオワリみたいなバトルギミック皆無の空っぽ作品が殆どだ。
敵を手製のジェイルナイフで何度も執拗に容赦なく刺して、互いに傷だらけ血だらけになりながらの戦闘とかは、チャンバラの中にはない泥臭さのリアル迫力は特筆の形で圧倒的な作品だ。
囚人達の金儲け方法や、禁止されている場所でのタバコや麻薬の調達を如何に刑務所内でやるのかみたいな事もリアルに描かれてはいるが、
塀の向こうでの生活ノウハウなんて、生涯実戦する必要もない知識なので正直いらないw
とはいえ、抗争は盛り上がるにせよ緩急のメリハリは必要なので、ずーっと殺し合いしてるわけにもいかない。
シリーズ構成が難しい作品だよなあとは思う。

ニッポン監獄事情: 塀の向こうの閉じられた世界 (平凡社新書 151) - 佐藤 友之

チカーノKEI〜米国極悪刑務所を生き抜いた日本人〜 19 (ヤングチャンピオン・コミックス) - マサシ, KEI

